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夢をあきらめ就活する人へ・音大生就活記

自己紹介

はじめまして。いりなです。

私は音楽大学で声楽を専攻しています。そう、小さい頃からオペラ歌手になりたかったんです。

よく就活で「やりたいことを探そう!」といいますが、それが響かないタイプでした。だって私のやりたいことは「オペラに出ること」だったから。

まぁしかし世の中そんなに甘くはありません。

芸術分野は全力で日々努力するのはデフォルト。その上で才能と運に恵まれたほんの一握りの選ばれた人だけが夢を掴むことができます。

私も練習中心、食生活から睡眠まですべてを自分の歌・声を優先し生きていました。

必ず毎日メニューをこなし、風邪をひいてはならないためピリピリし、学校の昼休みは音楽室に直行して練習、ピアノも練習し、イタリア語とドイツ語を学び、音楽理論を勉強し、筋トレと有酸素運動は欠かさず、喉に悪いものは一切食べず、耳に悪いイヤホンは使わず、声を酷使することはしない。などなど。(音大生という生き物はすべてを演奏にささげてます)

そんな生活を5年以上送っていました。

オペラ歌手になれないことに気づいたのは大学2年のとき。高校まではコンクールで賞とかも取ってたんですが、大学進学後は全国大会出場どまり。焦りが募っていました。

ある日プツンと糸が切れました。もう無理だ。これ以上頑張っても先が見えない。

私は選ばれた人ではなかったんです。

就活を決意

オペラ歌手になれないことに気づいても、明日は来ますしお腹は空きます。ご飯を食べるにはお金が必要です。

そこで気づきました。

歌で稼がなくてもいい道を探す必要がある。(子役の頃からやってて、持てる力すべてを音楽に捧げていたんでこの辺の感覚はバグってます。)

そうだ、就職活動をしよう。

そんななかインスタの広告で出会ったのがinteeでした。

私ははじめinteeの自己分析のフレームワークがうまく使いこなせませんでした。しかし、メンターの山中さんとのお話の中で目標を設定し、フレームワークをうまく使えるようになりました。

自己分析

ということで、私はあえて

オペラ歌手になる

を掘り下げることから始めました。

なぜオペラ歌手になりたいと思ったのか?

どうして日々努力できていたのか?

オペラをやっているときで一番幸せな瞬間は?

オペラを歌うことで何がしたかったのか?

私はオペラ歌手以外の道で、オペラをやっててワクワクする瞬間に近いことができる職種を探し、歌手になることでどのような影響を社会に与えたかったのかについて分析しました。

私の本当の目標

そして、私の本当の目標はふたつあることに気づきました。

① 音楽文化の発展を支える

② 想像力・相手の立場に立って考えることができる人材を増やす。

①に関しては、現在音楽文化へ多く支出している、公共団体と大企業が利益を上げ続けることと、その企業の方々に文化活動の重要性を理解していただくことが重要という考えに至り、

芸術に積極的に投資しているような大企業に行き、ゆくゆくは社会貢献事業関連の部署などを目指す

という答えにつながりました。

②は、芸術教育の拡充などが重要と考えましたが、①を続けることでその効果が得られるととりあえず結論付けました。まだ具体的な方法を思いつかないので、人生のテーマにしていきたいと思います。

職種についても、先ほどの思索のなかから決めていきました。自己分析って大事です。

就職活動本番

というわけで、私は特定業界の大企業かつ特定の職種を中心に就職活動を行いました。

インターンでは大量の優秀な人材に遭遇して勝ち目がないとへこんだり、面接では学歴で偏見を持たれていてそれを払拭することができなかったりとキツイこともたくさんありました。

しかし、しっかりと話を聞いてくださるメンター・山中さんとの面談や、実際の企業の方とお話ができるinteeのイベント等を活用し、アウトプットに慣れることで納得して就職活動を終えることができました。

さいごに

今、夢をあきらめて就職活動をしようとしている方へ。

あなたのいままでやってきた何かに対する自信を持って、そのものに取り組む熱量と同じだけの力で就職活動に取り組んでみてください。

そして、きちんと話をきいてくれるサービスを使ってみてください。

悩んで悩んで努力した先には、きっと納得できる結果が待っていると思います。

応援しています。



私自身、就活をして改めて自分の弱み等も把握しました。

話を聞いてくれる人の重要性も再認識しました(intee様様ですほんとうにありがとうございます)

あとは大好きなオペラをこころゆくまで歌って音大生生活を締めくくりたいと思います!人生かかってると思わないほうが音楽が楽しくて泣けます(笑)

社会人になっても、音楽で培ったストイックさを武器に頑張ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。






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