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出生数と合計特殊出生率のグラフを見て思うこと

春木ゼミの課題。
厚労省が発表している表題のグラフには、産める年齢の女性の数(18歳から44歳くらいまで)が記されていないので、どれくらいの人が「産まない」を選択しているのかがいまいちわからない。

どう考えても「産める年齢の女性」が減少しているはずで、そこから考えないと、と多くの人が思うはず。

テーマのグラフではないので論点がずれるが、いわゆる人口ピラミッドを見ても産める世代がどんどん減っている。

大和証券 ライフプランコラム 「いま、できる、こと」vol.201(2022年5月13日)


ちなみに上記の「人口ピラミッド」、うちの息子(8歳)が入っているところもやばい。その下はもう完全にくびれ状態。

ついでだから政府が出している年代別出生数の数字を見てみた。

息子が結婚する可能性が高い同級生、1個年上、1個年下の女性の数(2015年、2016年、2017年)を合計してみると約142万人しかいない。142万人のうち多く見積もって2/3が結婚するとしても、約94万人の中から相手を探さなければならないのか。

息子よ、これは熾烈だ。

ちなみに私と同級生の男性は90万人くらいいる。前後1年ずつプラスすれば約270万人はいる。ここから私はギリギリ夫と出会えた。私はラッキーな方で、同級生で結婚や子を持つことを選ばなかった人は少なくない。我が子が適齢期になる頃は「結婚? ああ、昔の制度の話ね」となるのだろうか。

人口ピラミッドの下のボリュームを少しでも増やすことをしないと「出生数、合計特殊出生率のグラフ」が横ばいになることさえないということは、別にここでいうまでもなくみんながわかっていること。

最近よく聞く「子供は贅沢品」という言葉。

私はこの言葉にとても違和感がある。私の周りにいる「三人(以上)産んでいる」ママたちは、子どもたちを贅沢品扱いなどしていない。むしろ「昔ながらの子育」に近い。「近くに親がいる、若くして産んでいる、教育は普通レベル」という感じ。

「できちゃった」
「二人も、三人も、もう一緒って感じ」

経済的な理由で子を持つことを諦める、というのは真実なのだろうか。そういうとなんとなく理屈が通るから常套句になっているのではないか。

息子が大学生になるころは大学に託児所とかが当たり前にあって「最近は学びながら育てる」みたいな時代になっているのかな。

春木ゼミの課題からかなり脱線してしまった。

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