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一人暮らしをして、えらいねえ
母と、おばあちゃんと、初詣に行った。
思えばお正月をゆっくり迎えるなんて中学生ぶりで、今はおばあちゃんの家のマッサージチェアに揺られながらnoteを書いている。
母と折り合いが悪かったわたしは幼い頃からおばあちゃんが大好きで、大人になってからもずっと救われてきた。
もっと仕事ができるようになりたい、もっとゲストに喜んでもらいたい、先輩から理不尽に怒られたくない、もっと、もっと。
そんな気持ちが溢れそうになって帰京すると、
おばあちゃんはいつもニコニコしながらわたしのことを迎えてくれた。
一人暮らしをして、えらいねえ。
お洗濯もお掃除もごはんも、全部自分でやっているのすごいねえ。
あゆみちゃんはいつも頑張っているねえ。
そんなこと、当たり前なのに。
みんなやっていることなのに。
本当に大袈裟かもしれないけれど、ああ、わたしはちゃんと愛されている、生きていていいんだなって、いつも会うたびに元気をもらっていた。
おばあちゃんとわたしは、
生きてきた時代も見ている世界も過ごしている時間も当たり前も、きっと全部違う。
お互いの"普通"がズレることもたくさんあって、こうあるべき、を押し付けてくるなあって思うことも、正直ある。
(今日は絶対に30歳までに結婚しなさいよって言われた、おばあちゃんを結婚式に呼ぶことがわたしの唯一の夢だけれど、あと5年以内に叶えられる自信はまったくない笑)
だけど、わたしは、おばあちゃんの孫でよかったなあと思う。
あと何年、こうやって当たり前に一緒に過ごせるのだろう。
たまにはちゃんと帰ろうって、思いました。
目標やなりたい自分を追いかけて、
きっとわたしは今年も駆け抜ける。
よく疲れないねってまわりにちょっと引かれながら(笑)
ゆっくり過ごすよりもあちこち自分の足で冒険する道を選ぶんだと思う。
だからこそたまには、
無理矢理にでもこうやって何もしない時間をつくらないとな、と思いました。
地元の公園の遊具が壊れてしまったこと。
入り口の木が綺麗に切り揃えてあったこと。
神社までの道のりで他愛もない話をしたこと。
11時前に行くと結構並ぶこと。
お守りを燃やす灰の匂い、中吉のおみくじ、わたしの仕事の話をよくわからないと言いながら嬉しそうに聞いてくれるおばあちゃんの笑顔、いつからそんなに小さくなったんだっけと思う後ろ姿、450円は高いわと焼き芋の屋台にしかめた顔。
わたしが強くなりたいのは、
大切なひとたちを守れる自分でいたいからなんだって、再確認できた朝でした。
いつもありがとう。
今年もよろしくね。
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