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アガリ症克服本を読んでみた結果。

先日の面接でのやらかしから、必死になってアガリ症対策本をあさって読んでみた。結果、私が人前で話すときの最大の問題は、
「話したいことが頭の中でまとまらない。適切な言葉がでてこない」
ということに、気がついた。

たった5日間であがり症話し下手でも「いいスピーチ」ができる』松本幸夫著

自らも強度のあがり症だった(この手の本の著者はみんなそう)著者による「あがりを味方」にして話し上手になるための心構え&話し方のコツ集。「5日間でよいスピーチができる」ことを目標にしている。先ほど宣言したように「アガリを直すことより、話すことの治療」が必要な私にとっては、第5章の「もう悩まなくていい!自然といい話になるスピーチの構成」が、ありがたい。構成パターンとしては、SDS「まとめ‐詳細‐まとめ」、5W2Hを明確に示す「昔話パターン」など。また、小手先の話法よりも「自分の十八番ばなし」をひとつ用意しておくほうが有効だとも。そして、なにより
 練習と復習
が大事なのだそう。これは、他の本でもよく言われているポイント。

アガリきってしまったときには「意識的に別のことに気をそらす」というのも、使えそうなアイデアかも。

人前で緊張しない人はウラで「ズルいこと」やっていた』内藤 誼人著

どんなズルいことをやっているの?!!と興味をかきたてられる、心理学者による一冊。まずは「誰でも緊張してるんだよー」「棒読みだっていいんだよー」と、アガリーズの肩の力を抜いたあと、具体的に即実行できる「ズルいテクニック」49個を指南していく内容。例えば、緊張であがった心拍数をわくわくの心拍数と置き換えよう、などなど。

内藤先生の主張のひとつは、逆境万歳

JYパーク先生のおっしゃる「もとからよくできる人よりも、よくしようと努力する人のほうが高いパフォーマンスを発揮する」と同義ですね。
「逆境=チャンス」なんですよ。だから、アガリ症の人はラッキーなんだそうです。より上手にプレゼンできる可能性を持っているから。そのためにはやはり、努力=練習が大切なのですね。

そのほか
人前で“あがらない”話し方-不思議なぐらい、もう緊張しない!-(知的生きかた文庫』鳥谷朝代著
世界最高の話し方-1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』岡本純子著
大事なときに限ってうまく話せない人のための人前であがらない技術』西多昌規著
などを斜め読み。
どの著者も揃って「あがり症でした」「人前で話すのが苦手でした」とおっしゃる。本の内容も参考になるけれど、「誰しも人前で話すのは緊張する」という事実の方を知ることの方が、実は大切だったかも。


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