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宝石の煌めき(Splender)でアドの概念を学ぼう!

”宝石の煌めき”とは?

2014年に発売された名作ボードゲームです。
プレイヤーは宝石商となり、各ターンにひとつのアクションを選び、相手プレイヤーよりも先に名声ポイントを集めることを目指します。

最強の宝石商になりた~~~~い

以下は説明ページから引用。

ゲームの目的

商業規模を拡大しつつ、多くの名声ポイントを得ること!
あなたはルネサンス時代のお金持ちの商人となり、エメラルドやダイヤモンドなどの宝石を、鉱山から産出して輸送し、貴族たちに高額で届けていきます。
手元の宝石を上手く活用しながら、宝石商業ルートを発展させて多くの名声ポイントを獲得していってください!

ボードゲームアリーナ説明ページより

オンラインボードゲームプラットフォームであるボードゲームアリーナで遊べます。しかも無料で!
宝石の煌めきを知らない人はとりあえず遊んでみましょう。
知ってる人はこんな記事読んでないで遊んできましょう。

さて、この記事では、ボードゲームにおける行動の強さ(早さ)を考えてみましょう。

基礎知識

以下はゲーム画面です。なにがなんだかわかりませんね。

だがそれがいい

まず、以下の種類のトークンがあることを覚えてください。

上に”貴族”。最初はどうでもいいですが、後半に勝負を分けます。
中央に大きく”発展カード”。資産。めちゃくちゃ大事。
そして右に”コイン”。お金。特に序盤に大事。

字がきたない

ゲームは以下の流れで進みます。

  1. ”コイン”を集める

  2. 集めたコインを”発展”カードと交換する

  3. 集めた発展を資産として、より高級な”発展”カードを集める

  4. ”発展”カードが一定数集まると、”貴族”カードが手に入る

  5. 高級な”発展”カードや”貴族”カードによって、名声ポイントを15ポイント以上にできれば勝利!

名声ポイントはカードに書いてある数字です。

名声ポイントは勝つために必要。”条件”はそれだけ資産を持ってたらもらえるってこと。

ゲーム全体についてざっくり言えば、コイン→発展→貴族の順番にカードを集めるゲームです。

もうルールの説明めんどくさいので、あとはプレイして覚えてください!!本当に面白いから!!!!

行動の”強さ”を意識しよう!

宝石の煌めきで、プレイヤーは各ターンにひとつのアクションしかできません。
アクションは以下の3つから選びます。

  1. 異なる色のコインを3つ手に入れる

  2. 同じ色のコインを2つ手に入れる

  3. 発展カードを手元で保留し、金のコインをひとつ手に入れる

こんだけ。簡単ですね!
簡単ですが、これらのアクションは、上にあるものがより強いです。

注目してほしいのはコインの枚数です。
最序盤はコインが唯一の資産です。
コインを効率よく集めて、発展カードと交換することが大事です。

たとえば、プレイヤーAは3枚ずつ、プレイヤーBは2枚ずつコインを入手するとすると、
1ターン目 (A:3、B:2)
2ターン目 (A:6、B:4)
3ターン目 (A:9、B:6)
となり、1ターンに1枚ずつ差が開いていきます。

発展カードは、最も安いもので3コイン必要です。
3ターン目の資産を、すべて3コインずつ発展カードに交換すると、発展カード1枚分の差がつきます。
あるいは、2ターン目でAは発展カードを交換できるけど、Bは交換できないということが起こり得ます。

さっき説明しませんでしたが、発展カードは”ある色のコインを毎ターン1枚出力する”効果があります。MTGの土地と一緒です。
つまり、発展カード1枚の差がつくと、それ以降ずっとコイン1枚の差があることになります。相手と土地枚数の差がついていたら悲しいですよね。一緒です。

序盤に弱い行動を取ってしまうと、ちょっとだけ差がつきます。
その差は”発展”カードの枚数差という形で固定されます。(資本主義における格差の固定です。こわいですね)
そうなれば、その差を使って、また1枚発展カードの差がついて、また1枚、また1枚……と差が広がるばかりになってしまいます。

つまり、”強い行動”を選び続けて、相手の弱い行動と差をつける、または相手の強い行動についていくのが大原則です。

こうして書いてみるとすごく当たり前のことですが、ゲームに慣れていないと、自分と相手の速度差に注目することができずに、弱い行動を取ってしまいます。私もやります。
なので、基本になる行動(一番多くやることや、序盤にやることなど)は、一番強いのを選ぶということを意識しましょう。
現実と一緒!!!

あとは、

  • 集めたコインはなるべく効率よく発展カードに変えよう!コインでアド取っても変換でミスると遅れるぞ!

  • 場のコイン総数を意識しよう!あいつには赤コイン渡さね~~~!!という気持ちを持とう!

  • 相手の邪魔をするのは楽しいけど、相手と自分がそれぞれ何を失うのかを考えよう!自分が最速で動いても追いつけないときだけ邪魔をしよう!

などを書こうと思っていましたがもうねむたいので終了です。
宝石の煌めきは何度やっても面白い名作なので、ぜひ遊んでみてください。ひとの邪魔ばかりする大人になってはいけないよ……おじさんとの約束だ……

なお、画像はボードゲームアリーナの説明ページからお借りしました。

ご覧いただきありがとうございます! 知りたい内容などあればご連絡くださいね。