「話せてるから大丈夫。」
って言われた時、ああそうなんだ、って思ったんです。
自分おかしいなと思いながら、精神科に行く勇気がありませんでした。
友人がいつも話を聞いてくれて、毎日私の病みに付き合ってくれました。
ある日、自分の状況を理解したんです。
起きて、泣いて、
メイクして、泣くのを堪えて、
大学に行って、泣くのを堪えて、
稽古して、泣いて、
家に帰りたくなくて、路上に座り込んで音楽を聴きながら缶コーヒーを飲んで、1時間。泣いたり、泣かなかったり。
家に帰って、爆食。号泣。
そんな毎日。
今思うと、こんな感じでした。⬇️
全てを注ぎ込んでいた芝居が楽しくない。
むしろ辛い。
台詞覚えが悪い。
大学に行きたくない。
行ける授業が減っていく。
同期達に会いたくない。
歩くのが遅い。
テンションがおかしい。
友人に聞きました。
「精神科行った方がいいのかな?」
友人は言いました。
「まだ話せてるから大丈夫」
友人は、慢性的に精神が不安定な子で、薬を飲んでいるみたいでした。
ずっと薬を飲む辛さを知っているから、あまり精神科に通うことを勧められなかったんだろうって思います。
自分で治せたら、その方がいい。
でも、その頃の私は、自分にとって絶対にあり得ないゲームセンターに入ったり、散歩をして時間を潰したり、ベランダに出て風にあたったり。
あの時ちゃんと精神科を受診していたら、今頃病むことなく、ちゃんと元気だったかも知れません。
もう1年半も前のことです。
後悔しているかと聞かれると、してます。
ただ、その時受診していたとして、今受けている治療を知れたのかというと怪しいので、後悔してません。
ただ、本来こんな自分おかしいって、思ったら、早めに専門家に診てもらってください。
周りの誰も、あなたの辛さを100%わかってくれる人なんていないから。
どんなに親しい友人でも、求めている助言を100%くれるわけじゃないから。
もし、自分が辛いことを認めてあげることができないなら、自分を2つにわけて考えてみてください。
まだ辛くない、まだやれる。って前向きな自分の裏側には、どんな自分がいますか?
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