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改めて気づいた対面で仕事をする楽しさ

コロナ禍ですっかり当たり前になったリモートワーク。コロナ前はフリーランスの方や、一部の先進的な企業でしか実施されておらず、「在宅ワークは現実的に無理」という雰囲気の会社も多かったように思う(リモートワークではなく、在宅ワークと呼ばれていた気がする)。ところが、世の中的にリモートワークを行わざるを得なくなると、あら不思議!何の問題もなく業務が進むではないか。

コロナ禍は苦しく辛いことも多いが、リモートワークの推進だけは、プラスの副産物であったように思う。これがなければ、「実際に顔を合わせてコミュニケーションを取ってこそだ!」という昔ながらの風潮のもと、いつまでもリモートワークは進んでいなかったように思う。長い通勤時間をカットして家事や趣味に時間を充てられたり、地方在住の方が都心の仕事を請け負うことができたりと、アフターコロナでもリモートワークを続けるメリットはたくさんある。

しかし、リモートワークにすっかり慣れた今だからこそ、改めて実際に顔を合わせて仕事を行うことのメリットも再認識している。いくらオンライン上で会議を行うことができるとは言っても、やはり実際に顔を突き合わせた方がポンポン意見が出る。オンラインだと、発言のタイミングを見計らう必要があるので、ランダムに発言することが難しい。ブレストする必要のある会議は、オフラインで行った方が遥かに弾む。

また、これは個人的な問題だが、リモートワークだとずっと一人で作業することになるので、他のメンバーと雑談をするなどの息抜きができず、集中力が続きにくい。息抜きのために漫画を読んだり、ケータイをいじったりしてみるのだが、孤独感を感じてしまい、結局リフレッシュできない。それが出社だと、後輩から質問をされたり、周りと雑談をしたりと、楽しく息抜きすることができる。「もうフルリモートじゃないと仕事したくない!」という人もいる中で、改めて私は人と直接会話をすることで楽しく仕事ができる人間だと認識できた。

今後日本で働く際は、週2リモート週3出社、もしくは週3リモート週2出社がバランスが良くて理想的だと思う。フル出勤は、家事や趣味に充てる時間が削られるのでもうしたくないが、フルリモートも人との繋がりを感じられず、毎日がつまらなく感じてしまう。オーストラリアや世界一周から帰ってきたら、日本はどんな働き方が主流になっているのだろうか。せっかくポピュラーになったリモートワーク文化、消えていないといいなぁ…。

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