ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(著:ブレイディみかこ)
今回ご紹介する本はこちら!
「最底辺保育所」!?自分で言うか!?
福岡県生まれ、県立修猷館高校卒。 音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、1996(平成8)年から英国ブライトン在住。 ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。
僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー プロフィールより引用
夫さんと子供さんとの英国での3人暮らしの日常が描かれています。
お子さんとパンクなおかんがたくましく成長してくお話です。
英国ではとても格差があるんだなというのを実感させられます。どこの地域だとこういう人たちが住んでいる、ここの地域だとこういう人たちが住んでいるとか。
日本ではないことはないですけど、こんなにあからさまじゃないですよね。
興味深いのが英国の階級社会を『日本から移住されたブレイディみかこさんが見ているの』を、更に『日本に住まう私が見ている』っていうかなりマトリョーシカ的な『メタ視点』になっているところ。
「メタ視点」:置かれている状況を一つ上の視点から客観的に見ること
え?日本はどうなの?
だからこそ、逆に自分達は日本はどうなのかっていうのね、すごく考えさせられたんですよね。
遠い英国の日常のストーリーの中で読ませているからこそ、没入できるし入ってくる。気の利いたブラックジョークのように、自分に返って来てぶっ刺さる。
多様性って簡単にいうけど、そんな綺麗なもんじゃないし、特に地理的にも日本て島国だし多様性を丸ごと受け入れるってしてなかったんじゃないかなと。
日本では最近に特に格差や、子供の貧困などがクローズアップされてきています。
働いている場所や仕事住んでいる場所でなどで交友関係とは待って決して交わらない人もたくさんいるはずです。インターネットの台頭で広がったとはいえ、逆に繋がりの強い人とよりつながるという、むしろ分断が進んだのではとも考えています。
夏休みの課題図書として、お子さんと話すのもすごく意義深いものになるのではないでしょうか?おすすめです。
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自分の状況を客観的に観てもらい整理しませんか?
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