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人生で初めて失神した話

突然ですが、今までに失神したことがある方はいらっしゃいますか?

スポーツをやってる方や持病がある方ならすでに何度も経験されているかもしれません。

私は恥ずかしながら人生35年目にして初めて、失神を経験しました。なんかすごい新しい感覚だったので、備忘録的に記録しておこうと思います。

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あれは今週のある日。その日は朝から微熱があって、でも薬を飲んでいれば動けるレベルではあったので、昼から仕事をしていました。

移動があり、帰りは有楽町線で帰宅。そしたらなんかおかしい。すごい視界がぶれる。胃が痛い。気持ち悪い。めちゃ寒い。ものの20分ほどの乗車だったのに、急激に体調が悪くなっていきました。

よぎったのは「げ、コロナだったら、胃腸炎だったら、ノロだったら(全部人に移すと申し訳ないやつ)...」

なんとか最寄り駅で降りて、さぁ歩こうと思ったら視界が歪みまくり。どうした異世界にでも来たか。この感覚は...懐かしの飲みすぎて急性胃腸炎になったときに怒るめまいと一緒だな(元のんべぇなので、急性胃腸炎とはお友達でした)。

とりあえずベンチで休むも、座ってるのもしんどくて、もはや横になっている状態。他のお客さんは全然気づかず去っていく。あぁ東京らしいわ。

少し落ち着いたので、いざ改札のある地上階へ。気合いでエスカレーターに乗ったものの、体は上に運ばれているはずなのになんだか地を這いたくなる。

エスカレーターを降りたところで「これはやばい、倒れるやつ」と冷静に思い、エスカレーター横の壁へよっかかった...

...
...
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つもりが、気づいたらめちゃくちゃ床にいました。

床ってひんやりして気持ちいいー。わーい。とか思っていたら、なんか油くさくて、「そうだよね、駅の床だもんね」と思って起き上がり。でも視界が余裕で白くてメルヘンなので、とりあえず座り込むのが限界。

たぶん気を失っていたのは長くて1〜2分だと思います。ラッシュの時間帯だったので、さすがにそんなに寝ていられないはず。

そうしたら韓国人ぽい女性が駆け寄ってきてくれたので「駅員さん呼んでもらえますか?」とお願いしたら、日本語があまりわからなかったようだけどしっかり駅員さんを連れてきてくれました。まじありがとう。私は君の優しさに救われた。

もう一人優しそうなおっちゃんも「運ぶの手伝いますよー」と来てくれたので、おっちゃんには荷物を持ってもらい、駅員さんに車イスを用意してもらって、駅の外へ。ベッドがなかったので、車イスを衝立で見えなくしてもらい(それでも丸見えだったけど)、少し寝る。

で、なんとか歩けるほど元気になったので、えっちらおっちら歩いて帰ったのでした。


家でも立っていられなかったので速攻ふとんに入り、寝ました。息子に定期的に起こされるし、メールやチャットにも返信しなきゃだったので、なるべく起きようとするんだけど、もうからだが「もう寝なさい!!!」と強制的にシャットダウンするかんじ。

何度か再起動とシャットダウンを繰り返しながら、ネット上では平然と過ごしてその日を終えました。

でもすごいお腹が痛くて寒気もひどかったので、救急外来や救急車を考えたけれど、息子も体調不良だったので旦那とセットで置いていくしかなく、それを考えると心もとなくて。小さい子がいる家庭って体調崩すとやっぱ大変なのね、と他人事みたいに思ったり。

翌日に病院に行って、不整脈でないことは確認できたけれど、あとは血液検査の結果待ちです。

そんなわけで特にオチも何もないのですが、初めて失神した話でした。

失神はけっこう怖かった。自分が「壁によっかかろう」と思ったのに、現実は「床に落ちている」わけで。この連鎖していないかんじ、記憶がぶつ切りな感じがあまり好きではないなと思いました。

あと、失神の原因はしっかり調べた方がいいそうです。必ず医師の診察を受けてね、とお医者様から言われました。失神ってどんなに短くてもやっぱりよくないことなんだなって、改めて実感。

最後に。いつも仕事に家事育児にと頑張っている方、まじでご自分のからだをお大事にしてください。今数日間寝込む感じで、けっこう仕事面でもメンタル面でもしんどいです。この先の働き方を考えるいいきっかけになりました。ご自愛だいじ!ではでは。

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