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#読書の秋2021 課題図書感想文

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秋に行われたnoteの#読書の秋2021で課題図書を読んで、感想をまとめたものです。ぜひご覧ください📚
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#読書

恋愛って人それぞれ【隣人の愛を知れ/尾形真理子】

「人生でいちばん好きな人となら、幸せになれますか?」これは帯にあった一文。なんて難しい問…

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ミステリーなのも短編集なのも、いい。【神様の罠】

「読み逃し厳禁!」 「二度読み必至」 帯に書かれているこれらのコピーを見て、うおおお………

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美術館、一人で行ってみる?【山内マリコの美術館は一人で行く派展】

おととし、私は初めてパリに行った。 人生初ヨーロッパだった。 私はどちらかというとこれか…

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「私」の謎を解明しよう【「スピリチュアルズ」橘玲】

「自分とはなんぞや?」 多くの人が、抱く疑問ではないだろうか。今回読んだ本は、橘玲作『ス…

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心を込めて「聴」いていますか?【「LISTEN」ケイト・マーフィ】

「なんであの人って、人の話聞かないんだろう?」 誰もが一度は感じたことがあるのではないだ…

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自分で自分を幸せに生かす覚悟【佐々涼子「エンド・オブ・ライフ」】

「なんで生きるんだろう」 数年前、仕事を終えて家へ帰りながら考えた。 しばらく考えてから…

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いつから「私、おばさんよ」と名乗ろうか?【岡田育「我は、おばさん」】

わたくしアヤオ31歳、おばさん歴19年。 なぜなら私が12歳のときに姪っ子が生まれたからだ。 (ちなみに姉は10歳以上歳が離れている) ここでの「おばさん」とは「叔母(伯母)さん」である。 しかし「おばさん」は、そんな単純なものではない……。 今回読んだ本はこちら。 岡田育作「我は、おばさん」 https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/warehaobasan/ 岡田育さんとは…… 1980年東京都生まれ。編集者を経

とりあえず、読んだらわかる。【「もうあかんわ日記」岸田奈美】

本を読んで声をあげて笑ったのは、本当に久しぶりだ。 このレベルの笑いは、マンガ「ピューと…

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あなたならどうしますか?【「もしあと一年で人生が終わるとしたら?」小澤竹俊】

最近話題の一冊、「もしあと一年で人生が終わるとしたら?」を読んだ。 読む前に、もし私が「…

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読んでいくうちに表紙の印象がガラッと変わる④【三浦しをん「ののはな通信」】

いよいよ「ののはな通信」最終章。 各章について感想を書いてきました。こちらもよろしければ…

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読んでいくうちに表紙の印象がガラッと変わる③【三浦しをん「ののはな通信」】

三章。ついに「ののはな通信」は手紙からメールへと変わった。 二章はちょうど昭和が終わるの…

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小学校の先生をやめて改めて読んだ【あまんきみこ「白いぼうし」】

「白いぼうし」は、小学4年生の担任をしたときに国語の物語文の教材として授業をした。 教材…

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読んでいくうちに表紙の印象がガラッと変わる②【三浦しをん「ののはな通信」】

昨日に引き続いて一章分だけ読み進めたので、二章を読んだ感想です。 一章の終わり、高校2年…

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読んでいくうちに表紙の印象がガラッと変わる【三浦しをん「ののはな通信」】

「ののはな通信」という題名も表紙のデザインも柔らかくてかわいらしい。 「久しぶりに優しめの物語を読むなあ」と少々浮かれ気味だった私。 読んでいくと本を手に取った時のイメージとは真反対のストーリーだった。 作者の三浦しをんさんといえば私の中では圧倒的に「まほろ駅前多田便利軒」なのだ。 (角川さん、他社さんの作品ですみません……) まほろシリーズが大好きで本もドラマも映画も全て見た。 映画に至っては仕事を早上がりしてまで見にいくほど、まほろシリーズにどハマりしていた時