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日本語教師の働き方と、24歳ならではの悩み。

私は夏に卒業を控える大学院生。日本語教育を専攻していて、卒業後の11月から日本語教師として働きます。

いま内定頂いているお仕事は、有期のお仕事で来年6月までの任期なので、その後の進路を考えなくちゃいけなくて、最近ぐるぐる考えています。今までも進路のことってずっと考えてきたし、これからも常に考えていくことで、特段新しい悩みでもないのですが、2023年6月の私はこう考えていたよっていう備忘録代わりに書いてみます。

日本語教師、とひとくちで言っても日本語学校で働く人、オンラインでフリーで働く人、海外で教える人、大学で教える人、国際交流基金関係、民間企業で教える人など本当に様々なジャンルがあります。私は、海外で働いてみたいなと思ってこの専攻を選んでいて、今は、数年海外で経験を積んで、いずれは母校の大学で日本語を教えることが目標です。

でもこの「大学で教える」というのは結構難しくて。大学には非常勤講師と常勤講師がいるんですね。非常勤講師になるのにも、大体3年以上は教歴が必要で、さらには論文業績とか、英語圏での教授経験とかが重視されるケースが多いです。しかもそこから常勤になろうとするなら、修士だけじゃなくて博士の学歴が必要です…。(もちろん修士だけでも、業績が評価されて常勤で働かれている方もいらっしゃいます。)

いま私は修士にいるんですが、研究大学院ではないところにいるので、大学で常勤講師になりたいのであれば、もう一度修士課程から始める必要があるかなと思っています。しかも、周りの教授などを見ていると、やはりアメリカとかに留学するのが、日本語教育界では王道ルートだということもなんとなく分かってきました。やっぱり研究の最先端は英語圏だし北米なんですかね。ここからアメリカに何年か留学して、教歴を積み、大学の常勤採用を目指す・・・!

なんだけど、私はそうなりたいのかまだよくわからないんです。

日本語教師は続けていきたい気持ちがあるんだけど、そこまで苦労してやりたいのか…?常勤を目指すべきなのか…?と思っています。修士だけならまだしも博士まで海外で、と思ったら5年以上はかかるだろうし、現実的に失うものも多いですよね。

全体的に見て、やっぱり常勤の先生方は独身の方が多くて、非常勤の先生方は家庭がある方が多いです。(女性の先生の話です)どちらが良いということもなく、本当に選択の問題だと思います。ここからさらに学歴を積むか積まないかということが、分かれ目だなあと感じるし、今の私はアメリカで学問を続けたりキャリアアップを目指すことも、結婚や出産と両立しながら働くことも、どちらも捨てがたく、決めがたいです。

そしてそれを決断するタイミングっていつなんだろうと考えると、意外とこの2年くらいなんじゃないかと思っています。前に婚活についての記事をアップしたんだけど、婚活も今が焦り時だし、アメリカ留学だって、30歳になったら今よりももっと怖くて、行くことを決断するのが難しいように思うんです。行くなら若いうちのほうが行きやすいし、実際勉強しながらTAで教歴も積めたりするから、ありがたいこともあるなあと思っています。

まあ、今のところ結論は出てなくて、人生どうしようって感じなんですが。決めきれないならやっぱりすべての可能性に賭けて生きていくしかない、ということで、まずはゆる婚活とTOEFLの勉強(大学院出願要件を満たすため)をしようと思っています。

いやあ、何か本当に24歳(今年25歳)っていう感じの悩みですよね!!(笑)これきっとあるあるですよね、どんな業界で働いている女性も、家庭かキャリアアップかという悩みに直面するんだと思います。まあなるようにしかならないですし、折衷案で例えば国内で修士・博士をとるということもあったりするわけです。0か100かということではなく、いろいろな可能性を探りつつ、ベターな選択をしたいなと思います。

なにはともあれ、「アメリカで大学院留学」という数年前の私が聞いたら非現実的すぎるようなことを、実際に結構な真剣度で選択肢に入れられることが何よりも幸せすぎるなとも思います。後悔のない人生を送りたいし、欲張りに何もかも手に入れたいですね、同世代のみなさん頑張りましょう…!!

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