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You raise me up

心療内科で流れていて、久しぶりに聞きました。
ちゃんと歌詞と和訳を見て、理解しながら。

ただ同じことを繰り返しているだけの曲。
特に小難しい言葉もないし、シンプルな曲。
前半の優しくて寄り添ってくれるようなメロディから、後半の”あなた”のおかげで自分の愛が膨れ上がるような盛り上がりが、涙を誘う。

前は、“あなた”という言葉が歌詞に現れると、自分以外にいないと思ってました。
“あなた”は”私”なのだと。

将来なりたい理想像があるから、私は生きていられる。
根拠のない自信なんてないけど、そうなれる確信と、積み重ねてきた自分があるから。
確信があるものを諦めるなんてことないから。
だから生きていられると。頑張れると。頑張りたいと。

“あなた”は、将来の自分でした。
ただそれは、私は独りであるということの象徴のようなものです。

私の周りには誰もいない。誰も助けてくれない。誰も頼れない。自分でどうにかするしかない。独りで生きていかなければ。だから、強く在らなくてはならないと。

でも、手を伸ばしたら、
思い切って夢とは違うコミュニティに手を伸ばしたら、助けてくれる人がいた。
きっと生涯支えあえるだろう友人ができた。

ONEPIECEで、サウロがロビンに言った言葉。

いつか必ず
”仲間”に会えるでよ!!!
この世に生まれて一人ぼっちなんて事は
絶対にないんだで!!!!

その通りだった。
まだ”夢”の仲間には出会えて居ないけれど。
この世に生まれて一人ぼっちなんてことは、なかった。
一人ぼっちの世界にいただけだ。

なぜ死んではいけないのか考えた。
ずっと考えていた。でも思いつかなかった。

「残された人が悲しむから」

そんな自分とは関係のない理由じゃなくて、”私”が生きていなければならない理由は何か。

この人がいるから笑っていられるという友人から同じ質問をされたらと考えた。
私の答えは「あなたは私の居場所だから。居場所の一つだから。」

あなたのおかげで、私の幸せなひと時があるんだよって。言う。

そう思えたのは、実際そうだから。
私の発言や行動を、心から楽しんでくれたり、
私の病みに寄り添って、話しても仕方ない話に耳を傾けてくれる。

それを理解した時から、私の存在を楽しんでくれる人達が、”あなた”になった。

私が回復傾向にあるからそう思うのでしょうか?
ネガティブなことが永遠に回る頭では考えられない思考かも知れません。
でも、少なからず居たはずだと思う。自分の言動を楽しんで笑ってくれた人が。

その人達は、あなたの仲間になり得る人だ。
助けを求めればきっとこたえてくれる。
その人に心の余裕があったらね。

自分には誰もいないと決めつけないで。
自分を他人に置き換えて見て。
あなたが思い浮かべる人達は、あなたの”あなた”じゃない?
あなたがいることで、ひと時の幸せを感じてくれるひとじゃない?

少なくとも私が思い浮かべる人達は、
私が居なくてもいい人達だろうけれど、
私がいることによるひと時の幸せを感じてくれた人達だと、思う。

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