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【ニュース解説】南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」とは?

8月8日夜に南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されました。そもそも「巨大地震注意」とはどのような場合に発表され、何に気をつければよいのでしょうか?簡単に動画にまとめてみました。

何があった?

今回の発表のきっかけは、8日午後4時43分に宮崎県の日向灘(ひゅうがなだ)を震源としたマグニチュード7.1の地震(最大震度6弱)が発生したことです。
南海トラフ沿いで異常が観測されると、調査のために専門家による「評価検討会」が開かれます。この結果発表されたのが「巨大地震注意」です。

「巨大地震注意」って?

調査後に発表される情報には「巨大地震警戒」「巨大地震注意」「調査終了」があります。「巨大地震警戒」は南海トラフ沿いのプレート境界で、M8以上の地震があったとき。「巨大地震注意」はM7〜8の地震など、何か異常があったとされるとき。「調査終了」はどちらにも当てはまらなかった場合に発表されます。今回はM7以上の地震ということで、「巨大地震注意」が発表されました。
「巨大地震注意」は、「必ず地震がこの期間に来ますよ」という予知ではありません。気象庁は「いつもより地震の可能性が高まっていますよ」そして「もし地震が来たら強い揺れや高い津波が来る可能性がありまよ」と注意を呼びかけています。

何に気をつければいい?

南海トラフ地震では関東から九州、沖縄まで被害が予想されていますが、このうち29都府県707の市町村は「防災対策推進地域」に指定されていて、消防庁は今回もこれらの自治体に注意を呼びかけています。
内閣府は巨大地震注意の発表後一週間は「日頃からの地震の備えに加えて、発生したらすぐに避難できる準備をしてください」と呼びかけています。
ただ地震が来ることは予知することはできません。一週間地震が来なくても、いつでも地震は来るという心構えで、備えをしておくことが大切です。

*動画でわかりやすいニュース解説をしていきたいと思っています。これを解説してほしい!というリクエストがあればお知らせください。


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