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ジオヒルズワイナリーの紅玉『ホン・ゴック・シードル』

先日、収穫体験に行ってきた『ジオヒルズワイナリー』さん。


オープンして2年弱ですが、既にオリジナル商品がたくさんあります。
(しかも、ボトルのラベルが可愛いものばかり)

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その中で今日紹介するのは『シードル』です。
ちなみに『シードル』ってご存じでしょうか?

「シードル」とは、りんごで造ったスパークリングワインのことです。
「シードル」というのはフランスでの名称で、イギリスやニュージーランドでは「サイダー」、スペインでは「シドラ」、アメリカでは「ハードサイダー」と呼ばれ、それぞれ個性が違うんですよ。大きく分けると、りんごの果実味を味わいながらワインのように味わうヨーロッパタイプ、ビールのようにゴクゴク飲めるイングリッシュタイプの2種類があります。ちなみにシードルはスパークリングワインですが、イギリスにはスティルサイダーという炭酸のないものがあったり、スペインのシドラは炭酸なしか超微炭酸だったりと、発泡度合いにも幅があります。

日本でも、青森や長野といったりんごの産地で地元のりんごを使ったシードルを作るワイナリーやシードル醸造所が増え、盛り上がってきています。日本産のシードルは、ふじや紅玉といった糖度の高い食用りんごを使うことが多いのが特徴。繊細ですっきりした味わいになります。
シードルは甘いお酒だと思っている方も多いと思うのですが、甘口から辛口まであります。アルコール度数は2~8%くらい。グルテンフリーですし、りんごを原料としているので、ポリフェノールやカリウム、リンゴ酸やクエン酸などが含まれ、健康や美容効果も期待できます。

『シードル』は新しい盛り上がりを見せつつある、リンゴのスパークリングワインということです。

『ジオヒルズワイナリー』さんでも、上田産のふじりんごを使ったシードル『ふじ』

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こちらも、上田産の紅玉を使った『ホン・ゴック・シードル』の2種類がありました。

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ちなみに、『ふじ』と『紅玉』の違いわかりますでしょうか?

りんごの代表格「ふじ」
日本で一番多く生産されている「ふじ」。1939年に青森県藤崎町にあった園芸試験場東北支場にて生まれ、1962年に「ふじ」として品種登録されてから長く愛され、2001年には品種別の生産量で世界一にもなりました。
<食感と味>
かじると「さくっ」、噛むと「しゃくしゃくっ」!
まさにりんごのイメージそのものの食感。味は、ほかの品種と比べて少し酸味を感じましたが「よく食べるりんご」からイメージされる味で、安心感があります。
“調理”するのにベストなりんご「紅玉」
1871年に日本にやってきた「紅玉」。青森県では10月中旬に収穫されます。一時は価格暴落によって減産した時期もありましたが、アップルパイやジャムなど“調理用”にも最適ということから、「紅玉」は根強い人気があります。
<食感と味>
「…酸っぱい!」と思わず言い放ってしまったほど強い酸味。ただ噛み続けると、じわじわと甘味が感じられてきます。後味はとにかくすっきりさっぱり。スーパーの果物売り場に「皮をむかなくてもおいしい!」と紹介されていたのでさっそく試したところ、皮が柔らかくクセがないためとても食べやすかったです。


なるほど。
改めて、それぞれの違いを知ると面白いですね。

という中で、ワイナリーの方から「紅玉のシードルはあまりないから、どうですか?」と言うオススメをしていただいたので、『ホン・ゴック・シードル』を買ってみることにしました。

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ホン・ゴック・シードル
長野県上田産の紅玉を使用した辛口ドライのシードルです。瓶内二次発酵のシャンパーニュ製法での醸造。紅玉の豊かな酸を活かすため、きめ細やかな泡と果実味が感じられるシャープな味わいに仕上げました。
「ホン・ゴック」とはベトナム語で「紅い宝石」を意味します。紅く美しい紅玉のリンゴを提供してくださった農家様への敬意が込められています。

スパークリングワインのような強めの炭酸とリンゴならではの爽やかな味わいがとても美味しいシードルでした!

『ジオヒルズワイナリー』の『ジオ』もベトナム語で『風』という意味なのですが、『風の丘が作っている紅い宝石』とは、なんともオシャレなシードルですねー!

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