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レンチンで熱燗に。ワンカップ酒が冬の家飲みに最高な件

毎日飲みたいくらい、お酒が好きだ。否、毎日飲んでいるのに、飽きることなくずっと好きだ。

お酒との蜜月は、やっぱり夏だと思う。汗がじんわり吹き出る季節に、キンキンに冷えたビールを喉にぐっと流し込む時の多幸感ったら。お供の揚げたてチキンまで、ありありと目に浮かぶ。

だから冬は、ちょっぴり寂しい。ビールだ、ワインだ、ハイボールだとなんだかんだ飲んではいるけど、早く暑い季節が来てほしい。

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そんなおいしいお酒への恋しさからか、ふいにマンガアプリで目に止まったのが『酒と恋には酔って然るべき』(はるこ)。スマホを持ち込んでの長風呂中に読み始めたら、「冬に沁みるお酒はコレだ!!!!!」と興奮して、即行で単行本をポチッてしまった。

ワンカップはおっさんの飲み物なんて言わせない
これからはワンカップOLの時代です

主人公の藤井松子(32)は日本酒と家飲みが大好きで、ワンカップ酒をこよなく愛するアラサー独女。本作は「好きだからこそ、職にはしたくない」という松子からほとばしる日本酒愛で、おのずと日本酒入門までできてしまう恋愛漫画だ。

ちなみに日本酒…もちろん好きだが、私のなかではどうも蕎麦屋で呑むイメージが強く、家で一杯やるのは敷居が高い気がする。そしてワンカップ…の思い出といったら、大好きな祖父のシャツポッケにいつも入っていたことくらい(私の酒飲みDNAは祖父からの隔世遺伝だと誇りに思っている)。

それが、どうだろう、ワンカップ酒。本作を読んでからというもの、飲み切りサイズだし、ビールのロング缶を買うのと金額も大差ないのでは!? と買う方向でみるみる決意が固まっていく。

…と言うのも、ワンカップをそのまま電子レンジでレンチンして、即席で熱燗を作る松子のイカした姿が脳裏に焼き付いて、やるなら今しかないぞ! と居ても立っても居られなくなってしまったのだ。 熱燗なら、夏より冬に呑んだほうが沁みるに決まっているだろ…!!!?

とりあえず、どうっしても透明瓶のワンカップをチンして直飲みするという松子流を試してみたかったので(どうも男ウケは良くないらしいので、こっそりやろう!)近所のスーパーにあった月桂冠を購入してきた。

フタをパカッと開けて、電子レンジでおよそ1分。私はすっかり忘れていたけど、口にラップをした方が香りが逃げなくていいらしい。

まずは一口、すすってみる。熱すぎず、猫舌でもするっと喉に通せるやさしい温度。ふわっと広がる甘さと、喉にとろっと流れていくアルコール。…日本酒と書いて仕合せと呼びたいくらい、沁みるッ。

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松子が漬けと日本酒の相性を力説していたから、まず間違いないと思ってはいたけど、仕込んでおいたマグロの漬けとよく合うねえ。

お酒がおいしい季節、寒い冬も例外ではなかった。


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