【入社エントリ】チンパンジーの余生を超えて。 私の「志事」、IVRyへの挑戦
こんにちは。上野歩美(@chatamaman0813)と申します。
2024年6月、IVRyにMid/Enterprise領域のSalesとして入社し、社員番号103番を頂くこととなりました。
(2022年12月時点で18名だった従業員数が、2023年12月時点で58名に、そして現在100名を超えています。)
他のメンバーたちの真っ直ぐで純粋でストイックな入社エントリに感銘を受けているうちに、気づけば自分より後に入社したメンバーのエントリを読む立場になっていました。ご挨拶が大変遅くなり、申し訳ございません。
先に少し自己紹介をさせていただきますと、
・SaaS業界はまさかの未経験です。
・営業職としては約10年のブランクがあります。
・8歳の息子と二人三脚のシングルマザーです。
そんな私が、なぜ今まさに激動の時期にあるスタートアップ、IVRyを社会人人生後半のキャリアの舞台として飛び込んだのか。
このnoteを通じて、キャリアの転機に立つ方々や、新たな挑戦を考えている方々の参考に少しでもなれば幸いです。
そして、IVRyと共に未来を創造していく仲間たちへの「このゆびとまれ」となることを願っています。
はじめに
私はこれまで「仕える仕事ではなく、志す志事」という理念を自分のキャリア形成の軸として、社会人人生を歩んできました。
始まりは大学時代に海外途上国支援を学んだことがきっかけでした。
カンボジアで日本語教師ボランティアの活動をしていた際に、ほとんど私と年齢も変わらない生徒が、内戦の歴史を知ることのできる場所に連れて行ってくれたことがありました。
「どうしてこんな辛い気持ちを思い出す場所に連れてきてくれたの?」と質問をした私に、その子はこう返してくれました。
「辛いけれど、せっかくカンボジアに来てくれたから日本のみんなにもっともっとカンボジアのことを知ってもらいたい。そして弱かった人たちも笑えるようになるんだということを見てほしい。
たくさんの日本人に来てもらった時のために一生懸命勉強をして、日本語を使う仕事に就くんだ!」と。
その言葉をもらった私は、そこまで深く考えもせずに、自分の興味・好奇心を満たすために活動をしていたこと、日本語を教えるという彼らの人生の選択肢への「責任」を強く感じることとなりました。
教えたからには、日本語を使った仕事で生徒たちが活躍できる機会を増やせるよう、私は旅行会社に新卒で入社をし、現地での雇用機会創出の橋渡しを目指したのでした。
懐かしく、大切な、今の自分を創ってくれた原点です。
これまでのキャリア
そんなこんなで、以下のようなキャリアを築いてきました。
旅行業界でのキャリア(社会人人生の約半分)
株式会社エイチ・アイ・エス(2005年〜)
アジアセクションにて旅行プランニング、カスタマー営業
株式会社リクルート(2006年〜2014年)
海外旅行領域: 政府観光局、空港、航空会社をクライアントとした営業 、プランナー 、 マーケットリサーチ
国内旅行領域: 地域活性化を目的とし、県庁など自治体と連携をするエリアプロデューサー
次のキャリアの転換期は、我が家の家族に迎えた保護犬との出会いでした。
当時は、ペットを取り巻く問題は、人を起因とした社会課題として世間では認知が広がっていない状況で、日本の足元にこんな発展途上の分野があるという事実に衝撃を受け、動物福祉の現状に心を動かされました。
そこから実際に、リクルートと並行して、設立初期だった非営利法人の活動へプロボノとしてジョインをすることとなりました。
動物福祉業界への転向(社会人人生の残り半分)
独立して自身の法人を設立(2014年〜2017年)
動物福祉関連の非営利団体や、国際NGOへのファンドレイジング支援 、 民間企業の営業支援や 新規事業支援など
公益社団法人の理事として活動(〜2024年)
プロボノで参加をしていた非営利法人が公益法人となり、企画立案、推進やファンドレイジング、組織運営など
その後、出産を経てシングルマザーになったことで、子育てとの両立を悩みに悩んだ末、当時のクライアントでお世話になっていたペット保険会社へ入社をし、サラリーマンに戻ることを選択します。
ここでは本当に幅広く多岐にわたって経験をさせていただきました。
アイペット損害保険株式会社(2017年〜2024年)
CSR専任を中心として、新規事業企画推進 、オウンドメディア編集長 、 広報業務 、 地方自治体との連携推進 、人材開発 、グループ企業のスタートアップへの出向など
前半旅行業、後半動物福祉という、一見異なる分野でキャリアを築いてきましたが、どうすればこの圧倒的な不の状態を解決できるか、自分がそのために一番寄与できる役割は何なのか。
1日でも早く解決をしたいという強い想いを共通として、「キモチをカタチにする」ことを忘れずに、もがきながら、悩みながら、一喜一憂しながら動き続けてきたと思います。
社会人人生において、当たり前に囚われない、多様な価値観や圧倒的な熱量・スキルを持つ方たちとの出会いや、チャレンジの機会をいただけたことは自分の大きな糧となりました。
IVRyとの出会いと入社の決意
前職の退職を決めた直後、IVRyと出会うことになります。
出会いから気づいたら入社をしていたという(まるッとまとめると)運命的なものです。
流れとして簡単に残しておくと、こんな感じでございます。
昨年副業でのお誘いをリクルート時代の同僚のゆきちくん(@ykch_)から声をかけてもらったのですが、その時は「そんな時間ない!電話の工数削減?むしろ電話好き!アナログだから伝書鳩すら飛ばしたいくらい!」というテンションで話は流れました。
その後今年に入り前職を退職することを決めたタイミングで、ゆきちくんから「すごく楽しいよ!向いてるから一緒にやろうよ!」とライトに誘っていただき、「カジュアル面談セットするね!」の流れとなり、
その後、1次面接、2次面接と3人のIVRyを先導する勇者のみなさまにお時間をいただくこととなりました。
私自身は、前職を退職することを決めてからそれまでのキャリアを振り返ってはいたものの、次に選択をする業界や、職種について、前職で様々なポジションでの経験をさせて頂いたこともあって、いつの間にか「自分は業界を取っ払ったら何者なのかがわからない」という状況に陥っていたというのがその時の状態でした。
面接で、その事実をそのまま素直にお伝えをしたところ、「上野さんの今までのキャリアだとIVRyでこんなポジションも向いているんじゃないか?」「こっちとこっちだとどちらに興味がありますか?!」など、ひたすら相談に乗っていただくような、拝んでも良いくらいのありがたい時間を頂いたことを覚えています。
1次面接、2次面接を担当してくださった恩人である勇者の御三方
そのような流れで、面接のお時間をいただきながらIVRyのことを夜な夜な調べるという日々を過ごすのですが、
その時間の中で、自分がこれからどんな舞台でどんな仲間と共に未来を築いていきたいのか、IVRyのメンバーや代表の奥西の過去記事を読み漁りながら、解像度が日々上がり具体化し、気づけばIVRyに対してワクワクする気持ちが増大していくという、そんなマジックにかかったのでした。
そして最後に奥西との最終面接の場をいただくこととなりました。
奥西との面接では、私自身についてのご質問をいくつか頂いたのですが、
「どうして転職しようと思ったんですか?」と聞かれた際に、なぜかマルッとまとめたい衝動に駆られ、
「ヒト科の本来の生物学上の寿命は、チンパンジーと同じ38歳らしいです。私はもう40を超えたので生物学上の寿命は全うしていて、これからはオマケフェーズということになるので、IVRyの"Work is fun"を私も一緒に体現していきたいと思いまして!」というようなわけのわからない回答をしたのですが、おそらく奥西は聞いていなかったと思います。
そんな3回の面接を経て、届いたオファーレターの冒頭文を読んで私は目頭を押さえました。キャリア相談とチンパンジーの話しかほとんどできていない、人生に迷う私をこんな風に捉えていただけたのかと。
シンママ、年齢、未経験業界と、もちろん一からunlearnをする不安はありましたが、こう捉えていただけた以上、チャンスをいただけるのであれば、このレターの言葉を忘れずに自分もIVRyを通じて社会に価値貢献をしていこうと。そう強く決意をするのでした。
IVRyに入社をして
IVRyでの日々は、予想通りでありながら、予想以上です。
入社前のイメージとの間に大きな隔たりはありませんでしたが、実際に働き始めて実感をした、IVRyならではの特徴をいくつかお話ししたいと思います。
業界を超えた幅広い知見の獲得
IVRyのホリゾンタルSaaSの特性により、あらゆる業界のクライアントと接することができるので、各業界の課題や構造を直接学ぶことで、ビジネスの全体像を把握する力が磨かれていきます。
※現在、日本の標準産業分類99業種のうち、88業種以上でIVRyを導入活用いただいているという点からも、汎用性と得られる知見の広さを感じていただけるかと思います。
流動的なチーム構造がもたらす成長機会
IVRyの組織体制は、いわゆる固定的な部署制を採用していません。
代わりに「プロジェクト制・サークル制」を実践し、目的に応じて多様な専門性を持つメンバーがチームを形成しています。
四半期ごとに複数のプロジェクトチームが編成されるため、各メンバーが個人の強みを発揮しつつ、新たな役割にも挑戦できる環境があるので、個人のスキル向上と、組織の適応力向上を同時に実現しているように感じています。
一丸となって挑む社会変革
IVRyのカルチャーは、メンバー間の率直なコミュニケーションがとても気持ちが良く、多様性を活かし、互いの違いを力に変える姿勢があります。
全メンバーが、単なる便利さの追求を超えて社会の深層的な課題に取り組んでいて、個人の栄誉よりも、IVRy全体で未来を築こうとする共通の志が、日々の業務に高い意義と活力を与えているように感じています。
まさに私の大事にしてきた「仕える仕事」ではなく「志す志事」を大切にしていることを改めて日々感じさせてもらっているので、
私もそんなIVRyと自分を信じて、大切に、こころを込めて向き合っていきたいと思います。
IVRyの3つのValueのご紹介
Beyond the Wall
想像を超え、あらゆる壁を超えよう
Keep on Groovin'
多様を受け入れ、協奏し続けよう
Grab and Grit
機会を掴んで、やり遂げよう
今後取り組みたいこと
(勝手に今の想いを書いてます)
IVRyは、持続可能な社会の実現に向けて革新的な道を切り開くチームであり、サービスです。
社会の意識改革を促進しつつ、経済発展と社会福祉の両立を可能にする力を持っていると思うので、この力を次世代に継承してより優しい社会を構築することにチャレンジしていきたいです。
具体的には自身の過去の経験と深い想いから、以下の2つの領域に特に注目をしています。
非営利団体向けのソリューション
非営利団体は、社会に不可欠な役割を果たしていますが、限られたリソースで運営されることが多く、様々な課題に直面しています。
IVRyのソリューションが、より大きな社会的インパクトを生み出すお手伝いができるのではないかということ、非営利団体の日々の運営を効率化し、本来の目的である社会貢献活動により多くの時間とエネルギーを注ぐことを可能にするサポートをしていきたいです。
災害時の自治体・民間企業向けのソリューション
災害時、正確な情報と迅速な対応は文字通り生命線となります。
過去の災害を振り返っても、自治体に殺到する電話は、この生命線を脅かす大きな障壁となることがあります。
大量の問い合わせを効率的に処理をし、緊急性の高い要請を瞬時に識別することで被災者でもある自治体職員の負担を軽減させ、混乱の中でも一人ひとりの声に確実に応えることができるようになれば、
善意のボランティアの力を最大限に活かし、必要な支援を届けることができるようになれば、
自治体とボランティアの方々の献身的な努力を、最大限にサポートしていけるのではないかと考えます。
一つひとつの電話、一つひとつのメッセージに、人々の想いや人生が懸かっていることを忘れずに、より迅速に、より的確に、そしてより思いやりを持って、社会をより強靭で、思いやりに満ちたものにする一助とIVRyがなれるよう、何度もしつこいですが、私は、まずはunlearnで全方位で鍛えることに集中します!
We're hiring!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
最後に全メンバーが切望する仲間の募集についてのお知らせです!!
IVRyでは現在なんと50を超えるオールポジションにて絶賛採用募集中です。
IVRyのミッション・ビジョン・バリューに共感いただける方、責任範囲にとらわれず当事者意識を持って業務に臨み、多様なスキルと経験を持つメンバーと共に未来を創っていきたいと思ってくださる方からのご応募を、IVRy一同心よりお待ちしております!
■ IVRy Culture Deck
■ Mid Sales Project初期メンバー絶賛大募集
現在私の所属する、2024年7月に立ち上がったMid Sales Projectの初期メンバーの募集を開始しました!
社内でも特にアーリーフェーズで少人数の組織のため、Inside Sales、Customer Success、Bizdev、Product、Opsなど幅広い組織・ステークホルダーを巻き込みながら手触り感を持ってProjectを推進いただけるポジションです。一緒に日本中の”Work is Fun”を作っていきましょう!
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カジュアル面談もウエルカムですので、是非とも下記フォームからご連絡お待ちしております!
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