あやせこ

あやせこ

マガジン

最近の記事

ホモソーシャル社会内面化人間のセックスの下手さ

「侍同士が鍔迫り合い、『お主、できるな』と言われることが至上の快感」というようなことを、100分でフェミニズムで上野千鶴子氏が仰っていた。ホモソーシャル社会のヒエラルキー競争が内面化されている男性たちにとって、同じ男性から認められることは射精のように快感なのだという言説だ。 そういったシーンは様々なエンタメ作品にも散りばめられており、観るだけでも気持ちの良いものなのだろう。 ホモソーシャル社会のヒエラルキー競争が内面化されている人間が喜ぶことは、下記の通りであろうと思う。

    • 付き合って上げてもいいかな #107

      付き合ってあげてもいいかな#107 献身的に接する冴子に対して言った優梨愛の「一緒にいると、暗い気持ちを隠さなきゃいけないのがつらい」「そういうのに冴ちゃんを突き合わせたくない」というセリフめちゃくちゃ共感する。自分が辛い時に一緒に居たくない。自分のことで精一杯なのに他人と関わるコストを払えない。でもこのままだとこの先2人で生きていき、双方にとってとても辛いことが起きた時、共に慰め合うことができないのではなかろうか。

      • #04 「君と宇宙を歩くために」の感想

        感想を書くために二回読んだんだけど二回とも泣いた。 泣いたところは宇野が家で泣いているのを見た小林が涙ぐんでいるところ。 完全に小林とシンクロしてしまい、宇野が必死に頑張って前向きに生きていることを知り、頑張ることから逃げた自分と比べてしまい、泣くのだった。 宇野の一番すごいところは、あきらかに浮いていて変な目で見られていることをわかってて、それでも学校生活を自分なりに頑張って生きていくことに希望を持っていること。 頑張っても報われないかもしれないし、頑張らない理由なん

      ホモソーシャル社会内面化人間のセックスの下手さ

      マガジン

      • 01
        0本