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旅行記#7 京都/聞香・比叡山・鵜飼を楽しむ渋い夏の旅

2024年7月12日(金)〜14日(日)
🎐夏の京都へ行ってきました。


●7月12日 京都へ

梅雨も明けないこの蒸し暑い季節に、京都旅行に挑戦します。
友達と2人旅、あまりガチガチに予定は組まずに、ひとまず新幹線へ。

7:13東京発。平日ということもあり、周りはビジネスマンが多い。天気予報は雨だらけだけど、土砂降りにならないと良いなあ、というくらいで、そこまで天気に期待はしていませんでした。
2時間なんて短いもので、あっという間に9:32京都着。
予約しているホテルは丹波口なので、雨の中移動し、荷物を預けました。
さて、ここからが本番です!

JR山陰本線にて マイナビ広告の圧

金閣寺・龍安寺

友人が金閣寺へ行ったことがないとのことで、まずは金閣寺へ向かいます。
丹波口からは、JR山陰本線にて円町駅まで電車移動。その後市バスにて「金閣寺道」で下車。
バスでも思いましたが、本当に外国人だらけです。金閣寺周辺なんて、日本人は我々だけなのでは?というくらい。ここはどこ?外国?
金閣寺がどういう場所なのか、本当にわかっているのだろうか。何だかキラキラの撮影スポットのようになっていて、それはそれで複雑ですよね。

金閣寺へ行く道 外国人だらけ
見えてきた!

せっかくなので、近くの龍安寺にも足を伸ばしました。
小雨だったので、20分の道のりを歩いて行きます。
龍安寺はさらに人も少なく、有名な石庭をゆっくりと鑑賞することができました。雨の庭もまた風情があり、心が落ち着きます。

庭園の中に、小さな仏像
ゆっくり鑑賞しました

御所周辺でランチとカフェ

この時点で12:30頃。すでにお昼時です。次の予定のこともあったので、京都御所のあたりまで移動し、ランチにすることにしました。
市バスで「立命館大学前」から「堀川下長者町」まで20分ほど。
近くのうどん屋さん「麺どころ 晃庵 御所店」にて、うどんをいただきます!
こちら、「牛すじ煮込みとおうどん定食」。結構なボリュームでしたが、13時をすぎてお腹も空いていたので、完食しました。

ボリューム満点です

時間を潰すため、近くの「common」というカフェに寄りました。
京都らしい町屋づくりのこぢんまりとしたお店で、美容院も併設する店内は素敵なインテリアと美味しいコーヒーの匂い。癒されました。
店主の方は自転車好きのようで、おしゃれな素敵自転車「ブロンプトン」とやらを持っているのを、自転車好きの友人が発見。写真を撮ったり交流していて、良い趣味だなあ〜としみじみ。

ーヒー、サロモ」 で「コモン」なのね

☆聞香体験@山田松香木店

さて15時からは本日のメインイベント、数年前から気になっていた「聞香体験」!山田松香木店にて、我々のほかに女性4名の参加者とご一緒しました。

月に1回平日にやっているようなのですが、今回奇跡的に日程が合ったので、ついに参加することができました。
聞香(もんこう)とは、「香木自体の香りをじっくりと楽しむ」ことのようです。今回体験してみてわかったのは、香木によって香りが全然違うこと。道具の使い方や順番など、作法があること。
そして、香木がとても高価だということ!特に伽羅はもう手が出せないくらいの値段だそうです。そんな高価な伽羅と、「六国五味」(りっこくごみ)の一つである羅国(らこく)という香木を使用させていただきました。

伽羅ともう一つの香木を体験できるので、大きめの香木本体の香りを嗅がせていただいたのですが、一番甘くて良い香りだと思ったのが羅国でした。⼨⾨陀羅(すもんだら)という爽やかな高木も気になりましたが、友達がそちらを選んだため、交換して嗅がせてもらうことに。ありがたや。

聞香の道具一式
香炉に香木の破片を乗せて、匂いを楽しみます

香炉に香木の破片をセットし、匂いを嗅いでみると、とても落ち着く香りがしました。伽羅は王道の良さがあるのだと思いますが、羅国はそれよりも甘くて優しい感じ、⼨⾨陀羅は清涼感のある爽やかな感じです。

約1時間ほど、聞香体験をした後は、何だか気持ちも晴れたような感じがしました。趣味で聞香なんて、まあとてもじゃないけどできませんが、いつか源氏香(匂いだけで何の香木か当てる遊び)というものにもチャレンジしてみたいと思います。山田松香木店では、源氏香体験も開催しているようです。
香りに興味がある方はぜひ!

紙もの雑貨屋巡り

聞香も終わり癒されたところで、近くの雑貨屋巡り。
まずは京都鳩居堂本店へ。店構えや店内内部の建築も見応えがあります。
紙もの雑貨や、先ほど体験した聞香用の香炉や道具なども売っていました。うちわが可愛かったなあ。

次に「崇山堂はし本」へ。こちらは京都へ行くと必ず立ち寄る雑貨屋です。
とにかく可愛い…いつもシールや封筒を仕入れて帰ります。今回はうさぎの絵柄の封筒を購入しました。結構使うんですよね、封筒って…。

のれんも可愛い

夕飯は鴨川の川床

ぶらぶらと四条を散歩しながら夕飯の場所へ向かいます。
せっかく夏の良い季節なので、鴨川で川床をすることにしました。和食が続くので、「B STORE 1st」というお店であえてのイタリアンにしてみました。
川床の席はコースのみの提供でしたが、前菜、メインのパスタ、デザート全て美味しかったです。量が結構あったので、かなりお腹いっぱいになりました。。。
どこも川床となると値段がお高いイメージがありますが、こちらのお店は割とリーズナブルでカジュアルな雰囲気。若者でも気軽に川床ができるお店だと思います。

夕暮れ時の鴨川
レモンクリームのカルボナーラ チキン添え
(ボリューム!!)

ちょうど夕暮れから夜に移り変わる時間帯。川の涼しい風が気持ち良い。
夏の京都を満喫できる良い時間となりました。

月も綺麗に

宿泊先は「エスペリアホテル 京都」

今回の宿は、京都から電車で5分ほどの丹波口駅の近くにあるエスペリアホテル 京都というところ。

インバウンドの影響で宿泊代が高騰している昨今ですが、金曜日からの連泊でしたので、多少は取りやすかったのかなあと思います。
アクセスもよく、大浴場もあるので普通のビジネスホテルよりは魅力的ですね。

お部屋によってはバスタブ付きもあるみたいですが、今回はシャワーブースのある部屋でした。トイレと一緒のユニットバスよりは全然好きです。
雨も降っていて結構疲れたので、23時頃には就寝。明日は雨が少ないといいなあ。


●7月13日 ☆比叡山へGO

7時ごろ起床。結構よく寝れました。
そしてなんと晴れている!!昨日は1日中雨の予報でしたが、1mm以下の小雨予報に変わっていました。このまま天気が良いと嬉しいな。

今日はずっと行きたかった比叡山へ。ケーブルカーもありますが、乗り継ぎのないバスで向かうことにします。
とその前に、少し早起きができたので、朝の散歩として近くの和菓子屋さん「京都鶴屋鶴寿庵」に寄ってみました。
「鶏卵素麺」という和菓子が気になっていたのですが、まだ朝の8時すぎということもあり、お店は開いていましたが準備中という感じで、お店の方がいませんでした…残念。のれんが出ていなかったので、まだだったのかしら。
ま、店構えだけでも見れたので満足です。

老舗和菓子屋の雰囲気が好き

9時すぎに京都駅に到着し、バス停で待機。とても良い天気!安心しました。
すると、台湾から来た女性に声をかけられました。
質問:「嵐山に行きたいけど、73と28のバスは何が違うのか?」
・・・わからない。しかし時間もたくさんあったので、所要時間やらを調べてみました。バス停に通行ルートマップがあったので、それを見ると経路が違うみたい。図を見せながら説明すると、納得いただいた様子でした。まあ、所要時間も大体同じだし、嵐山に行きたいならどっちに乗っても同じかなあという結論に至り、その女性の方も無事にバスに乗れたので一件落着でした。

9:30に定刻通りバスは出発!京都駅からのバスはオンシーズンのみの運行で、冬季は出ていないので注意です。
京都市内を直走り、銀閣寺の近くを過ぎて、だんだんと山道になっていきます。普通の路線バスで山道を行くので、遠心力で体が振られます。立ってたら結構危ないかも。幸い混雑はしておらず、全員座れていました。
山を登っていくと、見晴らしが良くなり、琵琶湖も見えてきました。晴れていたので、気持ちも晴れ晴れします。

比叡山と一口に言ってもエリアがいくつかあり、調べていかないとどこで降りるのが良いのか迷います。
大きく分けると、「東塔(とうどう)」「西塔(さいとう)」「横川(よかわ)」の3エリアがあり、メインエリアは東塔です。京都駅からのバスは、この東塔に止まってくれるのですが、乗車バス停は「延暦寺バスセンター」です。
バスセンターで降りると、根本中堂という大きなお堂のあるエリアの拝観チケット売り場があります。
ちなみに「東塔」まで行くと、滋賀県側からのケーブルカーの駅になるみたい。

さて現在10:45。1時間強バスに乗っていたことになります。ちょっと疲れたけど、山の澄んだ空気で少しはっきりしてきました。(かなり蒸し暑いですが)
行ってみましょう!

お寺独特の凛とした雰囲気

まずは大講堂。中は撮影禁止でしたが、割と大衆的な雰囲気を感じました。
仏像はもちろんのこと、さまざまな修行僧を描いた掛け軸や絵が飾られています。お土産コーナーなんかもあります。(割と境内の至る所にお土産コーナーはありました)
延暦寺は天台宗のお寺ですが、他宗派の始祖の像(空海など)も並んでいて、大きな意味で「仏教」を感じることができます。懐の広い感じがしました。

大講堂

次に、根本中堂(こんぽんちゅうどう)へ。ちょうど修復工事をしていて全体は布で覆われていました。
が、中へ入ると空気が一変。根本中堂は、大講堂に比べて密教の雰囲気がぷんぷんと漂ってくる内部でした。
不滅の法灯」とやらがあるようで、西暦788年から絶やさずに伝わっている火があるそうです。それはすごいな。しっかり見てきました。
勤行も行われていて、お坊さんの鍛えられた声に耳を澄ませながら、家族の健康を祈りました。

左奥に工事中の根本中堂が

文殊楼(もんじゅろう)にも立ち寄りましたが、急階段でへとへとに。
休憩スペースには折り鶴コーナーがあったので折ってみました。いや〜すっかり折り方を忘れてますね。白・青・緑の各色1羽ずつ折り、世界平和を祈って納めてきました。

文殊楼
階段が急すぎる…
世界平和への祈り

その後さらなる階段を登り、阿弥陀堂、東塔も見て周り、時間は大体12時。
ランチを求めてシャトルバスに乗り、「峰道」という場所まで向かいます。

東塔
自然と調和した小さな鐘楼
お寺が山を切り開いて作られたことを実感する

比叡山ランチは峰道で

比叡山で昼食を取れる場所はいくつかあります。
東塔エリアにもお蕎麦屋さんがありますし、延暦寺会館では精進料理を食べることもできます。
少し時間に余裕もあったので、東塔からはシャトルバスで約7分の「峰道」(みねみち)にあるレストランで食べることにしました。というのも、そこは展望台もあるので琵琶湖を見ながら食事ができるのです!
ちなみにシャトルバスは走ってはいますが、時間はそこまで頻繁にはないのでご注意を。大体30分に1本というところでしょうか。調べて行動した方が無難です。

峰道レストランにつき、メニューを見るとどれも美味しそうなものばかり!
暑かったので「近江牛冷やし坦々つけ麺」に。近江牛うまい!!ちょうど窓際の席も空いていたので、琵琶湖を眺めながら美味しいランチでした。
何人か作務衣をきたお坊さんも来ていました。カレーなどを食べていたようです。
ちょっとしたお土産売り場と展望台も併設です。

さっぱり担々麺
琵琶湖がすぐそこに

その後、時間の都合でシャトルバスにて比叡山山頂へ。山頂と言っても特に何というわけではなく、ガーデンミュージアムとやらがあるだけです。
少し待機して、14:15発の京都駅のバスに乗ると、ちょうど雨が降ってきました。比叡山の旅は、ギリギリ雨に降られずに楽しむことができました。

嵐山へ 和菓子屋さんと渡月橋

15時すぎに京都駅に到着し、JR山陰本線、嵯峨嵐山駅から嵐山エリアへ移動。
なぜ嵐山へ…?それは、鵜飼を見るためです!

実は昨日予約していたのですが、川の増水の影響で中止となってしまいました。本日13日の夜には特に予定を入れていなかったので、1日ずらして再チャレンジしたのです。予定を変更できたおかげで、本日鵜飼は決行

嵯峨嵐山駅の近くにはお店がたくさんありますが、その中で水羊羹に惹かれて立ち寄ったのが「鶴屋長生 嵐山店」です。
竹から水羊羹が出てくるタイプの商品がめっちゃ好きなので、迷わず購入。かわいい形のお菓子「利休心」もいただきました。食べるのが楽しみだな。

天龍寺を横目に見ながら桂川方面へ歩いて行くと、人がたくさん湧き出てきた。土曜日ということもあり、外国人だけでなく、日本人も多くいたようです。

渡月橋を渡っていると、雨が降ってました。鵜飼が心配だなあ…と思いつつ、少し早いけど夕飯のお店に向かいます。

黒い雲が…


湯豆腐 嵯峨野での夕飯

本日は「湯豆腐 嵯峨野」にて。鵜飼見物と湯豆腐のセットを予約しており、17時にお店に到着。
どういう流れなのかな〜と思っていたのですが、17時からお店で湯豆腐コースをいただき、19時頃に桂川の乗船場に案内してくださり、その後鵜飼見物という感じでした。かなりゆっくりと夕飯の時間が取られています。

湯豆腐 嵯峨野
門をくぐると落ち着いた空間

京都に来ると、なぜか湯豆腐が食べたくなるんですよね〜。
絹の豆腐が柔らかくて、大豆の味を感じることができる、暖かくて優しいお料理でした。そのほかにも、京都の食材を使った贅沢な品々。
大きな賀茂茄子の田楽が出てきたのですが、どうしても茄子が苦手なので、友達に食べてもらいました、ありがとうございます。
面白かったのは、「じゅんさい」という食材。水草の一種らしいのですが、プチプチした食感で、周りにプルプルした水みたいなものがくっついている。海ぶどうみたいな感じで、美味しかったです。

湯豆腐や湯葉など豪華
右下の緑っぽいのがじゅんさい
優しい湯豆腐

だいぶゆっくり食べましたが、18:20くらいには食べ終わってしまい、景色を見ながらのんびり。万全の状態で鵜飼に臨むためトイレに複数回行き(笑)、お店の方と雑談しながら時間を待ちます。


☆鵜飼を見る

19時になり、桂川からほど近くのお店から歩いて乗船場へ向かいます。雨は降っておらず、涼しげな夕暮れの雰囲気。
ちなみにこの時期の日没は19:30ごろ。この時間だとまだ明るいので、夜という感じがしません。

乗船場にはたくさんの人がいました。船の番号札を渡され、次々に船に乗り込んでいきます。船内は畳仕様になっているので、靴を脱いで乗ります。
同じ船には外国人の方も数名いました。

乗船場には船頭さんたちが
出発!

順番に川へ出発していき、何艘くらいあったでしょうか、10艘ほどだったかと思いますが、川の流れに沿って縦に並び、鵜舟を待ちます。湯豆腐嵯峨野の方が、ずっと手を振ってくれていたのが優しかった…
ちょうど風も穏やかに、夕暮れの桂川に日が沈んでいくのを眺めていました。
風情とはこのことか…
時間とか、今後の予定とか、明日の天気とか、色々忘れてただこの綺麗な景色に浸ることができる。そんな幸せを感じました。

静かなひととき

程なくして鵜舟がこちらにくるのが見えてきました。松明を灯し、太鼓を叩いているので、その場の空気が少し変わったような気がします。

そもそも、鵜飼って何をするかご存知でしょうか?
この日に鵜飼を見るまでは、「鵜に魚を取らせる乱暴な漁」というイメージがぼんやりとあったのですが、全然そんなことはなく、鵜匠の方と鵜の息がぴったりあっていて、双方ともに落ち着いて、穏やかに漁をしている感じでした。

鵜舟がやってきた
鵜匠との絶妙なコンビ

むしろ、鵜匠の方の声掛けが印象的でした。
「見えんか見えんか〜?」「どうや!」「頑張れ〜」「お魚取れたかな〜?」という励まし・応援といった感じが強くて、見ていてほっこり。
ちなみに鵜舟との距離は結構近いので、声はバッチリ聞こえます。
1艘に鵜は5~6匹だったかと。綱で引っ張り、コントロールしながら漁をしていく鵜匠の方のテクニック。そして、鵜たちを応援したくなる温かい雰囲気がありました。
同じ船に乗っている見物客の方々も、最初は「わあ〜すごいな」という感じでしたが、最後の方は「頑張れ!」という鵜の応援団になっていたような。

だんだん暗くなり、夜に松明が明るく照らし出される景色は、まさに夏の風景といった感じで、とても素敵な思い出になりました。
実際の漁を見るというよりは、観光用の鵜飼とはいえ、とても面白く拝見しました。全国各地で鵜飼は行われていますが、何か違いはあるのか、みてみたい!と思うくらい、価値のある体験だったと思います。

夜の川に幻想的な松明
提灯にも鵜の柄が

川岸に戻ってきたのは20時ごろ。今日も充実した1日でした。
ホテルに帰り、大浴場で疲れを取り就寝しました。


●7月14日 釜炊きご飯の朝食@烏丸御池

7時すぎに起床。雨が降っています…..まあ、しょうがないですね!
今日が最終日なので、荷物を京都駅に預けてから1日をスタート。
8:30ごろホテルをチェックアウトすると、さっきまで強めに降っていた雨が上がっていました。しかし丹波口駅に着くと、雨が土砂降りに。ちょうど良いタイミングでした。

コインロッカーに荷物を預けて、少し京都駅をぶらぶら。
ちょうど祇園祭の時期で、駅構内に展示スペースがあったので見学。昨日・一昨日も四条あたりでは鉾を見かけました。いよいよ、15日から宵山のようです。天気が良いといいけどな。

朝9時にして人がたくさん
創世記をモチーフにした鉾!

9:20ごろに地下鉄烏丸線で烏丸御池駅まで移動。日曜日ということもあり、地下鉄は結構な混み具合でした。
そして駅を出ると、またしても雨は止んでいる。このラッキーはいつまで続くのか・・・!?

朝ごはんを予約しているお店へ向かう途中に、祇園祭の鉾を発見しました。せっかくなので近くで見てみることに。
こんな鉾が夜になって、灯りがついて、街にたくさんいるのは綺麗だろうなあ。浴衣の人も結構いて、お祭りの雰囲気を少しだけ味わうことができました。

賑やかな提灯
大きな鉾が道中に準備されている

10時からの遅めの朝食は、「旬菜 いまり」にて。
釜で炊いたご飯と体に優しいおかずがたくさん、朝から最強のエナジーチャージができました。特にだし巻き卵が美味しかった・・・

鮭の西京焼などおかずが美味しそう
釜で炊いたご飯は美味しいよ・・・

上賀茂神社と焼き餅

食べ終わってもまだ雨は降っていない。よし、良い感じだ。
早速今日の目的地、上賀茂神社へ向かいます。市バスにて「三条堀川」から「上賀茂御薗橋」まで30分ほど。
ちなみに、この日は「地下鉄・バス1日乗車券」を使用しました!JTBでホテルと新幹線を予約したのですが、特典で付いてきたので、ありがたく使用します。

なぜ上賀茂神社へ行くかというと、焼き餅をゲットしたいから!(食べ物ばかり)
「神馬堂」という有名な焼き餅屋さんがあるのですが、ここは朝から営業していて、売り切れ次第終了とのこと。しかしこの時すでに11時を過ぎていたので、神馬堂のお店は閉まっておりました…。遅かったか、さすがに。
この近くにはもう一つ焼き餅のお店「葵屋やきもち総本舗」があります。こちらで焼き餅を買うことができました。今すぐにでも食べたいけど、朝ごはんを食べたばかりなので(笑)、上賀茂神社に参拝してからにします。

上賀茂神社の目の前です

上賀茂神社の大きな鳥居をくぐると、神馬舎があり、白い馬がいた。可愛い。。
にんじんをあげることができるので、迷わずあげました。

中は結構広くて、本殿は特別拝観もしていましたが、雨が降ってきたことに加えて湿気がものすごく靴の着脱が大変面倒だったので(笑)、外からのお参りとさせてもらいました。

境内を流れる小川の上には風鈴がたくさん。風はあまりなかったので、音は聞けませんでしたが、見た目も涼しげで風情がありますね。

神馬 神山号
パキっとした赤が映える
風鈴が気持ち良い
鳥居が連なる
犬は入れないそうです

近くに「神山湧水珈琲」というAGFがやっているスタンドがあります。珈琲を頼めばよかったのですが、グリーンティーという文字に惹かれて頼んだら、なぜか甘い…!?お茶が甘いというのは、もしや外国人向けなのか?ちょっと予想外でした。葵屋の焼き餅セットもあり、甘いものと一緒に一服できます。
※但し、飲食スペースは完全に外です。庭にベンチがいくつかあります。

湿気100%なので覇気がなくなってきた・・・
まだお腹も空かないし、せっかく市内の北部まで来ているので、「国際会館」という建物を見るべく移動します。

国際会館、東本願寺、そしてジェラート

地下鉄烏丸線の終点、国際会館。何度か京都には来ているものの、初めて訪れた場所でした。
庭にはなぜか鹿が・・・?
ひとまず建築好きな友人のおすすめで、いざ内部へ。

敷地の芝を食べる鹿
面白い構造の建物

ここは国際会議や企業の大きなイベントなどが行われる会議場のようです。ロビーの造形、ラウンジの椅子やインテリアなど、おしゃれでモダンな雰囲気。
大きな日本庭園もあり、散策もできます。(ここには白鳥がいる・・・)

入り口を入ると高い天井
庭園の庭には白鳥が

ちょっと休憩ということで、ロビーにあるNIWA Cafeで一休み。
さっぱりとレモネード瓶を購入。池を眺めながら、涼しい屋内でのんびりと時間を過ごしました。

さっぱりとレモネード

その後、地下鉄烏丸線に乗り、五条駅にて下車。東本願寺へ向かいます。
現在ちょうど15時頃。本殿の中に入ると、お坊さんがたくさん入ってきました。お勤めの時間のようです。
休憩していた人々も正座となり、お経を聞きます。
東本願寺は真宗大谷派のお寺。実家が真言宗なので、浄土真宗のお経は変わって聞こえました。歌のような、旋律があるかのようなお経で、ずっと聴いていられるような気持ちのいい声でした。

なんだかでかい鳥がいるぞ
立派な門に圧倒される

東本願寺を出て、最後にスイーツを。
東本願寺の程近く、歩いて5分ほどの場所にある「Unir(ウニール)」にて。コーヒーも美味しいそうですが、私は迷わずジェラートをいただきました。
暑さと疲れが吹っ飛ぶ爽やかな味がしました。

グレープフルーツとミルク味

東京へ帰る

16:30ごろに京都駅へ。お土産を買い、軽食を買い、17:13京都を出ました。
祇園祭の影響か、夕方の京都駅は人がごった返していて、お土産屋さんのレジには長蛇の列。でも並ぶしかないので並びましたが、20分くらい並んだのでは?
もう帰るだけなので心も平穏でしたが、これが京都についてこんな状態だったら組んでいた予定も危ぶまれたかもしれません…。むしろ祇園祭を外してよかったのかも。いつかは見てみたいですけどね。

19:26東京着。
あっという間でしたが、夏の京都の渋い風情を味わう良い旅ができたと思います。
またいつか京都に行けたら嬉しいな。何度行っても、京都は楽しい。

夏の京都、ありがとう

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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