お客様の愛らしさに、販売の仕事の可能性を感じた日

少し長く勤めていると、顔見知りのお客様も増え、声をかけてもらえるようになります。そのお一人のお客様との時間がとても幸せだったので、今日はここに記録します。

お洋服に関わらず、様々なことに興味を持ち、いつも愛らしいお客様。
80いくつという年齢に驚かされるくらい元気で、おしゃべりが止まりません。

私を見かけると、いつも「さ！何か私に面白いものある？見せて！」
と話しかけて下さいます。
私はそのお客様の好みや体型などを大まかに把握しているので、
今ある商品の中でピックアップして紹介します。

「お！これいいやん！」
「試着してみるね〜」
「シルエットも綺麗やな〜」
「家にあるネイビーのブラウスに合うね」
「シックな色合いで揃えて、小物を赤にしたら、素敵でしょ」

など、次々と会話が進み、お客様自身の頭の中でコーディネートができていきます。これが本当に楽しそうで、見ているこちらも心が躍ります。

その方は年齢を卑下することはなく、
「私にはこれは難しいから、こうやって着るねん。」
と自分で工夫し、おしゃれを楽しんでおられます。
自分のご機嫌の取り方を本当によく理解しておられるな、と感じました。
そして、その愛らしさは周りを明るくし、元気な輪を広げてくれています。

今日もお話は尽きず、お洋服以外の話もたくさんして、たくさん笑わせていただきました。

販売の仕事は
実際に接するからこそ、お客様から学べることは無限にあるのかもしれないな、
と楽しい次第です。

今日はこんなところで。