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Flat shareという生活

こんにちは。
ヨーロッパに住むようになって、ロンドン、ロッテルダム、アムステルダムと住まいを移してきての現在ですが、私はずっと変わらずフラットシェアという形を継続しています。
大都市の人口過密は結構どこでも大きな問題のようで、それにくっついて出てくるのが住宅不足と賃料の高騰。プラス物価高、ということで、私の稼ぎでは一人暮らしは現実的ではないので、この形を選んでいるのと、実際ローカルの方々でもそのような選択をとっている方がたくさんいて、結構一般的な選択肢でもあるようですね。
ちなみに今のアムステルダムでの相場の体感は、シェアで大体€700〜1000、日本で言うところのワンルーム的なスタジオで€1200以上、ワンベッドルームという寝室が別で別れているもので€1500以上てなところでしょうか。
一人暮らししたかったら日本円で最低17万くらいから。う〜ん高い!!
ここ最近はcost living crisisとも言われていて、コロナ明けの情勢の変化による住宅価格の高騰に加えて、戦争に関連した光熱費の文字通りの爆上がり、そしてインフレと、正直そこまでしてここに住む意味。。と考えたりする瞬間もあったりなかったりという感じです。

と暗い話はここらへんで、今日はフラットシェアの楽しさを残しておきたかったのです。
これまでに気の合わない人や、トラブルメーカーによって引越しを余儀なくされるという楽しくない経験ももちろんありましたが、トータルで考えたらは私は結構この生活が好きです。
特にコロナのフルロックダウン中は、本当に一人暮らしじゃなくてよかったなと思ったものです。

現在は、イタリア人男2女1私、という配分で、4人で一つのアパートメントをシェアしています。
さすがイタリア人、一人お料理男子がいて、彼はとても気の良い人で日曜には時々美味しいご飯とワインをシェアしてくれたり、女の子とは大学生で年齢差はあれどゴシップで遅くまで盛り上がったり。
友達もそんなに多くない異国の地で、家に帰るとこうやって楽しく話をできる相手がいるのは本当にありがたいこと。
前に中国人とシェアしてた時も、驚くほど美味しい中華を作ってもらったり、日本人とのシェアではないものは作ろう精神で日本食をみんなで作ってホームパーティーをたくさん開催したり、特に食文化の豊かな国の人たちとのシェア生活にはこのようなメリットも。
(なんか私、常に食べ物の話をしている気がする。)

日本人とのシェアは、何よりも言語の壁がないのと、あとは共同生活のコモンセンスがある程度一致する、という点において、やっぱり楽だったなと感じた一方で、ただ逆にわかりすぎて、合わない人と重なってしまった時のコミュニケーションが辛い、というのがあって、反対に外国人とのシェアは自分の常識が相手の常識ではない事による驚きの事象や、あとは空気を読むという習慣も基本持っていないので、良くも悪くも常にダイレクトで気分のムラもそのまま出してくる感じに、は??となったりする事はあるけれど、こちらも気にせずダイレクトにいく、という方法で大体は解決できている気がします。英語もまだまだ全く喋れるようになっている体感を掴めてないけれど、こうやって話す機会が持てていることが日々の学びに繋がっている、はず。
あと、これは個人的な好みなのですが、私は特にイギリス人を筆頭とした皮肉なユーモアや冗談を言う人というのが大好きでして、ヨーロピアンとの生活では、それも楽しみの一つです。
今のフラットメイトたちも結構痛烈なジョークを言うし、あとは彼の家族がそれはそれはsarcasmに満ちた会話をするので、私はそれを聴きながら新しい表現の方法を密かに盗んでおります。
ただこの話を友達にすると、怖い、自分だったら笑えない、と言う意見も聞くので、たまたまそんな面に自分が適性を持っていたようなのと、そもそもだからこの彼を選んだんだろな、と言う事ですね。
ただこのsarcasmと言う事に限らず、冗談とか、それこそコメディってその国の文化や考え方や歴史がすごく反映されてくるものなので、そう言った意味でもいつも新しい発見をもらっている気がします。
コメディショーを字幕なしでオンタイムで一緒に笑えるようになったら、それが一つの言語習得サイン、と私の中で最近遠い遠い目標となっているところでもありますね。
あれ、なぜか最後はコメディに着地。

この日はトマトソースのニョッキ
また別の日はこうやって作り置きしておいてくれて、
ナスとモッツァレラのラザニアだった!嬉

そんな訳で、フラットメイトと今度イタリアンと日本食のフードコンペティションをしようと話しています。日本の名に恥じぬ料理を提供したい!(勝ちたい)

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