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ストレッチ素材とは? 

今回はストレッチ素材についてやっていきます。

さて、ストレッチと言ってよく聞くのはきっとストレッチデニムとかですかね。
他にも「ストレッチが効いている」「ストレッチが入っている」「ストレッチで伸びる」とか言いませんか?
あれ、ストレッチっていう素材が入っているわけではありません。
日本語では引き伸ばす引っ張るという意味をもつ言葉で、ストレッチとは素材名を表す言葉ではないのです。
ストレッチとは伸縮性や弾力性に富んだ運動性能の高い素材。
それがストレッチ素材です。

さて、その伸縮性を出すための素材は1958年にデュポン社(アメリカの大手化学会社)が、ゴムのように伸縮する性質のポリウレタン繊維を開発します。
その特性を生かし、衣料用などに広く用いられ今の様に広がっていったのです。

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ポリウレタンや繊維は主に綿やナイロンと混ぜた複合糸として製品化され、ポリウレタン100%の製品はなくその混用割合は製品により異なりますが、通常5~30%程度の割合になっています。
ちなみにこのデュポン社、あのテフロンフライパンにも使われるテフロン(フッ素)も最初に作ってます。(なんかわかんないけど、とりあえずすごいのね!?)

実はストレッチ素材にウールや綿など伸縮性のある天然繊維が使われることもありますが、一番伸びやすいのはポリウレタン素材というわけです。

更には織り方も重要です。
目がギュッと詰まった織り方ではあまりストレッチ性がないので、ニット生地に近い織り方にしたり、糸に撚りを加えたりすることで伸縮性のある生地になります。
素材選びや織り方で伸縮の違いがあるという事です。

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ちなみにポリエステル繊維の混合もあり、ポリウレタン糸同じようにストレッチ素材として今は流通しています。
このポリウレタン糸やポリエステル糸の寿命は約3〜4年前後と言われていて、取り扱いの方法次第ではその寿命を少しでも長くすることができます。

簡単なケアですが、まずは洗濯表記の確認です。
手洗いや、クリーニング推奨のものもあるのでその辺りは確認を。
次に、洗濯機で洗う際はネットをおすすめします。これはやはり摩耗や型崩れ防止の為ですね。

はい、という事で今回はストレッチ素材とは!?でした。
まー、めちゃくちゃ簡単に言うとゴムなんですが、今ではスポーツウェアはもちろんデニムやシャツやスーツなんかにもストレッチが入っている物がありますよね。

ただ中には綿100%やウール100%と比べると着心地が…
とか
肌触りが…
とかって言う人も当然いると思うので好みはあるかもしれませんが、楽な事は確かですよね。

では、今回はストレッチ素材についてのお話でした。

では、また書きまーす!

#ファッション雑学
#ストレッチ
#ポリウレタン
#スポーツ

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