リトルトゥースと「成長マーケティング」

私はファン歴10年以上の古参ファンです。
最近オードリーの勢いが凄いですよね。。。
あちこちオードリーのチケットもすごかったらしいし、グッズの売り上げも想像以上。
Twitterで土曜夜になると#annkwがトレンド入りするし、テレビでも「ファンの総称」として取り上げられるようになった。
すげー時代だなーと口をあんぐりとしながら見ています。

元々のリトルトゥース

リトルトゥースって元々、あんなに賑やかな存在じゃなかったんですよ。

オードリーがイマジンスタジオを貸し切ってイベントやるって言って集まるんだけど、当時からTwitterはあったけど、イベント後に集まろうなんてコメントは一切ない。

ビックスモールンのライブにリトルトゥースが来てくれたのに、「オードリーのラジオを聞いて集まった人ー」というゴンちゃんの呼びかけに、一切手をあげない。

そんなやつらだけど、ライブチケットやグッズは即売り切れで、オードリーがいなくてもオードリー主催のイベントには参加する的な、行動力は元からありました。

リトルトゥースの成長

大人しかったリトルトゥースが息を潜めたとか、日向坂46のファンがどうのこうのとか考えがちだけど、私は単純にリトルトゥース(どちらかというと若林ファン)が成長したからだと思うんです。

そもそもラジオを初期から聞いている人って、若林さんのどろだんご日記やダヴィンチで連載していた頃にハスって(※斜に構えて)いた人たちで、主に当時中学生から高校生の人なんですよね。

その人たちが若林さんと共に成長すると、「やっぱりハスっているのって良くないな」っていう結論に誰しもがなると思うんです。

ふり返ってみると、ハスっていてグッズなんか全然買おうとしなかったし、オードリーの面白さを他の人に全然伝えられていない。全然若林さんに感謝の一つも伝えられていない。

そんな時に武道館開催。グッズ販売。

「買おう」「身につけよう」

オードリーの出演しているアイドル番組に出ている女の子を応援をするのって、全然恥ずかしいことじゃないんだな。

「買おう」「応援しよう」

若林さんの有料noteがでた!
オードリーが出演している番組は続いてほしい!

「買おう」「買ったことをアピールしよう」

そうなったらめっちゃ強い。
これらのファンは「いつもは課金せず、オードリーだったら課金する人たち」である。
ずっと応援してきた人たちだから競合なんていないし、ミーハー層が今後抜けたとしても、一定数の購入者を確保できる。
ある意味宗教に似ているように感じる。

実は似たようなことをしている「米津玄師」


実は似たようなことをやっている人がもう一人いる。
「米津玄師」さんだ。

米津さんは、デビュー当時は暗く、顔出しもしていなかった。
それが成長するごとに友人が増え、前よりも顔を出すようになった。

そんな米津さんは常々「変わることは美しい」と言っており、
変化することを躊躇するのをやめようと呼びかけている。

その結果、メジャーデビュー5年以上経つにも関わらず、古参ファンを掴んで離さず、新規ファンを獲得し続けることのできる、マーケットとして強いアーティストになった。

私は米津さんのことは若林さんよりは知らないけど、若林さんとやっていることがとても似ているように思うのだ。

「成長マーケティング」

私はこれを「成長マーケティング」と呼んでいる。
これは、そんなに購入しないレベルのミーハー層だった人を、「成長する」という言葉を利用して購入層に仕立て上げる、とても心理学的なやり方なように思っている。

「個の時代」と言われている現代において、自分の理想とするキャリア像が描きにくくなっており、その中で若林さんのような「単純に人が成長しながらキャリアを積み重ねて行く」話に共感が集まりやすいのかなと感じています。

別に変わったことではないかもしれないが、
検索してもこのような手法の話が出てこなかったので、
noteに書いた次第です。

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