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NHKスペシャル『衝突の根元に何が』
NHKばかりで申し訳ない。
回し者ではないのだが、たまたま目についてしまって。
インタビューにアミラ・ハス氏が答えていたということもある。
NHKプラスでの配信は2/4 午後9:49まで。
100人以上に現地取材とあるが、100人の声を聞けるわけではない。繰り返された言葉も多い。一方で、あまりにも衝撃的な言葉もあった。
人々の言葉を文字化したが、ここに全てを書き記すこともできまい。私に印象的だった言葉を書き出そうと思う。
パレスチナ人、ディア・アルディンマディさん
(イスラエル建国時)祖母は占領軍が村に来て人々の手足を切り村から追い出すのを目撃しました。恐怖を与えてその場から追いやるのが彼らのやり方なのです。祖父母は野菜を売って生活していましたが、虐殺が起こり全てを残してガザに逃げてきました。
人権団体「ベツェレム」現地調査員、イヤド・ハダトさん
見てください。これらは10月7日以降のものです。どれも殺人の記録です。これでもすべてではありません。どれだけ明らかな証拠があっても、イスラエル政府は自国民を罰することはほとんどありません。国際社会から助けもなく、住民は孤立を深め希望を失っています。それが違法な行為を冗長させているのです。
イスラエル、ニル・バルカト経済産業相
イスラエルはいかなる土地も占領していません。パレスチナ人の土地などそもそもないのです。二千年前、三千年前に遡ってください。地面を掘ればどこにでもユダヤ人のルーツがあります。ここは唯一のユダヤ人国家なのです。
〈中略〉
(アメリカが"2国家共存"を求めていることについて)明らかにうまくいかない解決策を押し付けないで頂きたい。パレスチナ暫定自治政府と次の一歩など到底考えられません。彼らは10月7日の残虐な攻撃を支持しているんですよ。
イスラエル人ジャーナリスト、アミラ・ハス氏
私が何年も伝えきたことの一つが、イスラエルが占領を続ける限り平穏な日常は訪れないということでした。
〈中略〉
もう内部からの変化は望めません。外からの介入が必要です。軍事介入ではなく政治介入です。軍事介入は事態の悪化を招くだけです。世界はもうこの争いを止めることを諦めてしまったかのようです。しかし、血まみれの惨状をどうして放っておけるのでしょうか。この争いは世界大戦を起こす恐れすらあるのです。
この争いを止める叡智を、人類は持ち合わせていないのだろうか。
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