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フリーターかもしれない

タイトルのまんまだけど、私、フリーターかもしれない。

あと数日で大学院を卒業する。
卒業したら、ずっとやりたかった仕事に就く。でも「就職」かと言われるとそうじゃない。正社員じゃなくて業務委託契約のお仕事で、任期は約8カ月。フルタイム週5日で働けるけど、周りの会社勤めしている友達とはちょっと違う進路になった。

家族のおかげでずっと学生をしてきたけど、来年こそはやっと扶養を抜けられそうで、税金関係のことを調べていたら、1番ピンとくるのは「フリーター」について書いてある記事だった。

自分のやりたいことを追っていたら、いつの間にか世間のルートとはかなり違う道を選んでいた。中学受験して進学校に入り、大学に進学し、フリーターとは縁のない人生だと思ってた。自分は本来は、結構保守的で冒険とかするタイプじゃないと思う。でも、ふと気づいたら、他の人から見たら「新卒カード捨てて、会社勤めもしないやつ」になってた。びっくり…。とんでもないことしている…。たまに不安のブラックホールに落ちそうなときもある。

でも意外とフリーターなんだと思ったら、本業以外にも兼業してみたいなあ、とか、来年このお仕事が終わったらどこで働こうかなとか、わっくわくしてきてしまっている。

中高は進学校で、自分も将来は大手企業とかでバリバリ働くんだろうなって思っていたんだけど、大学進学先を決めたときに、その上昇志向のレールから降りて解き放たれた気がする。(受験したかった東京の大学があったんだけど、なぜか直感とトキメキにやられて急に方向転換して地元の大学を選んだ)大学を選んだ時に、もう上を目指したりしなくていいや、ワーホリでもなんでも行って人生楽しめばいいや、って思ったのを強く覚えてる。その選択はいまだに、どっちが良かったんだ~って思うときもあるんだけど、その後にも、いくつも分岐点があって今この進路を選んだから、それだけが理由じゃないし、どう転んでも結局こうなる人生だったとは思っている。

でもやっぱり、たまに我に返って、信じられないような不安定で博打的な人生になってるよ!?落ち着いて!?って自分でびっくりしちゃう。

2年前のキャンプ場のバイトの同僚だったおじいちゃんに「海外に行きたいっていう夢、貫いてね。そのまま折れずにがんばって。」って言われたことも思い出す。どんなに些細な夢でも、持ち続けるのが一番難しいと、大人になるとだんだんわかってきたよ。

幸いなことに家族も友達も応援してくれてるのが本当に本当にありがたい。不安になって読み返している未来の自分へ、大丈夫だから、自分らしく、ぶれずに、これからも着実に進み続けて。


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