見出し画像

母のごはんがあったから、今の自分があるということ。


昔から、母と近所のスーパーへ買い物に行くのが好きでした。
たった1時間くらいの時間ですが、私にとってはとても幸せな時間でした。

小さい時から母が買い物する姿を見てきて
加工品を買うときには、必ず裏の原材料表示をチェックすることが自然と身につきました。
学生になり、友達は意外と見ない人が多いと言うたことにも気付きました。
学生の私も今と変わらず、お菓子のパッケージをいちいちひっくり返して添加物の有無を見ていました。
でも周りからカロリーを気にしていると思われるのが嫌で、買う気もないのに暇な時には色んなお菓子の裏を眺めていました。(毎回チェックしなくても安心できるものをさっと選べるように)

部活の遠征のときにも
母は冷凍食品を使わず、全て手作りのお弁当を用意してくれました。
高校、大学、早朝バイトの前と段々家を出る時間が早くなっても、嫌な顔ひとつ見せずに作り続けてくれました。

後になって、大学で1番楽しみだった時間はお弁当食べる時間だったよね、と妹と共感しあいました。

毎日食べても飽きない卵焼きでした。

中学生のとき、「本当はみんなとコンビニで買い弁したい」なんて言って、菓子パンとサラダを買っていたこともあります。
そう言われた母は少し寂しそうだったけど、私の気持ちを尊重してくれました。
本当に懐が深かったんだと思います。
でもきっと傷つけてしまったよね、ごめんなさい。
高校でダイエットにのめり込み、ご飯をたくさん食べなくなった時もすごく悲しい思いをさせてしまったと思います。
数年前の、自分の頭を叩いてやりたい。

でもこの失敗、後悔がなかったら、今の自分もないんじゃないかな・・とも思います。


栄養学科のある大学に上がり、母と食についてたくさん議論できた時間はとても楽しかったです。
6年くらい、毎年おせちも一緒に作りました。

そんなに豪華なものはなくても、色々話し合って作るのが楽しかった。


小さい子供はご飯の作り方はもちろん、選び方なんて何もしらないです。
どうやってそれを習得していくかといえば、親の姿を見ることではないでしょうか。

だから子育てもしたことない自分が言うのは大変おこがましいですが、
少しでも多くのお母さんたちに、「食」について知ってほしいと思います。

知らないと、伝えられないから。

今は色んな健康な食事が溢れていて、何がなんだかわからなくなることが多いです。(私がまさにそれです)

でもみんなひとりひとり違う人間で同じ人はいなくて
万人にいいものは決してないのだから、
自分や家族の体感がいいものを選べばいんだとわかりました。
それを見つけるまでの失敗も無駄ではないと思いました。
そして選ぶためにはやはり何よりも、まずは知ることです。
だからちょっとでも分かりやすく食の現状(添加物、農薬、その他)を伝えたいと思います。
それができる今の仕事にも感謝しなければと思います。
そして伝えるために、私も学び続けようと思います。

いろいろ読んだ中で、1番ためになり、わかりやすいと思う添加物の本です。


新月の夜、新たな区切りとして🌚

ayaka

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?