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1年後の今、オードリーのオールナイトニッポン 10周年全国ツアー in 日本武道館の感想を書く

オードリーのファンになったきっかけは、とても些細なことだった。

今や天下の有吉さんが毒舌キャラであだ名を付けていたころ、「一番売れなくなった時に、最後まで残ってくれた7人のファンと旅行に行った」的なことを話していた。

私は1994年生まれなので、有吉さんの猿岩石時代を知らない。どんな番組で、どんな活躍をしていたか知らなかったので、有吉さんのどん底時代を知らない。再ブレイクした喜びを知らない。面白いけどなんとなく寂しさが残った。

ある日、ふと思った。今売れている芸能人を今から追いかけたら、苦楽を共に出来るのではないだろうか。再ブレイクした時の喜びを共有できるのではないか。応援し続けた先にある風景を見てみたい。そんなを考えていたら、先ほどの有吉さんの言葉を引用しながら、「7人のファンのために、今は頑張りたい」的なことを言っていた芸人さんがいた。

それが、オードリーの若林さんであった。

それから10年の月日が経ち、私はオードリーの武道館公演に来ていた。


ラスタカラーのリストバンドを買い、ガチャガチャでは「もんじゃのマサ」を当て、写真を撮り、一通り楽しんんだ後は、武道館の前で休憩していた。すると、武道館の扉が開き、大量のお花が武道館の前に運び出された。

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私はお花を見た瞬間、号泣した。

オードリーは13年に単独ライブをやって以来、小さい単独ライブしか行わず、晴れ舞台が一切なかった。それでも、オードリーはお花(厳密にはお花形のバルーン)を送り続けてきた。仲の良い芸人さんのライブにはオードリーのお花が必ずあったが、オードリー自身は全くそういうのが無かったのだ。近くを通るだけでも匂う大量のお花は、オードリーさんがここまでがんばってきた証なのだと思うと、涙が止まらない。

会場の中に入ると、ニッポン放送主宰なので、ニッポン放送のタイムテーブルが配られた。そこには、オードリーのイラストが書かれていた。

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このタイムテーブル自体はTwitterで知っていたのだが、手に入れるためには取り寄せる必要があり、悩んでいるうちに取り寄せ期限が過ぎてしまっていたと思っていた。このような形で手に入れることができるなんて、ものすごいサプライズだ。

席は1階の真ん中からちょっと左側という、武道館の倍率から考えても申し分のない席だった。本当はダメだろうと思いながら、開演前の会場を撮った。

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写真写りが良く、席がとても近くに感じた。そうか。武道館が人気のある理由はこれなのか。

本番が始まるとオードリーが出てきて、「いやー、岡田がね...」と、ラジオで聴いているいつもとおなじみのトークが始まった。

実は私は、5周年のイベントにも参加している。私が上京して、初めて参加出来たイベントだった。東京国際フォーラム ホールA の2階席の後ろから2番目の席だった。その時はラジオの公開放送形式ではなく、フェス形式で、トークよりもイベント(歌)が中心だった。それでも、初めて見るオードリーのイベントは嬉しかった。

それで今回参加して何より感じたのは、オードリーの成長だった。具体的に何でそう感じたかは分からないが、東京国際フォーラでは感じたことのなかった、ファンへの愛情を感じた。大勢の人に話しているのではなく、一人一人のファンに大して感謝をしているのが伝わった。そして何より、オードリーが心から楽しんでいるのが本当に嬉しかった。

そしてやっぱり、漫才は感動した。

オードリーは忙しくて単独ライブができなくても、ちょくちょくネタライブをやってきた。漫才だけは続けたい。漫才が出来なければ、こんな仕事をやっていない。若林さんはいつもそう言っている。オードリーは他の芸人さんのように何本もネタを作れるタイプではないけど、日々の活動によって、確実にオードリーの漫才は進化を続けている。

そして帰りにはお土産として、ニチレイのフカヒレスープがプレゼントされ、後日ゆっくり食べた。

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オードリーが沢山の人に愛され、沢山の人と関わりながら、今の地位があることを実感した。そして、ここまで頑張ってくれたことに、ファンとしてすごく誇りに思う。

ハスってて(斜に構えて)なかなか冷静に書けなかったがなかったが、一周年をきっかけに、武道館を振り返ってみた。

この1年でオードリーは二人とも結婚した。あちこちオードリーという冠番組が始まった。可愛い後輩も増えてきた。武道館を期に、オードリーがどこかしらランクが上がったように感じたのは、なんとなくではない気がする。


7人のファンだと思っていたら、まさかこんなに多くの人が、ここまで一緒に来たのは驚きです。

ひとりぼっちの時でも、体調が悪い時でも、オードリーは変わらずに笑いを届けてくれました。

オードリーには、いくら感謝しても足りないぐらい、私の人生に彩りを添えてくれました。

目に見える形に出来ないかもしれませんが、オードリーが「辞める」というまで、私は応援し続けます。天下を取った喜びを共有したいから。応援し続けた先にある風景を見てみたいから。

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