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ワーママ転職で、モヤモヤの言語化→自己効力感を得る

初めまして。35歳ワーママ、あやてぃです。
こちらの、くみさんの記事を読んで。くみさんがモヤモヤを言語化し、どんどん行動される過程を読んで、とてもワクワクして勇気を頂きました。

そんな中、私も転職経験を通じて、モヤモヤの言語化→自己効力感を得ると言う経験をしたので、綴ってみました。

こんな方に読んでもらいたい。
・ワーママ転職に踏み出したい人。特に、ミドサーでも転職出来るの?と不安なあなた。→結論から言うと、私は出来ました!
・今モヤモヤしている人。→それは良いニュースです。モヤモヤの言語化が全ての成長の始まりだと思います。モヤモヤの言語化=スッキリでは無いのですが、スタートなのです。

注:転職のテクニック的な話では無く、私がモヤモヤを言語化し、紆余曲折を経て転職して、自己効力感を感じた経験、を追っていく、とても長い文章となります(4500文字!)

1.モヤモヤ発生(妊婦期)

妊婦時代に、満員電車と長時間通勤(片道1h15分)に心底嫌気がさし、それまでは自分の好きな商品を扱っている業界であった事もあり、割と満足していた仕事でしたが、リモート可能な仕事に転職したい熱が高まって来ました。

が、妊婦なので転職出来ない、そしてこの時は育休明け転職も難しそうと思い、引越し等も検討し、保育園見学等もしました。ですが今の家が実家が近い事もあり、やはり会社の近くに引っ越すのは好ましく無い・・・。

この時期に、直接面識が無い知人が働く会社、が育児をしている社員に手厚そうだったので、話を聞きに行った事も。
その際、私が、育児との両立の話ばかり聞いてしまい、
「制度が目当てだと、入社後にモチベーション保てないですよ。」と窘められたり。
以前から、青野社長のお考えが好きで、面接を受けてみたい、と思っていたサイボウズの説明会に参加もしました。

また、転職の相談をした友人に、紹介してもらったリクルーターの方にも会いました。自分の経歴と「リモートが出来る仕事を探していて・・・」と言う相談ををするも、「今ご紹介出来るお仕事は無いですね・・・出産後、別のリクルーターを紹介する事も出来るので。」と言う割と突き放し目のお返事。しょうがない、と思いつつもモヤモヤしたまま、出産に突入。

2.モヤモヤの言語化(産後・マドレボニータ期)

友人から紹介して貰ったマドレボニータ(産後ケアのバランスボールを使った運動と感情を言語化して共有するワーク)の教室で、行った、

ペアを組んで、1人ずつ自分の気持ちを3分間話し、もう片方はそれを聞きながらマインドマップに落とし込む

と言うワーク。今思えば、このワークで改めて自分の転職への気持ちと向き合うことが出来ました。このワークをしていた時はこれが何に繋がるんだろ?なんかよりモヤモヤした気がする、と思っていました。自分の理想と現実のギャップを改めて認識して、そのギャップを埋めたい、でも難しい....の様な気持ちだったと思います。
改めて振り返ってみると、

モヤモヤの言語化はスタート地点であり、その時点ですぐモヤモヤが晴れる訳では無い。でも、確実に、モヤモヤ解消のスタートである。

と、感じます。

が、このワークをきっかけに、私は、育休明け転職の可能性を広げる為に、何か出来ないか考え出し、

・ママボラン(育休中のインターン)

に出会います。(この事業は今は無く、ママボランの事業をされていた方は、いまは、ママリブラという、ママでも全力で働ける会社を起こされています)

3.モヤモヤ解消の為に走り出す(ママボラン?・Webデザイン?期)

ママボランと出会った私。

え?育休中にインターン経験出来るの?どんな会社があるのかな?おぉっ、私が最近大好きなCanvaもリストアップされてるー!しかも、インターンするとお惣菜のセット貰えるの?凄い!!

早速、自分の経歴を棚卸しする為のワークショップに参加します。

が、結局、Canvaのインターンで求められていたのは即戦力。デザイン経験の無い私には難しそう。他のインターンも中々自分の希望と、相手の欲しいニーズがマッチングしない...

そこで私は方向転換し、前々から興味を持っていた、Webデザインのスクールを探します。

4.モヤモヤ解消行動①(Webデザインスクール生期)

Webデザインスクールを調べ出すと、私が本格的に学ぶには、スクールに6ヶ月通うのが良さそう、という結論に至り、育休を1歳まで取ることにして、子供は4月から認証保育園に、通学、というステータスで預け始めました。

Webデザインを勉強するのは楽しかったですが、同時に、私が一人前のWebデザインナーになるには、勉強をして、実績をつけて...とやっていくと、とても時間がかかりそうだ、という思いも出て来ました。

この時期、転職に弱気になっていた私(35)は、育休明け転職をしていた年下の知人に相談し、その知人の、ミドサーになった時に転職すのは難しそうだから、30代早めに転職した、と言う言葉にウッと来て、文字通りそのランチの場で泣いたりしてました。笑。
 その知人も悪気は無かったと思いますが、うん、それ35で転職しようとしてる私に言わないで・・・笑
その時の私や、私くらいの歳で転職する人に言いたい。

35でも私は、全然転職できました!とりあえずやってみよう!

5.モヤモヤ解消行動②(転職活動への思い固め期)

ここで私は、自分が何故モヤモヤしていたかをもう一度思い出します。そもそもスタートは、リモートが出来る仕事がしたい。その思いを分解すると、
・満員電車が物理的に嫌、に加え、

そもそも子供が出来て、ただでさえ貴重な時間を、満員電車に1日2.5時間割く位なら、その時間をキャリアアップに使って、もっと効率的に生活資金を稼ぎたい。=年収もあげたい!

という気持ちが見えて来ます。
そんな時にmotoさんのtwitterで「軸ずらし転職」と言う考え方を知ります。

私の仕事は、そもそもリモートが難しい職種、そして今後伸びがあるとは言い難い業界である、と自覚し、私の今の強みを活かして働ける、そしてより年収をあげられる可能性がありそうな仕事とは?を考え出します。

6.実際の転職活動スタート

Linked Inで連絡を下さるリクルーターの方とは、定期的に話をさせて貰っており、具体的に転職活動を始めました。その中で、

①今の会社(友人が人事をしていた)
②サイボウズ(青野社長のお考えが好きで、妊娠中から受けたかった)
③リモートは出来ないけど、とにかく家が近い2社(リクルーター経由で紹介)

の4社〜面接を受けます。この時期の私は、今思うと必死で、東京カレンダーの転職相談の連載に書き込み&応募をしていた(丁度、育休明け転職に関する悩み相談の回があった)と言う、今考えると我ながら面白い行動もしていました。笑

〜サイボウズの転職活動での私の失敗〜
サイボウズの一次面接で、明らかにご法度、と言われている、内定が出る前に、希望給与を現職より高めに言ってしまった私。理由は、
①サイボウズ式で、サイボウズは、社員自ら、賃上げ交渉を行っていると言う記事を読んで、自分の希望をきちんと伝えた方が良いのでは?と言う、今思えば勘違いマインドになっていた
②年収あげたい、と言う気持ちがダダ漏れてしまっていた、である、と分析しています...。結果、勿論これだけが理由では無いのは100も承知ですが、落ちました。

7.現職の最終面接

現職の1次面接で、
①給与が残業見込み30時間
②受けていた職種だと、リモートは出来るが、時差の関係で夕方のミーティングなどがある
よって、子育てとの両立が難しそうとの判断で、2次面接の日程設定まで暫く時間を置いていた私。そこに別職種で受け直しては?と言う案内を貰います。
サイボウズの1次面接と同じ日に、現職の2次面接が予定されており、サイボウズの1次面接の感触があまり良く無い、と悟った私は、その2つの面接の間に、Linkedinを通じて、企業から直接お声がけくださっていたHRの方に、案件に興味がある、とメッセージを送っていました。(我ながら行動力ある。笑)

そうして臨んだ2次面接。そこで育児の両立の不安を思わず打ち明けてしまった私に、面接官であるDirectorがかけてくれた、

「家族のケアと、両立できない職場に未来はないよ」

と言う言葉で、あ、この会社でも働けるかも知れない、と言う気持ちが湧いて来ました。我が社も人手不足だったのでしょう。その日のうちに内定が出ました。
(余談ですが、1-2次面接の間に連絡を取った、別の会社のHRの方には、「思ったより早く内定を頂いてしまいました 汗」と平謝りしました・・・)

8.内定後の不安期

初めての子育てとの両立を心配した母親は、転職には難色を示していました。
私の母は、シングルで3人子供を育てて、別れた父からも一切の金銭援助無しで、私と妹を留学させてくれている、私に取って、敵う気がしない、スーパーワーママ。と言う事もあり、私のキャリアの決定に置いて、母の影響力は大きいので悩みました。
また、先輩ワーママも、「え?転職?キャリアアップ?それ、今やるべき事?育児との両立ちょっと慣れてからの方が良いんじゃない?」と言う意見がほとんど。

ただ、1人だけ、「あやてぃなら大丈夫!何が心配なのー?嫌ならまた辞めればいいよ!」と背中を押してくれました。(イメージ反対9:賛成1)

最終的には

・通勤時間が半分以下(1日1時間半浮く)。その分見込残業があるが、通勤時間が残業時間に変わったと思えば、その分お金に変わるし(実際年収が200万UP)キャリアップに繋がる
・このタイミングを逃すと、仕事が始まってからの転職活動は、時間的にかなり難しそう

と言う2つの理由から、転職に踏み切ることを決めました。

9. 振り返って

今回の転職の経験で、私が最初に望んでいた、
・フルリモートOK
・年収UP
が叶った事に、自分でも驚いています。

これが、私が良く聞かせて頂いている
Voicyパーソナリティ、ワーママはるさんの仰る自己効力感を体感した体験だと思います。

自己効力感=
自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること(Wikipedia)

私の言葉で言うと、「自分、やれば出来るやん!」になります。

今の会社にも100%満足かと言われれば、そうでは無く、辞めようかな?と頭を過る事もあります。ただ。転職を後悔した事はありません。あのまま前の職場で働いている事は想像出来ません。

また、今回の私の転職の軸は、

・リモートワーク可、または家に近い(働き方)
・年収(キャリア)UP

の2軸になります。以前の自分は、特に働き方起因の理由に関して、そんな理由で転職して良いのか?と感じていました。もっと、キャリアの挑戦為、〇〇の仕事がやりたい、と言ったやりがい起因では無いといけないのでは無いか、と感じていました。または、同じ様に、人間関係が理由で転職を考えるのはいけないのでは無いか、と考えている方もおられるのでは無いでしょうか?

しかし、ライフステージが変わる事で、働き方起因の理由が出て来たり、劣悪な人間関係の仕事場から転職したい、と感じるのは、ごく自然な事であると思います。私は今回の経験を通じ、まず転職の理由がどんな理由であっても、その気持ちを認める事、そして、その理由が会社に取ってのメリットになるように、面接での伝え方を工夫すれば良い、と感じました。
例:
・通勤時間を削減して出来た時間を、自分のキャリアアップに繋げられる
・前向きな社員と働く事で、自分もより良いパフォーマンスを発揮できる

又は、転職理由に後ろめたさを感じるなら、あえて面接で伝える必要も無いんです。どんな理由であれ、転職したって良い。少しでも今の仕事に違和感を感じている方はまず、自分の気持ちを認める。そして、生き方の選択肢の一つとして、転職活動を選んでみても良いのでは!と思います。


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