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#04 「君と宇宙を歩くために」の感想

感想を書くために二回読んだんだけど二回とも泣いた。

泣いたところは宇野が家で泣いているのを見た小林が涙ぐんでいるところ。
完全に小林とシンクロしてしまい、宇野が必死に頑張って前向きに生きていることを知り、頑張ることから逃げた自分と比べてしまい、泣くのだった。

宇野の一番すごいところは、あきらかに浮いていて変な目で見られていることをわかってて、それでも学校生活を自分なりに頑張って生きていくことに希望を持っていること。

頑張っても報われないかもしれないし、頑張らない理由なんていくらでも作れるのに、宇野を見ていると社会を生きることに大いなる希望があるように感じられる。そして、影響を受けて頑張ろうとする小林には、頑張って少しずつ結果を出していくことで人生が楽しくなることを教えてもらえる。

この二人を見ていると、もう一度人生頑張ろうかなって思えてくる。
もしかしたら頑張って生きていくことは楽しいのかもしれないと思える。

そんな作品でしたね。

サブタイは「ワン・ジャイアント・リープ」。
大きな一歩。小林くんにとってはもちろん、宇野くんにとっても小林くんという友人を持てたことは理想の学校生活に近づくための大きな一歩だと思う。

読み切りでもおかしくない完成度ですが、続くそうで楽しみです。

あやせこ


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