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内省録。僕が東大に入るまで。

こんにちは、雨不足の場合です。


今日は内省録としてnoteを記します。
普段は経済オタクとして、日本企業や投資に関することなど経済関連の記事を書いています。興味のある方は、そちらも見ていただけると嬉しいです。


大学生とは、本当に無為なもので、人間がどれだけ弱いものかを教えてくれました。自由な時間があってなんでもできる分、本当に自己管理力であったりタイムマネジメントが試されているような気がします。今回は自分を律することも含めて、僕がどうして東大に入ったのかを振り返ろうと思います。


そして、東大に入れた僕が今、振り返ってみて何が大事だったのか、それを最後に綴ろうと思っています。


僕が東大に入るまで

簡単に僕の生い立ちを説明すると・・・
田舎に生まれ、小5のとき中学受験で地元を出ることを決意。関西の中高一貫校に進学し、6年間寮生として生活。中一のときから東大をめざすことをなんとなく思い描き、2023年東京大学文化一類に進学。
こんな感じです。


僕が本当に他人と比べて優れてると信じていることは、たった一つしかなくて。それは「好奇心が強い」ということです。自分は生まれた時から、何かを知るその瞬間がとっても好きで、本を読んだり辞書を読んだりしていました。なので、中学受験までは「自分は世界をもっと知りたい」「いろんなことを知れて嬉しい」という感情だけで、特に苦難もなくやってきた気がしています。


僕が今日ここで記したいのは、高校時代です。


プライドに引っ張れた日々

中学受験で第一志望に落ちてしまった悔しさから、僕は中学に入るまでの春休みで数学や英語など予習勉強に本気で取り組みました。その結果、中学校の新入生テストで全4教科400点中398点。一問ミスで学年1位でした。


僕は中学校に入るなり、「コイツは学年1位」という印象を周囲に抱かれたのです。僕は周りに与えてしまった期待を裏切るのが怖くて、「あいつ落ちぶれたな・・・」と思われるのが嫌で、必死に勉強を続けました。とても辛かったです。


僕は気付けば東大志望になっていて、身の丈に合わない周囲の期待値と自分の実力値のギャップを埋めるために必死に勉強をしていました。僕の入っていた学校は、全てのテストで学年順位が公開されるような鬼畜学校で、その当時の僕は数字に追われていた気がします。


落ちこんだ高校一年生時代
高校一年生のとき、当時の彼女とうまくいっていなかったことなどが重なり、僕は本当に落ちぶれました。中学時代は定期考査で必ず5位以内を死守していた僕が、順位をみるみると落としていき、勢いのある子たちが僕を瞬く間に抜きさっていきました。


定期考査は自分の能力が不信になり、テスト前日は夜が眠れなくなりました。今でも忘れもしません。高校一年生の定期考査世界史のとき、テスト中に意識が遠のいてきてフラフラしてきて・・・僕の周りを蛾が飛びまわる幻想を見たんです。そのくらい追い込まれていました。


もちろん東大に入るという目標を捨てた訳ではありません。僕は生き方を見つめ直す必要があると思いました。自分の肥大したプライドに手綱を引かされているような人生は、よくないと思いました。


やはり、人。

そんなとき、僕を支えてくれたのは寮生でした。先ほど中高6年間を寮生活したと述べましたが、僕にとって寮生は思春期を6年間一緒に過ごしてきた大切な仲間でした。


寮生は悩んでいる僕に優しい声をかけ、同情してくれて・・・みたいなものではありません。いつも「飯いくぞー」と言って連れ出されて、何気ない話をして。そして彼らはわからない問題を僕に質問してきて、「テスト負けへんで」と勝負を挑んでくる。


そんな人たちでした。どんなに辛くても、寮生と何気なく笑って、バスケをして、そして毎日同じ部屋で勉強していると、自然に気持ちが楽になりました。まだやれるかもと思えるようになりました。


僕は高校2年生の夏「やっぱり自分は等身大に、ひたむきに、そして誰よりも楽しく学問をする」と決心しました。そして、改めてその目標として「こいつらと一緒に東大を目指そう」と心に誓いました。僕は夏休みの間、毎日とてつもないくらい勉強し続けました。でもそれは、「学年で一位を取らなきゃ」とか「周りの期待を裏切らないようにしなきゃ」ではなく、単純に「知ることって楽しい」を追究したものでした。


僕は、自分の唯一の強みに回帰できたのです。


何よりも大事なこと

中高時代「東大というトップ」を目指す中で気付かされたことは「周りの人たちの大切さ」でした。結局ありきたりなことだけれど、やっぱりこれは大切だと思うのです。


周りの人たちなしでは、僕は東大に入れていませんでした。両親や寮生・恩師の存在があったからこそ、ここまで自分を追究することができました。


そして、今は東大。また新たな素敵な仲間がたくさんいます。
日本のトップという舞台で輝いている友人がたくさんいます。
僕も負けてはいられない。と日々思うのです。









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