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アーユルヴェーダとアンチエイジング アカリ・リッピーさんの講演会にて

土井あゆみです。

アーユルヴェーダを通じて1万人以上の体質改善を行ってきている、アーユルヴェーダセラピストのアカリ・リッピーさんの講演を聞かせていただき、とても学びになる内容だったのでシェアできればと思い、まとめてみました。

アカリ・リッピーさんとは?
アーユルヴェーダセラピストとして活動されており、英国アーユルヴェーダカレッジを卒業後、本場スリランカで修行し、高級ホテルのセラピストとしても勤務後、日本に戻り、これまでに1万人の体質改善を行っているそうです。
著書に『アーユルヴェーダが教える せかいいち心地よいこころとからだの磨き方』など


アカリ・リッピーさんがアーユルヴェーダに出会ったのは、外見のコンプレックスを何とか変えたいと悩んでいた最中。

日本ではリラクゼーションやエステのイメージが強いですが、スリランカでは医大で6年間の勉強が必要な医療の分野なのだそうです。予防医学にはじまり、さまざまな分野で心と身体の健康を目指し、人生哲学も学べるアーユルヴェーダの奥深さに魅せられたのだそうです。

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アンチエイジングには、まずデトックス!

アーユルヴェーダには、若返り科(ラサアナヤ)という分野があります。
ラサ=栄養、アナヤ=行き渡るという意味で、つまりは栄養が行き渡る体に戻すこと。

そこでとても大切にされている考え方は、まずデトックスをして、身体の毒をいったん出し切ってしまうことです。汚れている身体には栄養が入らないため、いったん綺麗にした上で、栄養を入れていくことが大事なのだそう。

そのために、オイルマッサージやハーブを使ったり、ファスティング(断食)などでデトックスする方法がとられています。
また、普段から出来ることでいえば、なるべく化学製品ではなく、ナチュラルなオーガニックのものを食べるようにすること、お腹が空いてから食事をとることなどは、取り入れやすいかもしれません。

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体質を知って自分に合った方法を

アーユルヴェーダでは、自分の体質を知り、それにあわせて改善を行なうことが重要とされています。身体の生理作用を自然に例えており、大きく下記の3つのうち、どのエネルギーが強いかによって、体質を分けて考えています。

①ワータ(風):運動エネルギー(血液)
細身、身長は高いか低いか極端、乾燥肌、シワができやすい、アンバランスな体型、便秘になりやすい、ガスがたまりやすい、不安感・不眠ぎみ、考えすぎることがある、疲れがでやすい など

②ピッタ(太陽、炎):消化エネルギー
中肉中背、赤みが出やすいニキビ肌、毛穴が目立ちやすい、やや筋肉質、下半身太りしやすい、薄毛・白髪になりやすい、イライラしやすい、きつい言葉になりがち、完璧主義・ワーカーホリック など

③カパ(月、水、土):結合エネルギー(アミノ酸から筋肉を作る、体内の水)
ぽっちゃり、肌・髪は強い、むくみが出やすい、太りやすい、うつ・無気力になりやすい、変化への不安、過去への執着が強い など

こうしたそれぞれの特徴にあわせて、食事のとり方や注意したほうがいいこと、気をつけるべき生活習慣などがあるので、気になる方は専門家に見てもらうといいでしょう。

また、この特徴は必ず1つに絞られるというより、その3つのバランスによるものなので、ケースバイケースで対処していくことも大切です。

自分を知り、自分に合った方法でより良い生き方を追求するアーユルヴェーダは、とても奥が深く、現代の日常生活にも取り入れられるものです。より多くの方のお役に立てるよう、私も引き続き学んでいきます。

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