猫の頭吸ったら嫌がられるって話

備忘録程度にかく

俺はある宗教に入っていて、
自分で立ち上げたものなのだが、
俺は家の庭に迷い込んできたお猫様を祭り上げて崇拝している。

もう飼うというワードすら烏滸がましいのである
うちにお迎えして、うちにいていただいているのだ

俺のようなお猫様崇拝者は少なくないとみている

皆我が家のお猫様を崇拝し、丁重に扱い、
カリカリやちゅーるを貢ぎ、ベッドや玩具を献上し、
癒され、救われ、時々写真など撮らせていただき、
SNSに載せて布教活動したりなどしていると思うのだ

お猫様を崇拝することについてはいつかまたまとめようと思うので
今回は仰々しい書き方はやめにしておく。


唐突だが、うちの猫は本当にとても可愛い。
俺のことを大好きでいてくれるのだ。

撫でられるのが好き、くっつくのが好き、
抱っこされるのが好き、すりすりするのが好き

うちに迎える前は野良だったが、
この人懐っこさはおそらくもっと前に何処かで飼われていたんじゃないかな

ただの人懐っこい甘えん坊猫ではない。
とにかく俺の好きな、俺のツボに刺さる
最高のタイミングできっちり適度に甘えてきてくれるのだ
俺の顔を伺っているからなのか
お猫様にとってそれが甘えたいタイミングだっただけか
どちらにせよ俺に合いすぎている

朝起きたらまず視界がお猫様でいっぱいだ。
俺の首元にもたれて俺の顔に自分の顔をくっつけて眠るのが好きなのだ。
撫でまくる。
抱きつきまくるしスリスリしまくる。
すぐにごろごろと甘える音がする。
気持ちよさそうに目を細めて、顎の下も!と言わんばかりに天を向く
ひとしきり撫でると満足したように猫はまた眠る
その隙に俺はベッドを抜け出すってわけ

帰宅直後も撫でまくる。
おかえり!待ってたんだよ!とでも言いたげな顔をして鳴いている
それがなんともいじらしくって可愛くって
俺も会いたかったよ〜〜と撫でに撫でる。
白い毛が宙に舞うが構うものか。
撫でられたいというし俺も撫でたいので撫でる。
顎下とお腹がお気に入り。
仰向けになって撫でて欲しい場所を見せてくれる。
そこを撫でて顔を埋めてお猫様の匂いをいっぱいにすって
また撫でておでこを擦り付けてまた撫でて、

猫を撫でていると1時間や2時間などあっという間にすぎるのだ。

今日も撫でまくっていると、
おでこの匂いを吸い込みたくなったので
お猫様の額に鼻をくっつけて思い切り吸い込んでみた

ズゥッ と吸うとやっぱりお猫様の香り。素晴らしい。
でも吸った瞬間、猫は頭をぐんと俺から遠ざけて、
「お前今何した?」みたいな目で俺を見る

なんだこの反応。初めてだ。
そう思って俺はもう一度ズゥッと猫の額を吸い込んでみる
猫は大きな目をさらに大きくまん丸にして俺の顔を見つめる。

えっ、なにかわいい
そう思っていると、俺の鼻にかぷりと猫が噛み付いてきた

えっ、痛い!
えっ、噛まれるとか初めてなんだけど

そう思ってるうちに猫は俺の指にも噛み付いてきて、
甘噛みなのはわかるしうちの猫は歯が少ないのでなんならもう痛くない、
でもなんで噛み付いてくるのか全然わかんないけど
おでこ吸うたからですか?
もっぺん吸わしてもろてええ?

ズゥッッとやると
「ブニャアア」と言ってまた俺の鼻目掛けて少ない可愛い牙をむけてきた

ほっほーー
おでこ吸われるの嫌なんや!
おもろ!

お猫様を崇拝するものとしてあるまじき思想なのだが
反応が面白くて可愛いと繰り返してしまいたくなるものなのよね
でもうちの心優しいお猫様が噛んじゃうなんてよっぽどなのかしらと
今日のところはやめといてみたわけなんだけど

おでこ吸われるのの何がそんなに嫌なんだろうか、
いうほど俺の鼻に吸引力はないと思うし
毛があるからそんな吸われてる感触もしないんじゃないかと
じゃあ音かな?耳近いし音が嫌なんかなあ

なんにせようちのお猫様の新しい表情をみることができて嬉しかった

許されるならまた吸いたい、
噛まれてもいいので吸いたい、なんなら噛まれたい

他のおうちのお猫様はどうなんでしょう。
これ共感得られるんだろうか。

では猫教の皆さん、これからも愛に溢れたお猫様との生活を。

うちのお猫様の寝顔をみながら。

この記事が参加している募集

猫のいるしあわせ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?