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テレビとYouTubeの共通点から見るサブスクリプションの未来。

よくこんなことを聞く。「テレビ離れ、若いのはYouTubeをみている」、「YouTubeはいつまで続くかわからない。」

僕から言わせていただくと、どっちも似てきてしまったと思っている。

正直、動画産業はこれからも続くだろうし、というより5Gの登場により、更に動画への執着はとまらない。むしろこれからの時代は「文字」よりも「動画」だと僕は思っている。

2020年代は動画が旬である。これは間違いないだろう。しかしみなさんが言うとおり、YouTubeがいつまで続くのかはわからない。

ここで僕が提唱したいのは「広告が資本となっている動画プラットフォームは衰退する。」ということ。

いまや動画産業は公共の電波を使ったテレビに限らず、YouTube、AbemaTV、Netflix、Hulu、GYAO、U-NEXTなどなど、上げれば切りのないほどある。

ここで僕がハッキリさせておきたいのはテレビとYouTubeはサーバーの形は違うが、大変よく似たものだと僕は考えている。

テレビの地上波、つまり民放は企業広告が主な収入源だ。
YouTubeもその形に近く、企業広告によって稼いでいる。

この形に生じる問題はただ一つ。「企業の印象を下げるような番組は作れないということ。」

無論、テレビ離れにはまた違う要因もある。それについても以前取り上げた。

ここで言いたいのは広告が主のプラットフォームは規制が厳しくなっているということ。

ではテレビ、YouTubeではないプラットフォーム、サブスクリプションと呼ばれるものはどのようになっているのか。

主にサブスクリプションは月額会員制で個人が見たいものに投げ銭しているシステムは広告というものがなく、忖度するもは何もない。

つまり個人が見たくなければ見なければいい話。逆を言えば見に来ている人間は「これを待ってた」と言わんばかりに、作品や番組を楽しめる。

また制作陣も忖度するもは何もないので、自由にやりたいことができる。

制作陣も視聴者も飽きないプラットフォームがサブスクリプションだということだ。

その例が一番色濃く出たのが、昨年Netflixで公開された「全裸監督」だった。もちろん日本でも大ヒットし世界でも絶賛された。またこの作品のすごいところは、俗に言う「業界人」と呼ばれる方たちが揃えて絶賛していたということ。

地上波ではできない攻めた演出。企業や民法の視聴を忖度しなくていいサブスクリプションこそ次世代の動画配信サービスだ。

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