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日向坂とはリアルアイドルマスター シンデレラガールズである。

ゲームの廃課金のはずの旦那が"おひさま"になった。

おひさまとは日向坂46のファンのことで、旦那はとくに齊藤京子推しだ。

そもそもきっかけが、廃課金していたゲームアプリが終了したのと、私と同棲したタイミングが一緒で、オードリー目的で録画していた「日向坂で会いましょう」を一緒に見ていたら、気付いたら沼にハマっていたという流れだ。

改めて日向坂を見ていると、とあるゲームを思い出した。

「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」
※以下、デレステで記載

私は3年前にデレステをかなりやっており、アニメも確認済みだが、当時「いやー、現実では難しいだろう...w」と笑っていたことを、日向坂が現実のものにしているということに気付いた。

長い下積み時代

そもそも「デレステ」とは何なのかというと、「アイドルマスター」というシリーズの「シンデレラガールズ」という育成ゲーム(2011年リリース)のメンバーを使った「スターライトステージ」というリズムゲーム(2015年リリース)なのである。

なお、リズムゲームとアニメ化は同年リリースで、個人的な印象として、それ以降に人気が爆発した印象がある。

そう、、、スターライトステージが開発される前は下積み時代と仮定すると、デレステに出てくるアイドルの娘たちは4年もの長い下積み生活を送っていたということになる。

育成ゲームからやっていた人が動くようになったときは感動モノだし、どんどんステージが豪華になっているのを見ると、前からの推しはどれだけ感動的だろうか。。。

また、日向坂は改名前に「ひらがなけやき」として3年ほど活動しており、握手会で全く集まらなかったメンバーがTVで歌っている姿は、古参ファンにとって胸を締め付けられる思いであろう。

「主人公がいない」と「誰でも推せる」

実はコンセプトも似ている。

「デレステ」は180を超えるアイドルがいて、すべてのキャラクターが育成可能。モブキャラが全くいない自分が推したい"推し"を探せるゲームである。

多少運営に推されるか否かはあるものの、ほとんどのキャラでSSランク(デレステ最上位ランク)のカードが実装されている。最近メンバーが多くなって、ガチャが当たらなくてモヤッとすることが多いけど、モットーとしていることは変わらないであろう。

また、スカウトから物語が始まり、割とピンポイントな個性を狙っていることから、「誰でもアイドルになれる」を体現したゲームであることも分かるであろう。

対して日向坂は、前身「ひらがなけやき」は長濱ねるのために作られたアンダーグループである流れから、主人公がいないグループとも言われている。

かといって、一人ひとりにストーリー性がないわけではない。例えばみーぱん(佐々木美玲)の地下アイドルからの這い上がりや、影ちゃんをはじめとしたAKB等の他グループのオーディションに落ちた話などがあり、シンデレラストーリーが結構転がっていたりする。

日向坂は笑顔で歌うことをモットーとしているように感じられ、コンセプトは乃木坂・欅坂よりもAKBに近い。いうなれば、日向坂は「自分たちが憧れていたアイドル像を再現するアイドル」と言っても過言ではないだろう。

バラエティ番組で大活躍のアイドル「集団」

デレステと現実のアイドルとで一番乖離が起こっていると思うことが、実はバラエティ番組での扱いだったりする。

デレステのアニメやゲーム内のストーリーを見ていると、バラエティ番組がアイドルを中心に成り立っているのである。デレステにも「芸人さん」の存在はいるものの、あくまで出演している番組はアイドルがメインの番組なのである。

番組のなかでは爪痕残そうと悪目立ちしている感じはなく、かといってアイドルとしての可愛さは忘れない。アイドルだけどトークでしっかり笑いを取り、出演者と組んで一致団結した結果、アイドルによって番組全体が盛り上がる

実は、これらは現実の世界で、バラエティ番組内でここまで活躍しているアイドルが(少なくとも東京で見れる番組で)いないのである。

「アイドル」という枠組みで言えば現在活躍している朝日奈央や菊地亜美がいるが、バラエティの活躍はアイドルを卒業したあとである。

今の所一番イメージで近いのが、芸能界を引退したももち(嗣永桃子)であろう。ただ、彼女は個人での出演が多く、ももちブランドが独り歩きしていた。デレステで描いていた集団としてのバラエティ出演はほとんどない。

アイドル番組をやっているグループといえばももクロだが、面白いと評されることはなかった。それに(ライブの熱狂的ファンが多いという意味で)ファンもバラエティ番組の出演をそこまで臨んでいなかった。

その中で日向坂は、バラエティで弾を込めて来るアイドルなのである。ゲストであっても番組を盛り上げようと必死になっているの見受けられるし、アイドル(女性タレント)枠として呼ばれていることを忘れない。更に自分たちの冠番組では、前に出るメンバーを支え合うことで、番組が盛り上がる。のである。

ファンもバラエティ番組中心に活躍していきたい日向坂のことを理解しているし、応援している。日向坂は実は「ありそうでなかったアイドル」なのである。

デレステで描いた夢が、日向坂によって実現するかもしれない。

ここ最近のバラエティ番組で、女性アイドルがメインで出演しているゴールデン帯の番組がないのである。

思い返してみれば、冠を持っているアイドル番組はみんな深夜だし、ゴールデン帯で番組を持っているアイドルユニットはみんな男性(ジャニーズ)なのである。

実は、AKBとモーニング娘。はゴールデン帯でバラエティ番組を持った事がある。ただ、それらの番組はどれも1年で終わっており、ゴールデン帯でバラエティ番組を持つことがグループのブーム最頂期になっている。

私は今の日向坂ならそのジンクスを打ち破ることが出来るのではないかと思っている。

日向坂の冠番組「日向坂で会いましょう」はまだ関東ローカルだし、TVerなどで配信もやっていない。ゴールデンまではとてもとても長い道のりだと思う。けれども、バラエティに特化しているアイドルだからそこ、ゴールデンの冠番組という夢の頂点を目指してほしい。

日向坂によって、バラエティ番組全体の底上げをしてほしいな。

生まれながらのバラエティ番組オタクである私だからこそ、日向坂に過大な期待をしてしまうのある。

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