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ソーシャルワーカーと服装 〜夏服編〜

日中は車の移動が多いので、降りるたびに酷暑の洗礼を浴びる今日この頃。そのためか、事務所で半日デスクワークしてると凍えそうになり、夏用カーディガンをGUで急遽購入。セールのためお値段が990円。買って気づいたのだがシアー感(透け感)のあるカーディガンだった。メンズにもシアーの波が来てますね。
そんなこんなで、一週間が終わる頃には疲れが溜まっております。体力つけなくては。
写真は、息抜きのために美術館に行った時のもの。この外観からして非日常感を味わえる。

さて、久々に服装について。以前から基本ビジネスカジュアルで、スーツは嫌い。固い会議などの時にのみスーツ着用。その理由は、以下の通り。
①スーツでクライアント宅にいくと、日常生活の環境から「浮く」
 きっちりしてるから安心して話せる人もいるだろうが、スーツの人相手だと自然に感情や言葉を表に出しにくいと思うのだが、どうだろうか。

②荷物を運んだり片付けしたりすることもある
 事実行為を行わざるを得ないことも多い。なるべく動ける服装がベター。そして特にパンツ(ボトムス)は洗濯しやすいことが大切。地域に出向くソーシャルワーカーならばわかってくれるはず。

③スーツはやる気が出ない
 これはごく個人的な理由。スーツはやる気がイマイチ出ない。画一的で面白くない。

とはいえ、夏のビジカジは単純な着こなしになることが多い。だいたいジャストサイズのポロシャツにキレイめスラックスになりがち。時々シャツを着るが、半袖シャツが似合わない私。体格が華奢なので、幼く見えがち。
ポロシャツは、クライアントに対しては威圧感もなくてよいと思うが、皆同じような見た目になる。個人的に楽しくない。なので、カジュアルとビジネスのぎりぎりを攻める。

オーバーサイズポロシャツは仕事に使えるか

基本、ビジネスで着るポロシャツはジャストサイズと言われている。あえてのオーバーサイズはどうなのか。ソーシャルワーカー業務はアリな気がすると思い、挑戦。

ユナイテッドアローズの通販サイトより


ビューティーアンドユースのワイドテーパードポロシャツ。見た目にも明らかなオーバーサイズ感。購入したのはブラック。まず、このポロシャツにスーツカンパニーで購入したキレイめスラックスを合わせて仕事をしてみた。残念ながらとても違和感あり。この謎の違和感の正体は?試しにパンツを変えてみた。

ポロシャツが黒なので、アーバンスラックスAIRのチャコールをあわせた。スマートすぎずテーパードがかかっているパンツのため、ややカジュアル感は増すもののトップスとの相性は良い。なるほど、トップスが緩い場合、パンツがきっちりしすぎるとバランスが悪くなるのか。ということは靴も。ローファーもキレイめすぎるので、ブラックのレザースニーカーを合わせる。全体的に緩い感じになったが、しっくりくる。色が黒・グレーと落ち着いておりシンプルな雰囲気なので仕事着として成り立つと思う。実際に仕事をしてみて、私自身は違和感はなかった。ギリギリを攻めた感があるけれど。

カジュアルでもよいけれど・・


私はこのようにカジュアルな服が多いが、気分で時にシャツとスラックスを着用することもある。先日とある会議にシャルスタイルで参加した後、社労士、行政書士の方に、「今日は珍しくちゃんとしてる」と言われた。「ちゃんとって・・・」と一応穏やかに返したら、「ごめん、ごめん。いつもシャツ着てないじゃない?」と社労士さん。確かに。「いやー、シャツ嫌いなんですよね」なんて気楽な会話を楽しんだ。やっぱり服装って見られてるものです。きちんとした印象を与えたくば、やっぱりシャツ・スラックスにローファーとなる。どのような印象を相手に与えたいか、場面ごとに服装を変えるのは当然といえば当然。むしろ、それが楽しい服選び。

さて、今年の秋はどうするかな。

今回のおすすめ書籍
「ある行旅死亡人の物語」 共同通信 武田惇志、伊藤亜衣

現金3,000万円残して孤独死した女性の人生を追うノンフィクション。はじめに期待を挫くようだが、明確な事実には辿りつかないという、少しモヤッとした結末に至る。それにミステリーかと言われるとそうでもない。エンターテイメントとして読むとがっかりするだろう。
ただし、私にとっては興味深い内容だった。ジャーナリストという職業は、判明した事実を元に想像力を駆使して見えない事実を補うということはタブーだろうが、私たちはそうではない。限られた情報からこの方が見ていたであろう日常の風景を捉えて立体化していく作業は、私たちワーカーにとっては大切な仕事の一つ。『この部分さえ分かれば、もっとこの人のことが理解できそうなのに・・』など、さまざまな考察をする時間を与えてくれた一書。ちょっとした空き時間のおともにいかがでしょう。

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