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土曜の午前、1週間分のモーニングページを読み返す新習慣

毎朝、3ページを書く。モーニングページを始めてから、15冊目のノートが終わろうとしている。これまでは書きっぱなしで、ほとんど読み返してこなかったのだけど、そろそろ新しいステップに進んでみたい。

(ちなみに、モーニングページについての原書というか、発案者の書籍「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」には、取り組み始めてから8週間ほどは読み返さないほうがいいとある。おそらく、まだ慣れていないうちは、自分が書いた文章ですら、“考えないで、手を動かす”という書き方の邪魔になってしまうからだろう)

さて、2020年の年末、朝ノートや夢ノートなど、さまざまな「書く」ことについての書籍を上梓している中山庸子さんという方を知って、彼女の本を夢中で読んだ。生活や自分をよりよくするための「書く習慣」について、とても分かりやすく、具体例満載で紹介されていた。

個人的に、とくに参考になったが「朝ノートの魔法」という1冊。その日のキャッチフレーズをつけたり、やるべきことを書き出したり、朝、1冊のノートに“書く”ことで、1日の下ごしらえをして、気持ちよくスタートを切る、という内容だ。

その中でピンッときたのが、土曜の午前中に1週間分のノートを見直す=自分の棚卸しをしよう、というもの。心置きなく週末(休日)を過ごすために、ノートの中に残された“やるべきこと”“やりたいこと”などに目を通して、来週以降の予定に振り分けてしまう、というのである。

この考え方、モーニングページにも使えるのでは? とひらめいて、さっそく年始から取り組み始めてみた。土曜の午前中に、1週間分のモーニングページを読み返すのだ。

現時点での棚卸しはまだ3回なので、変わっていく部分も多いだろうが、以下にやり方を記録しておく。

1週間分のモーニングページを読み返す方法

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用意するのは、モーニングページをつけているノートと蛍光ペン、愛用の手帳類とボールペン。

当日のモーニングページを終えてから、相棒にコーヒーなんかを用意して、前回の土曜から金曜までの7日間分、計21ページをさっと読んでいく。時間にして1時半~2時間くらいだろうか。特に急ぐ理由もないので、まったりと取り組んでいる。

テスト採点をする学校の先生になった気分で、大切だなあ、何かあるなあ、と思う部分に、蛍光ペンの先端部分で、さっと細くアンダーラインを引く。特に重要、と思った部分は、蛍光ペンを寝かせて、文字を覆うくらいの太めのラインを引っ張る。

そこそこボリュームがあるし、ページを戻って…という2度手間を避けるために、1日分(3ページ)読んで、抜き出したい文章やタスクがある場合には、その都度手帳に転記していく。

見つけた「やりたいこと」を箇条書き手帳へ転記

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基本的に転記しているのは、「やりたいこと」「ひとかたまりになった、お気に入りの文章」たちだ。やりたいことについては、個条書き手帳のマンスリーページに書いている。たとえば、最近追加したやりたいことは…

・KinKiのインタビュー記事を読む
・おいしいたまごかけごはん食べる
・皆川博子「アルモニカ・ディアボリカ」を再読する
・映画「そんな彼なら捨てちゃえば」海外の胸きゅん映画みたい

など。ちなみに達成したものには日付を記入していて、未達のものについては翌月のマンスリーページに転記してまでやりたいかどうか? と考えて、月末に振り分けようと思っている。

お気に入りの文章は「日付+タイトル」をつけて転記

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ひとかたまりになった、お気に入りの文章について。これは本当に驚きなのだけど、1週間に1~2箇所くらい、これはもう詩といっていいのでは? と思えるくらい、リズムを感じる文章がある(自分で言うのは、恥かしいですが…)。

正直、毎日ぐだぐだと似たような内容を書きなぐっているような感覚しかないのだけど、読んでみると、同じ文章はひとつとしてなくて(当たり前といえば、当たり前か)。ある程度、数が貯まったら、何か形にしたいなあ、と思いつつ、手帳に転記している。その際、日付記入とタイトル付けも行う。

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モーニングページは、毎朝書き続けることに意味がある。では、“書いた”ものは、どうなのか。この新しい習慣で、また書くことの楽しさを見つけられるといいな、と思う。


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