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わたしも発見できました。

今回は東京都美術館で開催されている「イサム・ノグチ 発見の道」へ行ってまいりました。

実はこの展覧会の前に同じ上野公園内にある、東京国立博物館の本館と東洋館を満喫したあとだったので、体力的にも暑さ的にも限界を感じていました。ちゃんと集中してイサム・ノグチの世界に入って楽しめるのか正直不安でしたが、展示空間に入った瞬間(サウンドツアーを聴いた瞬間)にスイッチONとなって楽しむことができました。

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彫刻や建築など、どこかどっしりとした作品のイメージを勝手に抱いていましたが、この光の彫刻「あかり」シリーズを目の当たりにすると親近感がわいてきました。しかも岐阜の提灯和紙からインスピレーションを得ているとのことで、日本の伝統工芸を作品に取り入れていることは私自身新たな発見となりました。和紙が生み出すやわらかい灯りを見ると心がおだやかになりますね。

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それと気になる作品がもうひとつ。

「旅」と名付けられたこちらの作品。旅をすることで何か芽生えるものがあるのではないか、と私ながら勝手に解釈しました。ひとり旅をすることが多く、何か得られるものがあればという思いで出かけていましたが、芽生えるという考え方もありかなと感じました。背景に見える灯りの雰囲気もあいまってしみじみしちゃいました。

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イサム・ノグチ氏は京都を訪れた際に枯山水庭園と出会うことで作品制作に大きな影響を与えたそうです。その素材がもつ本来の魅力や、身近な自然の産物を再発見してみてほしい、そんなメッセージを感じました。

イサム・ノグチ氏の好んでいた音楽、時代背景を映した「サウンドツアー」心地よかった~


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