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叶え組の私を好きになる

こんばんは、紋です。今年もあと数日ですね!
手帳を見返していて、残しておきたい記事があったのでnoteに整理します。

それは、自分のモヤモヤを汲み取ってくれて腹落ちさせてくれた『サイボウズ式』のひとつの記事です。

(長くなったけど、言いたいことはおまけのイラストがすべてです笑)

夢組と叶え組とは

今回のテーマはこちらの記事

この中でキーワードになるのが「夢組」と「叶え組」です。

  • 夢組

やりたいことがある人
夢中になれる能力がある
(将来の夢はXXです!と言えるタイプの人です)

  • 叶え組

やりたいことがない人
夢組の助けをする能力がある
(将来の夢とかないけど・・・)

みなさんはどちらのタイプですか?
私は、子どもの頃から断然「叶え組」です。

もちろん夢中になることもあったけど、それ自体を極めたいというよりも、それをやっている時間や空間が好き!という感じでしたね。

例えば私の場合は・・・
・水泳:タイムや順位を上げることも目標だったが、1位を取るぞ!というより、自分の成長を実感できるところに興味ややりがいを感じていた。
・学校行事:自分はこの役をやるんだ!というよりも、クラスでこういう目標があって、そのために自分に何ができるか・みんなで気持ちよく目標に向かっていくにはどうすればいいかに注力していた。

でも、なんとなく、学校や会社って、「夢組であること」が求められる気がしませんか?(私だけ?)
そして、「おそらく叶え組であろう自分」に負い目を感じませんか?(私だけ??)

叶え組は夢組を目指すべき?

やりたいことがある人(以下、夢組)は「目標に向かってやることが決まるからいいな」と思う反面、わたしはそっち側じゃないなって。

「自分のやりたいこと」がないと、肩身がせまい?──『夢組』と『叶え組』がいるから、組織はうまく回るんです

これです!!よかった、自分だけじゃなかったのか!

夢組のほうが、「自分はXXをやります!XXを達成しました!」と表現できるんですよね。
一方、叶え組は「落ちているボールを見つけたので拾って片づけました…(それって、口を大にして言っていいこと?)」となる。

めっちゃわかります。
私は高校時代の部活動で副部長だったのですが、まさに部長が「夢組」で副部長(私)が「叶え組」でした。
部長は新しいことや派手なことをどんどんやる。学校からも注目や評価を受ける。
それに対して副部長の私は、それを実現するための細々したタスクを捌いて捌いて捌く。
私はその部長のことを「好きなことだけやれて楽しそうでいいな~」と嫉妬していました。

かと言って、私が部長みたいになれるかと言うとその自信はない。
じゃあ私はどうすればいいか?

夢組と叶え組が揃ってこそ良いチームなのだ

(急に口調が変わっちゃった)

チームが理想へと進んでいけるフォーメーションを組むには、最初に道を切り開く人やそこから形にする人、トラブルを解決する人など、いろいろな役割が必要です。

だから、全員が夢組だとフォーメーションを組むことができません。夢組があまり興味のもてないことがあったとき、叶え組の力が必要になるからです。

そんなふうにフォーメーション上の役割分担を考えると、夢役と叶え組それぞれの仕事に価値の差はなく、どちらも重要なんだな、と。

「自分のやりたいこと」がないと、肩身がせまい?──『夢組』と『叶え組』がいるから、組織はうまく回るんです
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m006075.html

そうなのです。
個人ではなく、「チーム」で考える。

大きな目標を達成するにはチームの力が必要。
その時に、叶え組だからこそできることがあるのです。
夢組と叶え組が上手く嚙み合っているチームが、全体で大きな成果を挙げられる。
叶え組の自分もチームの大事な役割を担っているのです。

そうは言っても評価されるのは夢組ばかり?

夢組の人って目立ちますよね。
学校でも、会社でも、評価されやすい。
一方、叶え組は色々なんでもやってるけど、ひとつひとつは地味。

夢組と比べると、叶え組は損している気持になります。(私だけ???←3回目)

はじめは夢組の人からすれば、わたしの存在って「便利だな」くらいだったけど、会社が大きくなるにつれて変化が起きました。

自分たちが「やりたいこと」に専念できるのは、陰で支えている人がいるからだと、みんなが気づき始めたんです。

すると、あるタイミングでチームを引っ張る立場が逆転しました。「どうやら、あの人が裏でいろいろ握っているらしいぞ」と(笑)。

「自分のやりたいこと」がないと、肩身がせまい?──『夢組』と『叶え組』がいるから、組織はうまく回るんです
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m006075.html

そうです。

「自分たちが「やりたいこと」に専念できるのは、陰で支えている人がいるから」

実は夢組が夢組でいられるためには叶え組も不可欠ですよね。
叶え組は夢組の土台となっているのです。
そう思えると、叶え組である自分に自信がついてきます。
(フフフ…私が裏でいろいろ握っているのだよ実は…と)

誰かに評価されるのを待つのではなく、自分で自分を認めてあげる。
まずはここからですね。

「自分もチームの大事な役割を担っているんだ。むしろ自分が縁の下の力持ちとしてチームを支えているんだ。」
そう納得できれば、叶え組であることに自信がついてきます。

(高校時代の部長に伝えたい!私がいたからあなたは自由にできたのだよー)

叶え組で大事なことは「"勝手に"ボールを拾わない」

そうは言っても、叶え組も評価されたいと思いますよね。
とくに会社では、評価は昇進や給与にも直結します。

夢組がボールを拾っていないのは「落ちているボール」が見えていないだけのことが多くて。悪気はないんです。

だからこそ、叶え組がボールを拾っていることにも気づかない。でも、そうなるとただの「便利な人」になっちゃいます。

そう思われないように、叶え組の社員には無言でボールを拾う前に「ここにボールがあるね。これは誰が拾うの?」と周囲に聞こう、と伝えています。

「自分のやりたいこと」がないと、肩身がせまい?──『夢組』と『叶え組』がいるから、組織はうまく回るんです
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m006075.html

叶え組って、いろいろ気づくんですよね。
そして、一度気づいたら気になって気になって仕方ない。
で、だれもやろうとしないから自分で黙ってやっちゃう。

(夢組にはボールが落ちていたことすら気づかれていない状態)

そうではなくて、
私がその落ちているボールに気づき、どの優先度でやるかを判断し、片づけました!
とチームに共有する。
そして、それが「自分の役目であること」「拾う役がこのチームにいること」をしっかり伝える。

そうすると、
夢組にも「ボール拾いという仕事」を気づいてもらえる。
お互いが得意なことを活かしあって、チームが高い目標に到達できる!
(ボールに気づけることも立派な特技です!)

実は、叶え組は夢組を羨ましく思うのではなく、
お互いが感謝し合うべき存在なのですよね。

長々と書いて発散してしまったけれど、
・まずは自分が「叶え組」である自分を受け入れること
・チームにとって「叶え組」も不可欠な役割だと理解すること
・自信をもって「叶え組」の仕事っぷりをチームに共有していくこと
が大事なのだと気づきました。

自分は、ほかの誰にもなれないのだから、
ありのまま自分を好きになって、気持ちよく仕事をしていくぞ!

と、年末らしく前向きになれた記事なのでした。

(※)この記事に出てくる書籍『世界は夢組と叶え組でできている』も読んでみたいですね。


おまけ:「フリーボードxグラレコ」でまとめる

夢組と叶え組、みんな揃ってひとつのチーム

最近iOSをアップデートしたら、新しいアプリ「フリーボード」が入っていたので、この話をグラレコ風にまとめてみました。

たくさん書いたけど、大事なことが一目で分かる!
なにより描いてて楽しい!

叶え組の自分も悪くないな、と以前より少し自分を好きになれる人が増えますように。

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