セッションを通して感じること~クライアントの原石に触れる体験~
今月から、7名のコーチングセッションを担当しています。
みんな、ある程度、自分理解を深めたり、理論を学んできた方なので、
「こうした方がいいんだろうなぁ」と頭ではわかっているけれども、
行動は違う形になってしまう・・・
私自身も体験していることです。
本当の意味では腑に落ちていない、、、
心底納得感をもって自己理解、自己受容したところを起点にしないと
この頭と行動のちぐはぐ感が、新たな「○○べき」を作り出して、
それに縛られて、さらに辛くなってしまうというループに陥ってしまうのです。
世間が掲げる理想像に自分を合わせようとすると
どんどん自分の不足に目が行き
どんどん、新たな「べき」に縛られ
そして、どんどん、本来の自分から遠ざかっていきます
無自覚でも、メディアやSNSで、アップデートされ続ける「世間の理想像」を日々浴びせられているので、普通にしていたらそういう思考に駆られるのも無理はないと思います。
コーチングによって「自分を変えていきたい、変わりたい!」と思う原動力はとても大切だけど
「世間が理想とするような何者かになりたい!」というベクトルは
ある意味危険信号です。
「自分以上にならなくていい」
「自分以外にならなくていい」
今、コンサルを受けている末吉さんから教えて頂いた言葉です。
セッションをしていると
クライアントがいろいろ語っている中にも、言葉以上の何かで感じられる
「本当はこうしたいんじゃない?」というクライアントの本音に触れる瞬間があります。
ほんと、わずかな瞬間だったりするのですが、まるで、クライアント一人一人の原石に触れるようで、その一瞬の輝き触れた時に、クライアントが自然に変化していくことを信じられる、そして、とても応援したくなる、そんな自分を感じずにはいられません。
クライアントにとって、何か上手くいっていない今の現実は、決してクライアントの本来の姿ではなく、恐れから自動駆動するシステムに翻弄されている仮の姿とさえ思うのです。
だからこそ
クライアント自身が、その勝手に発動してしまうシステムにさえ気づくことができれば
必ず抜け出せる!
その可能性を信じたい!
と強く思うのです。
この自動駆動してしまうシステムについては、私のパターンをこちらの記事で書いています ↓
とにかく、そのシステムに翻弄されていたとしても
「悪いのはあなたじゃないよ」と伝えたい!
そのシステムが勝手に駆動してしまう原因も、駆動している意味も
それすらも必然だから、これまでが無駄だったわけではないし
今、「何かが違う」「もうこのモード限界」
と思っているなら、今がそれに気づくべきタイミングだから!
そんな気持ちで、セッションに向き合っています。
私が何かを提供するというよりも、むしろクライアントから受け取るものが大きくて、毎回ジ~ンとしている、そんな感覚でお仕事させてもらえることに感謝です。
『exit 消耗ループ=消耗ループから抜け出して軽やかに生きていく!』
最後までお読みいただきありがとうございました。
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