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どんな明日も感じたい、きみと


人生はタイミングだ、と思う。


大好きで大好きで仕方なかった推しメンがアイドルを卒業すること、

友達がハマっている別グループにちょこちょこ顔を出すようになったこと、

その中の気になる人と偶然年齢が同じだったこと、

友達のおかげでとあるライブに最前で入れたこと、
その日の回替わりソロ担当がたまたま彼で、その演目に撃ち抜かれたこと、

見つけるね!と言ってくれたライブで人生初めてのレスをもらったこと、



こうして羅列するとまるで運命のように錯覚してしまいそうになるけれど、きっとこんなのはひとつひとつがありふれた出来事なんだろうと思う。悲しいかな、手放しで「これは運命だ!」なんて喜べる無邪気さを私はもう持ち合わせていない。
正直なことを言えば、このタイミングじゃなければ、誘ってくれたあの友達がいなければ、あんな風に営業をかけてくれていなければ、私は彼のことを好きになること自体なかっただろうとすら思っている。

実際彼と出会ってからの3年間という期間がそれを物語っていて。
だってこの出会いが本当に運命だったなら、私はもっと早く彼のことを好きになっているに違いないのだ。



前々から、「愛は意志だ」という言葉が好きだ。
恋と違って愛なんてものは無条件に発生することはほとんどない。
自分で何度も彼を選ぶという選択をし続けた結果そこに生まれるものだと、私は卒業する推しメンとの4年間で知った。


まあ、長々と書き連ねておいてなんだけど、
私が彼を好きになったというその事実だけあれば、今は十分だと思っている。目の前の好きを拾い上げ続けていれば、他のことはきっと後々追い付いてくる。

そんな気がしてならない、秋の始まり。


https://youtu.be/E6HYZHZmzd8?si=f6v_uZmSEJPQAwtf

偶然とか運命だとか そんなフォーマットはどうだっていいや
「君と出会えた事実」それだけで────

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