祖母が亡くなった時

ちょうど、9年前、祖母が亡くなった。

喉がカラカラした。虚脱感。

元気がないの。

直、親戚が、助けにきてくれると、思ったが、在宅介護を長年してたのは、ウチだ。
…家族が亡くなるの、初めてだった。どうしたら、良いのか判らなかった。

膀胱が、痛かった。2、3日前から、膀胱炎だったから。

その時は、恋人出来て、浮かれて、なかなか…施設に会いに行かなかったように思う。

大往生で、死ぬ人は少ないかもしれないけど。 おばあちゃんは…お酒も好きで、がぶがぶ呑むくらいで。元気だった。また、一緒に呑みたかったし、話したかった。

在宅介護し始めた時、多分、私は、今考えたら、鬱っぽくて、おばあちゃんが、一人で田舎にいるのが切なくて、一緒に田舎で暮らそうと思った。
でも、勇気も覚悟もなくて、実現出来なかった。母に提案したけど、私と離れたくないと、断られた。でと、ウチで介護するより、よっぽど、田舎で暮らしたらと思ったので、一緒に福島で暮らしたかった。

何も何も何も、出来なかったと言う、後悔。

介護は、母がしたから。 私は、のうのうと生きてきた。

たまに、ウチにいた10年の、ほんの少しだけ、おばあちゃんのお世話をしたね。 喜んだ?余計だった?と、おもいながら。

何も出来なくて、ゴメンと言う、後悔。

正直、疎ましい時も、あった。ゴメン。

でも、可愛いおばあちゃんで、好きだった。

お葬式とか、事務的にこなそうとしたけど、お母さんが喪主で、私が受付した。泣いてたら、おばあちゃんを、天国に安らかに連れてけないからと思ったが、号泣してしまった。

施設にいた2年間…たった2年での、事故。
食事介助してたか、自身で食べてた時に、喉を詰まらせての、死亡。

お母さんが、第一報を聞いた時に、施設に預ける際に、お任せすると言ってたから、事故が起きても、仕方ないと…そのまま逝かせてあげてと言ってたらしい。が、施設にいる筈の看護師か医師が居なかったので、対応が遅れたと。 それに、憤っていた。お母さんは、パニクってたのか、矛盾していた。

兎に角、施設での、事故は事故。

やはり………施設の人が謝りに来たけど、そう言う問題じゃない。

特に何もせず、事を荒立てずに、葬式を終えた。

老人社会だから、老人が認知症と言う脳の病気で増えていくのは、何とも辛い。
そして、一般的にも、起こり得る事故たろう。

老人が多いから、亡くなっても、仕方ないが、高い金額を払って施設に預けているので、とても、事故だと苦しいんだよなぁ………。

これから、介護やるかたも、よく考えて、後悔のない様にして欲しい。
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