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私が今まで無意識にしていた性差別「男脳・女脳」について

私は今まで、「男だからこう、女だからこう」というような性差別に反発してきました。
たとえば、男だから稼いでなんぼ、女は家事ができてなんぼ、というような考え方です。実際には口にしなくても、なんとなく刷り込まれていませんか?

性差別反対!の私は息子を授かりました。我が息子には「男だから、女だから」というような考えにとらわれない人になってほしいと願っています。

そこで、こちらの本「これからの男の子たちへ」を読んでみました!

私は「これからの男の子たちへ」を以下の方におすすめします!
・子育てをしている保護者(子の性別にかかわらず全員!)
・教育にたずさわっている先生方
俺はなんも関係ないと思っている独身男性、子のいない既婚男性

この本の学びの多いこと多いこと。

学び多すぎて10記事くらいかけそうなのですが、まずは、性差別反対!の私が無意識にしていた性差別について、考えを改めるべく、こちらで公開しておきます。


私が無意識にしていた性差別とは、「男脳・女脳」という考え方です。

「男脳・女脳」ってご存じでしょうか。

たとえば「男脳・女脳」などという言葉を使って、男女の行動や考え方の違いを脳の性差で説明しようとすることは、科学的根拠に欠けていると思います。このような説明は「ニューロセクシズム(神経性差別主義)」とよばれ、近年学術界でも問題視されているそうです。
※著書より引用

私は「男脳・女脳」に関する本を何冊か読んでいます。
初めてこういった男脳・女脳に関する本を読んだときは、ほぉぉぉ~!と妙に納得して、そしてカルチャーショックも受けました。
男ってこんな思考回路なんかよ・・・って、かなり驚いたんですよね。

例えば、パートナーの理解しがたい言動ってあるじゃないですか。
「え、なんでそんなこと言うの!?」
「え、なんでそこ無反応なの!?」
「なんで気づかんかな!?もしかして気づかないふり!?!?」
みたいな・・・

そういう謎のパートナーの言動が、「男脳・女脳」を知ることで少し理解できるようになります。

夫婦関係を良好に保つためには、私は「男脳」を理解することが必要だなと思って、友人にもすすめたりしていました。


ところが、「これからの男の子たちへ」を読んで、この男脳・女脳という考えは差別だったと気づかされました。

確かに、「男はこうだ、女はこうだ」っていう、性別できめつけることは差別ですよね。

ただし・・・
現時点の日本社会においては、男はこうだ、女はこうだという刷り込みがめちゃくちゃ根深いです。
そんな刷り込み社会の中で生きてきた人どうしの関係では、やっぱりこのいわゆる「男脳・女脳」という性別による傾向が(刷り込まれてしまっているせいで)実際にあるんじゃないかと思います。

だから、一応この「男脳・女脳」といわれる傾向をさり気なく知っておいても損はないかなと思います。だって刷り込まれて生きてきた人間どうしだから。


「男脳・女脳」というのは、残念ながら我々世代には当てはまってしまっているように見えるものなんですよね。
性差別のない社会であれば、こんな脳の性差ってのはきっと出てこないはずです。
この「男脳・女脳」という考えは我々世代でストップして、次世代に引き継がないようにしないといけません!

社会をかえるためには、ひとりひとりの地道な努力が必要です。
わたしも社会をよりよく変えるための一コマになりたいと思います。

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