任せるのが苦手な“繊細さん”。子どもにお手伝いさせた方が楽とは限らない
親にとっては憂鬱な夏休みも、ようやく半分が過ぎ、終わりが見えてきた。
「夏休みは子どもにお手伝いをさせる良い機会」
と言われることもあるけれど、
私からすれば、必ずしも、子どもにお手伝いをさせることで自分が楽になるわけではない。
両親から散々言われてきた「子どもにやらせなさい」
離婚した当初から、両親は子どもたちに、
「お母さんのお手伝いをして、助けてあげなさい」
と言ってきた。
離婚したことに加えて、引っ越しで友達と離れ、不安でいっぱいの子どもたち。
私はどうしても、さらに負担になることはさせられなかった。
両親からすれば、
娘が子連れで離婚し、ちゃんと生活していけるか心配でたまらないという、私への愛情だということは理解できる。
けれど、両親の厳しさに苦しんできた私は、
子どもたちには絶対に同じ思いはさせたくないという強い思いがあった。
教える手間と修正のストレスで、神経がすり減る
シングルマザーにとって、
小さな子どもたちに、手取り足取り説明し、失敗も目をつむり、いろんなお手伝いを習得できるまでサポートするのは、
時間的にも、メンタル的にも、全く余裕はなかった。
特に、
小さいことが気になり、完璧主義な性質を持つ私。
(気にならないところは、全然ズボラなのだけど🥲)
どう言えばやる気を引き出せるか、
どう説明すれば理解できるか、
どう伝えたら嫌がらずにやってもらえるか…
考えるだけで時間がかかり、
時間と場所の確保にも気を配り、
手伝ってもらったことで、その手直しに時間を取られ、
そのことにイラッとしてしまい、子どもがやる気をなくしてしまうと、必要以上に落ち込んで、
そのあとのフォローの声がけに悩んでしまう。
そんなたくさんの言い訳が重なって、
なかなか子どもたちにお手伝いをさせてあげられずにきてしまった。
自然とやる気を出したときに任せるのが、一番お互いにとって心地良い
こちらから、あまりお手伝いを要求せずにきたおかげか、
子どもたちは自然と、忙しく動いている私を見かねて、
「手伝おうか?」
と言ってくれるようになった。
子どもたちが成長するにつれて、できることが増え、理解力も上がってくるおかげで、
あまり細かい説明や指導をしなくても、見よう見まねでやってくれたりする。
この夏休みは、
お掃除好きな次男が、正反対に掃除が苦手な私をかなり助けてくれたし、
料理に興味のある長男は、私が出した料理に気に入ったものがあると、
「これ、どうやって作るの?」
と、聞いてくることが増えた。
先日、暑さにぐったりして急に食べたくなって作った『ガパオライス』が大好評✨
「ミンチ炒めてガパオライスのソース入れて、目玉焼き作るだけだよ」
「おぉ!それならオレでも作れそう!」
長男のやる気に、次男も便乗し、
今度、子どもたちと一緒に作ることになった😎
「お母さんが仕事から帰ったとき、オレがご飯作ってたら嬉しい?」
と、長男からの嬉しすぎる一言。
近いうちに実現してもらうのが、私の今の一番の夢🌈
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