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【絶対気になる】唎酒師になるにはお酒に強くないとダメ?【公認講師の本音】

日本酒のソムリエ、唎酒師ききさけし
唎酒師と聞くと、お酒を一口飲んだだけで、「〇〇県の□□という銘柄で、△△△△年に発売されたものだ!」・・・なんて当てられるスキルがあると思われがちですが、残念ながらそうじゃありません!(できる人もいると思いますが!)

唎酒師は、日本酒の提供販売のプロフェッショナル。つまり、日本酒の知識があって、どんな味わいなのかを的確に捉えて表現することができて、食事と合わせるときのコツも教えてくれる人のこと!あなたがお酒と共に過ごす時間をもっと楽しくしてくれる存在なんです♩

むずかしいことはさておき、唎酒師ってお酒の資格だから、酒豪じゃないと資格を取れないんじゃないの?と思う人が多いのも事実。


「お酒はたくさん飲めないけど、楽しく飲めるようになりたいな」
「唎酒師の資格に興味があるけど、すぐに酔っ払っちゃう」


「日本酒オタクのあゆみせんせい」こと、国際唎酒師こくさいききさけし日本酒学講師にほんしゅがくこうし酒匠さかしょう焼酎唎酒師しょうちゅうききさけしで、講習会の講師を務めたり、『日本酒オタクのほろ酔い英語』(アルク)という本も出している私、藤代あゆみが本音を書いていきます……!



1|私の長所は肝臓

私の自己肯定感を支えるもの、それは肝臓です(笑)本当にお酒に強くて……。国際唎酒師として活動しているのは、完全に天職です!

OSACAREさんのLINEでお酒体質をチェックしたら、やっぱり酒豪タイプでした。(プレスリリースで情報を知って、問い合わせしたらOSACAREさんが会ってくれました!このことについてはまた書きます!)

私の肝臓が強いばかりに、国際唎酒師はみんな酒豪だと勘違いされているのではないか……と思い、このnoteをしたためております!


2|唎酒師になるための絶対条件

唎酒師/国際唎酒師になるための絶対条件、それは二つあります。

ひとつは、20歳以上であること。当たり前ですが、法律でお酒を飲める年齢じゃないと、この資格は取れません!

二つ目は、アルコールなどがアレルギーではないこと。体質的にお酒を飲むことができない人は、命にも関わる問題ですから、絶対口にしないでください!飲めないと言っている人に無理やり飲ませるのもダメですよ!(お米や麹のアレルギーの人もいます。日本酒ほか、原材料や製造工程の中にアレルギーがないか、ご注意ください。ここでは詳しく書ききれないのでご自身でお調べください!)

というわけで、唎酒師になるための絶対条件は以上です。「え?これだけ?」と思ったかもしれませんね。もちろん、日本酒への愛とか情熱とかもある方がいいに決まっていますが、勉強やトレーニングをする以前に、法律的に、体質的に大丈夫であれば、もう資格取得への一歩を踏み出しているといっても過言ではないんです!


3|実は唎酒師って・・・

先に言っちゃいますが、唎酒師/国際唎酒師は、お酒に弱い人が多い印象です!

少なくとも、私よりは……という注意書きを添えたいところですが、謎の酒豪マウントをしても意味がないですね(笑)個人の感想レベルでの話になってしまいますが、「唎酒師なんですけど、実はあんまりお酒強くないんですよ〜!」って言う人、めちゃくちゃ多いです!さらに言うと、日本酒をつくっている人の中にも、「日本酒はあまり飲めないですね」とぶっちゃけてくださる方もいます!

「お酒に強くないのに、どうして唎酒師に!?」私も最初はそう思いましたが、お酒をたくさん飲めないからこそ、一口一口をちゃんと味わいたい、という気持ちの人が多いようです。逆に、自分の若かりし頃を思い返すとアルコール最高!と言う感じで、飲んでも飲んでも飲めちゃうから・・・ちゃんと味わってなかったですね・・・。。。

日本酒は好き。でも、たくさんは飲めない。だから、日本酒の知識をもっておこう。ちゃんと味わって、楽しめるようになろう。そんな気持ちで唎酒師になる人たち、私は「素敵〜!」といつも感激しています♩


4|お酒に弱くても唎酒師になれる

とはいえ、唎酒師/国際唎酒師になるには、テイスティングの実技試験もあります。つまり、試験を受けるまでにテイスティングトレーニングをしなければならないんです。だから、ある程度の量はお酒を飲まないといけない・・・わけではないんですね〜!

なぜなら、テイスティングはお酒を飲み込まないから!口に含んだら、吐き出しちゃうんです!酔っ払っちゃったら、香りや味がわからなくなってしまいますからね。

私は、つい「もったいないから飲んじゃお♩」と飲み込むことが多いですが、仕事でテイスティングをする日本酒の種類がたくさんあるときは吐き出しています。(※普段の食事の時に吐き出すと、周りの人がびっくりしちゃうと思うので、やめましょう。あと、飲み込んでないからといっても、テイスティングしたあとに運転はダメですよ!)

何種類もテイスティング(口に含んで吐き出す)をすれば、やや酔うかと思いますが、泥酔するということはないはずです。だから、試験対策のトレーニングもしっかりできますし、もちろん唎酒師になることだってできるのです!


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5|そうはいっても、飲むことが多い唎酒師

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