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[開催まであと8日!] コミュニティは好きだけど、コミュニティマーケティングは嫌いと思う人に知っておいて欲しいこと #CMC_MAX

こんにちは。職業「戸倉彩」です。
今回は、CMC_Meetup MAX! のツイ廃枠でツイートを盛り上げる応援団メンバーやカンファレンス関係メンバーの方々の間でスタートした「カウントダウンCMC_MAXリレーブログ」としてnoteを書かせていただきました。

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マーケティングと聞いて皆さんは、どんなイメージをお持ちですか?
多くの企業では、それぞれの商品やサービスに対して戦略を立てた上で、マーケティング活動が行われています。そして、製品やサービスを支持するユーザーコミュニティなども存在しています。そんな中、企業がコミュニティを軸に展開する「コミュニティマーケティング」が注目されています。

ワタシ自身、コミュニティマーケティングについては、当初から企業視点でポジティブに捉えており、今後、企業とコミュニティの方々が共に変革の時代に適応していくためにも、共創し続ける文化を築くことに大きな意味があると考えています。

一方で、プライベートでユーザーの立場で受け身となって体験したいくつかのコミュニティマーケティングの施策は、必ずしもポジティブとは言いがたいものもあったかと思います。なので、たまに耳にする「コミュニティは好きだけど、コミュニティマーケティングは嫌い」「コミュニティに企業が関わってくるのは反対」という意見も何となく理解できます。こうした原因の背景には、その人にとって「コミュニティまたはユーザーファーストではない」と感じる体験があったケースが多いように思われます。

この記事は、嫌いなものを好きになることを強制するものではありません。ただ、もし表面的なコミュニティマーケティングの存在だけを見て、無意識に苦手意識を持たれているのであれば、そこにはアンコンシャスバイアスが潜んでいる可能性があることをお伝えしておきたいと思います。

現在、企業とユーザーとのタッチポイントが多様化する中で、組織的にコミュニティーマーケティングに特化した専門の部署を配置して、強化を進めている企業も増えているようですが、それは限定的であるように感じています。また、年々、マーケティング手法やツールも多様化し続けており、コミュニティマーケティングに携わる多くの人が限られたリソース(予算、時間、情報、人など)を駆使しながら、その時にできる範囲で遂行せざる得ないのが実態です。古い体質が残っている企業の場合は、業務範囲やKPIの縛りが厳しく本末転倒になっている現場もあったりするかもしれません。そのため、時折、ユーザーファーストから遠ざかっているアプローチが結果として行われてしまうことが発生します。

「それは企業都合であって、コミュニティユーザーには関係ない。」そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は色々な場面で関わっていることが少なくありません。それは直接的な場合もあれば、間接的な場合もあるでしょう。

例えば、企業は業界全体を盛り上げるために尽力すると当時に、コミュニティがコミュニティとして存続できるように限られたリソースであったとしても、自分たちだけではカバーできない部分の力を貸してもらえたり、コミュニティに参加するユーザー、そしてポテンシャルのあるユーザーが円滑にコミュニティに参加できるようにプラスを与えてくれる事例が多いように感じています。また、企業によっては、コミュニティファーストで最新情報をいち早く届けたり、機能改善のフィードバックの取りまとめ、次世代の製品やサービス開発に向けた意見交換会などなどコミュニティ自体そしてそこに参加しているユーザーが何かしらの恩恵を受けられるスペシャルな場を設けたりしています。

万が一ですが、コミュニティの意見をまったく尊重しないコミュニティマーケティングがコミュニティに対して行われている場合には、必要に応じてコミュニティとしてCode of Conduct (行動規範) を定義または改定をすることで抑止効果に繋げられるのではないかと思います。

今回、CMC_Meetup MAX! に参加することをきっかけに、企業視点で「相手にとってユーザーファーストと感じてもらえるコミュニティマーケティングとは?」、そしてコミュニティユーザー視点で「もしコミュニティマーケティングに対して疑問を感じた時、コミュニティの一員もしくはユーザーとして取るべき適切な行動とは何か?」について、より理解を深め、自分自身も両方の立場から実践できるようになりと考えています。

コミュニティマーケティングが、従来のマーケティングという枠を超え、企業とコミュニティが一丸となって新しいものに挑戦し、変化し続け、進化していくためのプロトコルになることを信じています。

2020年6月26日より開催されるコミュニティマーケティングのカンファレンス CMC_Meetup MAX! には、きっといろいろなコミュニティマーケティングに纏わる体験をお持ちの方々が集まると思います。ぜひご参加いただき、一緒にオンラインで語り合いましょう!!!





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