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魅力いっぱいのスロベニアへ/暮らすように旅するクロアチア

ザグレブからバスで二時間半でスロベニアの首都リュブリャナへ。それなら1泊2日で小旅行にでも行こうと、前日プランし翌日出発。

バスは一日に何本も出ているからリュブリャナだけなら日帰りでも行くことができる。
私たちはリュブリャナで半日観光をし、翌日スロベニアの国立公園でハイキングをすることにした。

ザグレブ9時半発のバスに乗り、12時前にリュブリャナに着いた。
早速荷物をホテルに預けて観光。
リュブリャナは市内の真ん中に川が流れ、その両側に観光名所がある。
前の日に大雨が降ったからか川の水は茶色かったが、街の雰囲気は抜群によい。こじんまりした街なので、半日もあれば歩いて回れる。

竜の橋


日本ではスロベニアよりクロアチアのほうが人気があると思うが、クロアチアに来たなら絶対リュブリャナにも行ってほしい。
街が小さいからか個性的なお店が多く、お店を眺めながら通りを歩くだけでも楽しい。
ザグレブと同様、首都なのにとっても安全でもある。

途中お天気はいまいちだったが、それでも美しい


一通り街を歩いて、早めの夕飯に。
ヨーダというザワークラフトのスープにそば粉のマッシュ、手作りソーセージ。
スロベニアはそば粉の消費量が日本の二倍らしい。
この料理はそば粉を団子状にして茹でたもので、それをスープに付けて食べるそう。パンの代わりみたいなものだと思う。味はスープを邪魔しない控えめな感じ。
ソーセージはものすごい本格的。ソーセージと呼ぶには肉の割合が決まってるとか。

右下がそば粉を使用したもの


デザートはストルクリ。これは近くにあったら通い詰めるほどおいしかった。いろいろな味があり悩みに悩み、オレンジストルクリを注文。
ダークチョコとオレンジクリームを薄い皮で包み、チョコとオレンジのソースがかけてある。温めてあるのでソースがとろり。
大きいので二人でシェアしたが一人で食べきれたな。

食べている途中で写真を撮ってないことに気づいたので、見栄えは悪いがほんとにおいしい。


翌日は5時のバスでハイキングに。
バスで途中通り過ぎたブレッド湖は有名だが、さすがに朝早かったため、静まりかえっていた。
霧がところどころ立ち込め、湖の美しさが際立つ。この時間に見ることができて感動した。帰り4時ごろにも通ったが、人が多くて同じ湖だと思えなかったほど。

朝のブレッド湖。バスから降りて散歩したかった
帰りのバスの中から。人がいなそうなところで写

ブレッド湖を通り過ぎて、ハイキングの拠点になるBohinjska Bistricaという街へ。ブレッド湖周辺よりものんびりしていて、ここにも美しい湖がある。レンタル自転車やSUPもできるし、今度はここに泊まりがけで来たい。

8時にハイキングをスタートし、2時ごろ終了。
今回は日帰りのため駆け足のハイキングになってしまったので、今度は山小屋に泊まりながらゆっくり歩いてみたい。

ハイキングのハイライトの湖
街を出るとすぐに緑いっぱいの光景。
細長い先端が尖った教会は独特でバスの中から見ても美しさが際立った。


リュブリャナに戻り夕飯を食べ、夜8時のバスでザグレブへ。
首都から首都をこんなに簡単に旅行できるなんて、ヨーロッパよすぎるぞと思いながら、帰りのバスは熟睡。

私も一泊二日だけの滞在なのでスロベニアの魅力を十分に理解できていないし、伝えられてないと思う。
でも二日いただけだが、街も素敵だし、自然豊かなとても魅力的な国だった。

日本からあまり旅行に行く人がいないのはなぜだろう。日本人だけでなく、オーバーツーリズムと言われるヨーロッパの中でも、かなり観光客が少ない気がする。
でもだからか、リュブリャナの街には地元の人が立ち寄る本屋があったり、自転車に乗ってる人をたくさん見かけた。
観光地ではあるが、そのど真ん中にいても、人々が生活しているということを感じることができた。
スロベニアの魅力が伝わり人気の観光地になって欲しいと思う反面、私が今日思ったこの感じは残っててほしいと思わずにはいられない。



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