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美容・健康の観点で気をつけたい食事のポイント

土井あゆみです。

これまでアーユルヴェーダやヴィーガンなどさまざまな美容・健康に関わる話題に触れてきました。

今回は、ダイエットの際に目に留まりがちな「カロリーゼロ」「カロリーオフ」の食べ物について触れていきます。

カロリーゼロの食べ物には何が入っているのか

カロリーゼロ、カロリーオフと聞くと、ダイエットに良さそうな気がするので健康的なイメージがあるかもしれません。
コンビニスイーツやスーパーのデザートコーナーにも、カロリーゼロのゼリーやお菓子が販売されていますよね。

ではその「カロリーゼロ」の食べ物には何が入っているのか、ご存じでしょうか。

それは、「甘味料」です。

甘味料は、食品に甘みを加える調味料で、食品衛生法による食品の表示では「食品添加物」に分類されます。

甘味料には、天然甘味料と合成甘味料があります。

その2つのうち、合成甘味料とは食品に存在しない甘味成分を人工的に合成したもの(人工甘味料)のことをいいます。

ゼロカロリーの甘味料は、この合成甘味料に当たります。

参考:食品添加物 |厚生労働省

カロリーゼロなら太らないのか

では、カロリーゼロと表示されている食品なら、食べても太らないのかというと、そうとも言い切れません。

厚生労働省によると、それぞれ下記のような表示基準があります。

・「低カロリー」、「カロリーひかえめ」等 の表示
食品 100g(液状 100ml)当たり 40kcal(20kcal)以下であること

・「ノンカロリー」、「カロリーゼロ」等
食品 100g(液状 100ml)当たり 5kcal(5kcal)に満たないこと

参考:特別用途食品と栄養表示基準における低ナトリウム表示等の取扱い
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/02/dl/s0205-2b.pdf


そのため、カロリーゼロの食品であっても完全にゼロではありません。

また、近年の研究では、ゼロカロリーでも太るという研究結果が出ているそうです。

人工甘味料により血糖値が上がり、インスリンが分泌されることで、体内に脂肪を蓄えてしまうため、逆に太るとも言われています。

カロリーのみを気にすることが良いとも限らないということでしょう。

自然のものをバランスよく食べましょう


添加物や合成甘味料に対しては、様々な意見があります。

食べ物が腐らないようにするための防腐剤など、現代社会に必要なものも多々あることは事実です。

ですが、そもそも人類が進化し生きてきた過程で口にしていたものは、自然界にあるものでした。
ところが、化学の発達により、人工的なものを食べるようになりました。

自然界からとれるものを、バランスよくいただくことが消化にもよく、身体本来の状態に近いのかもしれません。

美容のためにも健康のためにも、無意識に食事をするのではなく、何をからだに取り入れるかを考えながら食事をしたいですね。


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