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雑踏の中でジャズを聴こう -骨伝導イヤホンによる環境演出-

骨伝導イヤホンを知っていますか?

昔こんな記事を書きました。

耳を塞がず、骨伝導で音を伝えるイヤホンです。
耳を塞がないので、当然ながら環境音が完全に聞こえます。
耳を塞がないということは、うるさい場所だと音楽が聞こえなくなってしまいます。悲しいですね。(音量上げれば聞こえます)

今もこいつが現役で、電車が通過するときなどはイヤホンの音楽が負けてしまって、さっぱり聴こえなくなってしまいます。
ああ、やっぱりノイズキャンセリングのついたイヤホンにしておけば。
みんながつけてるAir podの流れに乗っておけば。

本当にそうか!?

骨伝導で生活を演出しよう!!

たしかに骨伝導イヤホンは環境音がうるさいです。騒音に負けます。
しかし逆に、普通に聞こえる程度の環境音なら、演出として活用することが可能です!

たとえば、雨の日、静かな住宅地。
雨が傘にぶつかる音、地面にぶつかる音。
雨水が吸ってしまうのか、普段よりも雑踏が遠く聞こえる、じめっぽい空気のなかで。

Joel RemmelのA Cat With a Short taleを聴きながら、ゆっくりと散歩をすると、いつもより少しゆっくりとした時間を過ごせるように思えます。

王道も王道、Bill EvansからはPeace Pieceが良いでしょうか。Love Theme from Spartacusも最高です。

Brad Mehldauも雨と合いますね。雨だからって下を向かずに、Aquelas Coisas Todasを聴きながら楽しくいきましょう!
雨足がはげしい日には、Pat Methenyと一緒にSummer Dayも良いですね。

たとえば、雑踏の中。
靴と地面の擦れる音、遠く聞こえる話し声、人はたくさんいるけれど、なんだか孤独な街なかで。

Joey AlexanderのDowntimeを聴きながら歩いていると、自然と足取りも軽くなります。楽しくお買い物をしながら、買い食いなんてしてみたり。

Robart GlasperのG&Bを流して、一緒に浮足立ってみるのもいいですね。ちょっとはしゃぎすぎでしょうか?

学校気分を思い出してRed GarlandのIf I were A Bellなんてのは、安直でしょうか?

可能性はいくらでも!

静かな山の中、潮騒の聞こえる海辺、それともあるいは蝉時雨!

静けさを楽しむこともできますが、音楽と環境音とを合わせると、いつもとは少し違った体験ができます。

ぶらぶらと歩いていて、ここであの曲が流れたら最高だな!ということもありますし、シャッフル再生が偶然の演出を生むこともあります。

ノイズキャンセリングもいいですが、せっかくざわめく世の中ですから、まるごと聴いて愛してやりましょう!

ご覧いただきありがとうございます! 知りたい内容などあればご連絡くださいね。