年頃の息子との最強コミュニケーションツール
「お母さん、今日の夜ごはん何?」
中3の息子が、毎日必ず聞いてくるフレーズ。
その日の食事の内容が、もともと口数が多い方ではない長男との、貴重なコミュニケーションの機会になっている。
息子の好きな『料理』というテーマ
慎重な性格ゆえに、小さい頃から、
口にする物に何が入っているのか、どんな味付けがされているのか、
きちんと確認してからでないと、なかなか食が進まなかった長男。
そのおかげか(?)、味覚も鋭く、料理に興味を持っている。
日々の食事について話したり、食べっぷりを見るだけでも、その日の息子の体調や機嫌がわかったりする。
大切なのは『量』より『質』
たくさんの会話はなかったとしても、
親子のコミュニケーションは取ることができる。
私が子どもの頃、
近所に、無口なお父さんと息子さんがいた。
その親子は、よく公園で一緒にサッカーをしているのだけど、
ほぼ会話をせずに延々とボールを蹴り合っていた。
思ったことがすぐに口から出てしまうタイプで、うるさいほど口数が多い私の父は、
その親子を見るたび不思議そうに、
「あれで楽しいのかなぁ?」
と言っていたけれど、
彼らにとっては、その無言サッカーも大切な親子のコミュニケーションだったのだと思う。
あまり言葉を交わさないからと言って、相手と気持ちが通じることが難しいという訳ではない。
相手が好きなこと、得意なこと、気にかけること…
その人をよく観察してツールを見つければ、
それはちゃんと、心の通ったコミュニケーションになる。
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