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干し芋つくり

私の家では、干し芋を作っています。
干し芋業者ではなく、一般家庭による農作業の1つみたいなものです。

干し芋つくりを通じて思うこと

「さつまいも」って単語の中には、

 大きいもの、小さいもの
 長いもの、短いもの
 太いもの、細いもの、太いところと細いところがあるもの
 真っ直ぐなもの、クネっと曲がっているもの
 柔らかいもの、ずっしり重たいもの

当たり前だけど、いろんな子がいます。
同じ「さつまいも」なんて1つもないんです。

さつまいもに限らず、他の野菜や植物たちからも
そう教えてもらうのに、つい忘れてしまうこと。

人間も、同じ人なんて1人もいない。
みんな違ってそれが良い。


干し芋ができるまで

私の家は、干し芋業者ではなく、一般家庭なので、
さつまいもを蒸すのも時間がかかります。
畑に穴を掘って、かまどをつくります。穴の中でやるのは、風よけのため。
薪に火をおこして蒸すので、風が強い日はできません。
自然相手なので、いつでも作業ができるわけじゃありません。
干し芋つくりは突然にやってきます。


さつまいもの皮むきは、手作業です。
手作業の皮むきは、一般家庭だから・・・ではなく、干し芋業者も手作業らしいです。
大きさ、太さなど不揃いなので、機械化は難しいとか・・。

さつまいもをスライスするのも手作業です。

網に並べるのも手作業です。
この並べる作業が一番大変かも。私の家では、縁台に網を並べているのですが、高さが低すぎて、足腰に負担がかかるのです。
ひどい時は、翌日、筋肉痛になります・・・。

ここまでが1日仕事で、この後、乾かす工程に入ります。
私の家では、業者と違って乾燥する設備がないので、自然の力を借りて天日干し。
お日さまの力で乾燥するのは美味しくなりますが、
風が強いと干し芋に埃がついてしまうし、雨に濡らすのはもちろんNGだし、お天気とにらめっこしながら、外に出したり室内にしまったり・・・
手間がかかります。

大変なことも多いけど、出来立てホヤホヤの柔らかくて甘〜い干し芋を食べられるのは、生産者の特権!!
干している網からそのままパクッと食べる!めちゃくちゃ美味しいです。



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