セラピスト歴、10年目

自宅サロンでOpenして
来月で10周年を迎える


正直、10年も続けてこられるなんて
思ってもみなかったことだけど
振り返ってみたら
ここまであっという間だった


最初はリンパマッサージと
フットケア(足のマッサージ)のサロンで
いろいろ模索しながら
メニューもいろいろ変わりながら今に至る


フェイシャルエステを
やってた時期もあったし、
腸セラピーは山辺＝腸もみの人
と認識されているくらい
施術も講座もそこそこ人気だった


だけど現在、ボディのメニューは
お手入れという名の
オイルトリートメントのみ


2年くらい前にそれまでやってきた
リンパも腸セラピーも
きっぱり手放した


さすがに腸セラピーをやめるって
SNS等でお知らせしたときは
「何があった！？」
と心配の連絡を10数件もいただいて
わたしって本当にいろんな人にとって
“腸の人”という認識で
それを辞めるっていうのは
こんなにインパクトあることなんや
と非常に驚いた


長与町に住む一般人のわたしが
腸セラピーを辞めるっつっても
これくらいの反響があるんだから
そりゃアムロちゃんが辞めるっつったら
世の中どよめきたつに決まってるよなー

そもそもそれを比べること自体
なんかちょっと違う気はするが(笑)


だがしかし、驚くと同時に
自分の代名詞ともいえるものを
未練なくやめられることには
すごく清々しい気持ちだった


かつてお手入れを学んでいた師から

「成功しようと失敗しようと
結果はどちらでもいい
大切なのは清々しいと思えるまで
精いっぱいやったかどうか」

と何度も何度も
伝えてもらっていたとおり
腸セラピーのことは特に
精いっぱいやったと思うし
自分をすごく成長させてもくれた


どの業界でも
規模の大小に関わらず
しがらみもそれなりにあるもので
いろんな出来事があったけれども
そのなかで当時のわたしなりに
「わたしはどうしたいの？」
という選択をその都度してきたつもりだ


今振り返ってみたら
すべてが愛の選択とはいえず
恐れの選択をしたことも
かなりあったはずだけど
そのときのわたしには
精いっぱいの選択をしていたと思う


これは最近なぜだか
いろんな人にしている話だけど
実はうちのボディケアメニューが
リンパマッサージのみだったころ

「本当にわたしのやりたいことは
リンパマッサージなんだろうか？」

「なんか違う気がする・・・」

「もっと他にやりたいことが
あるような気がする・・・」

そんな気持ちがずっとあった


トリートメントをさせてもらうことは
リンパを学びはじめたときから
ずっと変わらず好きだったけど
何かが不足しているというか
しっくりきてない違和感があって


それを思うと
当時来てくださっていたお客様には
少し申し訳ない気持ちだけど

リンパサロンをやっていることが
何か大きくズレているわけでは
なさそうなんだけど
微妙に違う感じがしていた


だけどその違和感が
何なのかはよくわからず
曖昧にしていたけど
腸セラピーをはじめたことで
本当にやりたいことが何なのかに
少ーしずつ気づきはじめていたと思う


おなかを触ると心に在る感情が
なんとなく伝わってくること


身体に触れるとなんとなく
「ここの痛みは足で起きているな」
という感覚が湧いてくること


心と身体はつながっているということ


だから
身体のことだけをするということや
身体のことさえしとけば
健康でいられるというものに
とても違和感があって
しっくりきていなかったということ


腸セラピーで身体に触れながら
心のことにも軽ーく触れさせて
もらうようになってからは
少しやりたいことがやれているな
っていうのを感じていた

(これや！と膝を叩くほどではなかったが)


だから初めてこのお手入れを受けたときは
どえらい衝撃を受けた


トリートメントっていってたのに
めっちゃ揺らすじゃんーーー！
何コレーーーー！！

そして、今まで受けたトリートメントで
はじめての極やさしいタッチ！
何コレーーーー！！


静かで神聖なムードのなか
はじめての感覚とあまりの衝撃に
心のなかで大リアクションを
とりまくるわたしに
インナーセルフ ノアさんからは
「うるさいよ、黙ってくれる？
わたしは静かに受けたいの」
といわれ、その後静かに受けていたが
終わってからもいろいろ衝撃的


あんな身体に触れるか触れないかの
やさしいどころではない
フェザータッチで撫でられただけなのに
背中がえぐれるほど
すっきりしてるじゃんーーー！
何コレーーーー！！


そして、それまで
混沌としていた心のなかが整理され
心のなかの大半をしめていたある感情が
消えていることに気づいて
そのときは何なんだこれは、と
とても静かに衝撃を受けた
　
　
身体をなでなでしてゆらゆらして
心までスッキリ…だって……？と


その後、わたしもお手入れを
学ぶことになったとき
ノアさんはそれはそれは嬉しそうに
且つお上品に拍手をし喜んでいた


お手入れって１年かけて
じっくりじっくり学ぶのだけど
１回目のときにはさっそく
「えーーーもうお手入れがあったら
リンパも腸もしなくて充分やん」
と頭のなかを過ぎった


その瞬間は今やっているすべてを
辞める予感に覚悟ができず
「待て！それはまだ言わない約束ぅ！」
と自分の口を塞いだけれど(笑)


あのノアさんの喜びは
「やっと本当にわたしたちの
やりたいことに出会えたね」
と伝えてくれていたんだと思う


今はお手入れをさせてもらうことが
本当に純粋に好きで心地よくて
お手入れをさせてもらうことで
わたし自身がいちばん満たされている


膝の皿を叩き割るくらい
「これや！」と思えるような
純粋に好きだと思えるものに
たどり着けたこと
　
本当にありがたいです


上手くいかないことのほうが
はるかに多かった10年間


辞めたいと何百回も思ったけど
絶対に辞めちゃいけない気も
どこかでしていて
あきらめることもできなかった

(元々しつこいタイプでもあるし)


自分責めばっかりしがちだけど
自分の選んだ道を絶対に
あきらめなかった過去の自分にも
よくがんばったね
ありがとうって伝えたいと思う


お手入れの手技って
めちゃくちゃシンプルです


なんだか複雑な小技を
効かすようなとこってなくて
ただただやさしく身体に寄り添い
撫でたり、ゆらゆらしたりのトリートメント


「お手入れは在り方」

そのように学んできたとおり
シンプルゆえに誤魔化しが
一切きかないです


だからこれからも
自分と丁寧に向き合い寄り添って
自分を癒したり整えたりしながら
内側の透明度をあげていけるように
　
純粋にお手入れが大好きで
純真な心でお手入れをさせていただける
自分で在れるように一層努力していきます



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  お手入れ.星詠み.タローデパリ
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